■細分化された医療の盲点■

 現代医療は進歩して、細分化された研究が実を結び、多くの疾病に対処出来るまでになって来ています。ですがその一方、細分化されたが故に人間における全体としての生命の営みが見えなくなってしまった傾向が見受けられます。一症例を取り上げてみましょう。頭重感、月経痛、腰痛、不安感、不眠症、全身倦怠感、胃腸が弱い、肩こり等を主訴とする患者は何科を受診すればよいのでしょうか。内科、整形外科、産婦人科、神経内科、胃腸科と迷うところです。ですがこれらの症状は東洋医学上における一経絡の支配領域で発生している主訴なのです。そして異常を呈している経絡を正常なエネルギー「氣」に戻してやると、これらの全ての症状が瞬時に変化し改善されて行きます。投薬を必要としません。細胞の営みに比例して存在している電気的エネルギーを調整するだけで簡単に完治する経過を辿ることとなります。つまり氣の流れを整えると自然治癒力が活発になり細胞が本来の営みを取り戻すように変化し出すのです。

 上記症状が発生する経絡は左肝経に虚証反応があるときの関連症候群となっています。さらに左肝経に虚証反応がある場合、鬱病、精子減少症、緑内障等も発生しやすくなります。さらに心室中隔欠損等で生まれた子供には左肝経の虚証反応を確認することが出来ます。治療処置としては左肝経の支配領域の経穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼して、関連経絡の調整を行うことで異常な感覚は瞬時に消失してしまったりします。このような異常を発する症状(不定愁訴)は簡単に取り去ることが出来ますが、細胞臓腑の異常が明らかに認められる場合は、細胞臓腑が正しい営みを取り戻すまでエネルギーの調整をしていく必要があります。調整に関しては法則のページにある虚証の処置を参照。

        

治療ポイント

左肝経の支配領域で曲泉穴へ皮内円皮鍼を置鍼。

我々は肝経に対し曲泉穴を常用穴としています。肝経の経穴が正確に取穴出来ると全ての肝経の支配領域に影響を及ぼすことが出来るからです。

 

■西洋医学の盲点■

  西洋医学の盲点と題してこの度は意見を述べさせて頂きます。現在西洋医学は長足の進歩を遂げ、人々は医療において多大な利益を得ることが出来、その進歩を疑う者はいないと考えられます。ですがその中にあって東洋医学的立場よりこれだけは述べておきたく一筆認めています。未だ西洋医学の領域へ東洋医学を導入するのはなかなか難しい環境ですが、東洋医学が認知されなければならない内容があります。それは注射や点滴を処置したそのことによる医療ミスの発生についてです。注射や点滴の中身が如何なる成分であるかは関係ない領域の問題として発生します。 

-某大学の学部長だったが脳梗塞になり入院。奥様も予防的処置を当院より聞いて献身的に世話をされ、意識が回復して会話が出来るようになってきた。重症であったが経過が良いと病院コメント。ある日点滴の位置を変えた途端、病状が急変しICU室へ。3日後死亡。奥様は注射が原因ではと私に質問するが、経絡の気(エネルギー)の循環を医師は学んでいないので医師に責任はないよとしか説得出来ず。 

腎不全で透析を始めたばかりの患者さん(64歳)が腸閉塞で入院。2ヶ月の入院で腸閉塞はひとまず改善。だが段々と弱っていくので家族より見てほしいとの依頼。透析を行うシャントの位置が右手掌側に処置してあります。左の血管が処置しにくかったからだそうです。これが衰弱の原因となっていると解る。それは透析の患者さんにおける気の循環に一定のリズムが生じることによります。透析を始める前は右肝経上に虚証反応が認められますが、透析を始めると腎臓が萎縮するせいか、生体の営みにも変化が起きてきます。生体の営みに比例して存在する気の循環も当然変わってしまいます。 ここで身体内の営みに比例して発生している気の循環の過不足を調べる必要があります。腸閉塞を起こしやすい生体の営みと透析をしたことによる組織の営みの変化を考慮して経絡上のアンバランスを調べる必要があります。経絡診断では右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経に実証反応がありました。このような身体の環境に於いて右手掌側のシャントは気の循環を悪くするように働きます。 何故なら、右三焦経が実証でエネルギーが過剰となっている領域となっていて瀉法の処置を行うと身体に正しい営みを取り戻させるにもかかわらず、右三焦経と正反対のバランスとなっている右心包経の支配領域にシャントが確保されています。透析の度に当然身体の営みにマイナスをきたすようになる 処置がおこなわれていたことになります。そこで東洋医学の処置は実証となっている右三焦経と左心包経の片方へ円皮鍼を施し正しい気の循環に戻す必要があります。この患者さんは左肩上がりなので 最大実証である左心包経のt門穴に円皮鍼を処置しました。実証領域へ外圧や刺激が加わると肩上がりの方から肩下がりの足の方へと気が下降 して身体内に於ける気の過不足がバランスを取り戻す処置となるからです。そして心包経に処置した1ミリ程度の鍼を一日数回数分ずつ揉む指導と実証となっている右三焦経(薬指)と左心包経(中指)と右足の腎経(第五趾)と左足の膀胱経(第五趾)を揉む指導を行いました。結果は急速に元気になり一週間後の退院となったのです。

 気の循環を整えることの重要性を医師にも理解して貰い臨床に生かして貰いたいものです。

3−親しい歯科医のお母さんが、父親が入院するので一人では寂し くなり、また不便になるとの理由で両親が二人して入院。入院して母親も点滴をして貰う。すると、それと言って問題の無かった母親の方が次第に様態が悪くなりだす。処置は点滴 のみとのこと。他になし。様態が悪くなるのでさらに常時点滴をするようになり一週間後死亡。医師のコメントとして「原因が解らないとの事」。この訃報を聞き、経絡の虚証領域へ注射針が固定されていたのではと考えられ、身体における虚実の確認が出来なかった事が悔やまれました。

ここで述べた医療過失は東洋医学の経絡理論が西洋医学で認知されていないことによって発生しています。信じがたい内容かも知れませんが、現実なのです。

東洋医学では診断の一つに経絡診断があります。ですが診断の拠り所となる経絡は組織解剖学では存在を証明することが出来ていません。しかし、経絡は明らかに独立した支配領域を持った存在として機能しています。それは電気的性質を持ったエネルギーのネットワーク(経絡)として存在しているのです。体幹部ではこれらの経絡が複雑に絡み合っているので解りにくい傾向がありますが、手足の支配領域は複雑に交差することもなく解りやすくなっています。そして各手足には6本のネットワークが存在しています。この6本のネットワーク内におけるエネルギーの容量は各経絡が支配している組織の営みを反映しています。ですから疾病が発生していると6経絡内におけるエネルギーに過不足の差違が生じることとなります。過剰になっている支配領域を実証と言い、不足している支配領域を虚証と言います。

古典の医書に「実証に補法を用いてはならず、虚証に瀉法を用いてはならない。もし、正気の不足に対して瀉法を用いたり、邪気の有余に対して補法を用いたりすると、病はたいへんに重くなる」と記されています。点滴による医療過誤は正気が不足している虚証領域に注射針を刺したときに発生する現象なのです。 

痛みも経絡間の電位差の過不足を改善するだけで取り去ることが出来たりします。機能障害も経絡間の電位差のバランスを取るだけで驚くべき変化を目の当たりにするでしょう。こうした現実を医師は気付かなければなりません。また鍼を身体に複数刺して治療を行う、気の流れを理解しない中国の鍼灸ではこれらを証明することは出来ません。気の過不足を正しく受信し理解して、経絡に必要最小の処置を行うことにより理解されてくる真実なのです。明晰な医師の頭脳がこの事に気付けば検査で解らない不定愁訴を改善する技術を手中にすることが出来るのです。新しい時代では形態を研究するのではなく、形態の中に存在しているエネルギーの質が問われようとしています。エネルギーの質を理解することにより、これらのことは解決して行きます。それは気を受信すれば誰にでも解ってくる世界なのです。
細胞を最小単位としたウイルヒョウの延長線上に構築された現代医学も、さらにその奥があることに気付かなければならないと考えられるのです。

 

西洋医学での点滴の有効利用

  点滴の注射針を有効利用する方法もあります。鍼灸で気を整える事により疾病の改善を促せるのであれば当然のことです。
例えば脳梗塞を例に取ってみましょう。
右脳梗塞、左片麻痺の場合、経絡診断では、実証経絡が右三焦経、左心経、右肝経、右脾経、そして左胆経と左胃経とに出ています。この様な場合、健側の右三焦経が支配する血管に点滴を処置すると病態の経過がとても早く改善し出します。刺入ポイントは右手の薬指と腕関節との間で手の甲側にある血管を取ります。

 東洋医学の古典に「虚証領域を針にて大瀉すると病状が悪化する」と記されています。医学部の授業の履修科目に東洋医学があります。投薬としての漢方薬の対処療法的な勉強のみで東洋医学の根幹となる経絡の学習は 無視され続けているのが現状です。

 いずれ東洋医学の気(エネルギー)が循環する仮説経絡理論は認知されなければなりません。経絡の操作による有効治療例は基より、このような医療ミスに疑問が投げかけられる時、 人間の中に循環している気(エネルギー)が必要視されていかなければなりません。こうした問題に早く気付き、基礎医学や麻酔科等で研究して貰いたいものです。 また諸機関に於いて、この経絡に付いて具体的に研究をされる企画や計画が有るようでしたら研究に協力するつもりでいます。

 

 

■甲状腺機能亢進■

 

甲状腺疾患

 西洋医学的見解として、甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの分泌過剰による病気とされ、瀰漫性甲状腺腫を伴うバセドー病、結節性甲状腺腫を伴うプランマー病、甲状腺刺激ホルモン産出腫瘍に分けられます。プランマー病と甲状腺刺激ホルモン産生腫瘍は日本ではきわめてまれな病気で、バセドー病特有の眼球突出はみられません。西洋医学的治療は共に腫瘍の摘出となります。

 バセドウ病では血液の中に自分の甲状腺を攻撃する物質(自己抗体)ができ、そのために甲状腺が肥大し甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて、甲状腺機能亢進症になります。甲状腺機能亢進症は、バセドウ病が70〜80%と最多です。

 バセドウ病は甲状腺機能亢進症なので、診断は血液中の甲状腺ホルモン濃度を測定することによって容易に診断できます。フリーT3とフリーT4が高値となり、TSHは低値となります。またTSHレセプター抗体(TRAb)は陽性となります。

 内科的治療は抗甲状腺剤(メルカゾールなど)で甲状腺ホルモンの合成をおさえる方法で、薬を服用すると1〜2カ月で甲状腺機能は正常化します。抗甲状腺薬を続けて1年以上薬は飲み続けます。その後は次第に服用量を減らし、数年の後、クスリをやめても甲状腺ホルモンの分泌が保てれば成功です。
 外科治療は甲状腺ホルモンを分泌させる甲状腺腫の大部分を切除して甲状腺機能を正常化するものです。甲状腺腫が大きく、抗甲状腺剤で治療できない場合に行われます。
 放射線治療は放射能をもつヨードを服用させ、甲状腺に取り込まれた放射性ヨードが甲状腺組織を破壊し、甲状腺ホルモンの分泌を抑制します。

 東洋医学における経絡診断と治療

 東洋医学に於ける処置は生体の営みに比例して存在している気(エネルギー)の調整にて対処します。調整するための判断は十二経絡を運行しているエネルギーの過不足が基準となります。

 甲状腺機能亢進における経絡上の異常反応には一定のパターンが認められ、甲状腺の両側が腫大したり、肥大しなくとも血液中の甲状腺ホルモン濃度の測定において異常が認められたりすると以下のような経絡異常が出ています。

1−右大腸経・左心経・右脾経・左胃経 の実証反応。
2−右大腸経・左肺経・右肝経・左胃経に実証反応。
があり右肺経・左大腸経・右胃経・左脾経に虚証反応が出ていたりします。

 虚証反応が出ている場合は、先に虚証を整える処置を施します。処置は虚証経絡に皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼します。身体へ固定する鍼はこの一穴のみとしなければなりません。虚証の確認は 気の流れを読み取り(気の受信)実証経絡を割り出した後、テイ鍼を実証経絡と表裏の関係にある経絡の井穴にあてて気の流れを受信して割り出します。もう一つの方法は皮膚電気抵抗器にて経絡の井穴上の抵抗を測定して虚証が存在しているかを判断します。虚証は他経より電気抵抗が低く電流が流れやすい値として計測されます。


{右胃経に虚証が在る場合の
実証経絡は以下のとおりとなります}
@ 
上下の関係で接続している右大腸経(右示指)
A
 右胃経と表裏の関係で接続している右脾経(右第一趾)
B 
左脾経と対角の関係にある左心経(小指)
C 右胃経と左右の関係にある
左胃経(左第二趾)

 以上は左胃経が虚証の場合に影響を受け、気が滞りやすい経絡となっています。虚証の処置としては右胃経の水突穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を施した後に治療家の方は@ABCに対して鍼や灸や低出力レーザーを施して気の滞りにより発生している全身の違和感を取り除く必要があります。つまり十二経絡の気(エネルギー)のバランスを整える必要があります。全身の気のアンバランスが是正されると全身の機能が活発になり修復作用が旺盛となるからです。
右胃経に虚証の処置を行いますと瞬時に鼻詰まりが取れスーッとしてきます。さらに目がスッキリしてきたり、首筋のツッパリが取れたりします。

 我々は気代謝誘導装置に組み込んである電子波を使用し一定の方法により気の誘導を行い気の流れを円滑にして全身の気を整える処置を施しています。また自己管理としては@ABCの各指を揉んだりしても過剰な気が体外へ抜けて行き、アンバランスが是正されます。このように甲状腺異常や甲状腺に起因した続発疾患等も、組織の営みに比例して存在している気の循環を整えることにより次第に改善されて行 きます。


症例1
Y・A 女 S50年4月生まれ。
4年前より甲状腺機能亢進で治療中。右首筋から背中にかけての凝りがあり、身体全体が突っ張る感じで、集中力が無く、何をやるにもやる気が起きない。イライラしやすく手がふるえる事がある。蕁麻疹も出やすいという主訴で来院。

 右首筋の甲状腺あたりが腫れている。経絡診断では右大腸経・左心経・右脾経・左胃経に実証反応。かすかに右胃経に虚証反応が認められる。処置は右水突穴への皮内円皮鍼(皮内鍼)。 置鍼と同時に目がスッキリして鼻が通るようになる。治療より2週間して風邪を引く。37度〜37.5度の熱が出たが、治療をする以前の熱よりはるかに身体が楽だったとの報告。

 二週間に一度の治療にて右水突穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼し続けて2ヶ月後の検査で白血球が正常に近づいている結果が出る。さらに2週間後の検査で機能低下薬がきき過ぎていると医師に告げられる。 この段階で右甲状腺の腫れが引いてきている。本人に薬の事を確認をすると、この治療を初めて2週間後より全く飲んでいないとの事。病院では飲んでいる事にしているらしい。

 6回目の治療の時、全身の不定愁訴は、ほぼ改善されたと報告。ただ緊張した時の手のかすかな震えと手掌の発汗が気になると言う。経絡診断を行うと、実証経絡に変動がある。右小腸経・左心経・右脾経・左胃経が実証と変化している。そして右小腸経の表裏の関係にある右心経に虚証反応が確認された。処置は右心経の霊道穴へ皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼する。処置後の経過は目がスッキリして来たと言う。その後3週間に一度の治療にて4回目でイライラ感が消失。手掌の汗と震えも気にならなくなった。

 この甲状腺の疾病に於いて、甲状腺をその支配領域としている胃経に加えて脳の中枢である脳下垂体等に影響する心経の存在は見逃すことが出来ない領域となっています。

症例2
 M・H 女 43歳
 
動悸があり、疲れやすく甲状腺機能亢進と診断されている。甲状腺の腫れはない。
経絡診断では右大腸経・左心経・右脾経・左胃経に実証反応。右肩上がりなので最大実証経絡が左胃経となり、左胃経の梁丘穴に1,3ミリの円皮鍼を置鍼。置鍼した鍼を揉んで貰う指導と各実証経絡が支配している右人差し指、左小指、右第一趾、左第二趾を回し揉みして貰う。3ヶ月間、7回の治療でTSH、FT4、FT3、TBIIの値正常値となり完治。

 

バセドウ病
 A・H 女 44歳
 2年前より甲状腺機能亢進症となる。来院時、眼球突出度右23、左22(正常18)。眼圧右25oHG、左24mmHG。西洋医学での治療は受けているが次第に悪くなっている。ステロイド点滴を一週間続けて目の腫れが引かないときは眼底骨を取る手術を行う予定。結果は腫れ引かず。

 手術をせず東洋医学での治療を行うことになる。
 経絡診断では
@右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経の実証。左肝経に虚証反応。左肝経の中都穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を処置して実証経絡へ瀉法の処置。眼圧が少し下がり目の腫れが少し違う感じになっているらしいが良かったり悪かったり。左肝経の虚証反応が消えた後、右肝経と左胆経に瀉法の処置を行う。眼圧右19、左17となる。だが多少の変動はある。治療を初めて2ヶ月が経過する。目の肥大に変化無し。
その後風邪を引いたりして体調の変化が大きく右肺経の虚証が出たり、気管炎症状が出て右心包経に虚証反応が出たりして必要に見合った処置を施す。

 10ヶ月後には右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経の実証。のパターンが安定して、
 経絡診断では
A右大腸経・左肺経・右肝経・左胃経が実証が主体となる。ここより月に二度の治療を行う。右肺経に虚証があり数回右肺経の孔最穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を処置して実証経絡に瀉法の処置を施す。右肺経の虚証が消えた後、左肩上がりで最大実証となっている左肺経の孔最穴に円皮鍼を置鍼して揉む指導を行う。ここに来て眼圧右12、左13となる。目の出方も右23が20になり、左22が20になった。初診時に同等の処置を行ってもあまり変化が無く体調も思わしくなかったにもかかわらずである。身体にある虚証領域が消失したことによる結果のように思われる。以後は出来るだけ固定した鍼を使用せず実証経絡の指回しと実証経絡へのレーザーポインター照射を行って貰っている。

 以後1ヶ月に一回の治療を行い治療より二年後にして目の出方が19となり2年4ヶ月後には両眼圧11となり目の出方も正常の18となる。

 ここに至るには歯科医のご主人による協力が見逃せなく。毎日欠かさず指定した実証経絡である手足の指の回し揉みを続けられたことが大きく、完治に辿り着いたと考えられます。

 
 

 
 

 

■緑内障■

 緑内障は眼圧の上昇と上昇した眼圧による視野などの視機能の障害を特徴とする疾患で、房水流出障害が原因とされています。また眼圧は高くとも視野に全く異常がない高眼圧症と、緑内障のために失明したものを絶対緑内障といいます。西洋医学的治療は視機能をできるだけ保存させようとする目的で薬物療法や手術療法が行われ、治らない症例の一つと考えられています。

 緑内障に対する東洋医学的見解を述べてみることとします。東洋医学では目の組織だけに原因を求めることはしません。目も身体全体の一部でしかなく、全体の異常がどのようにして目に影響を及ぼし緑内障の疾病が生じたのかと見ます。

 西洋医学で難治とされている緑内障も東洋医学の治療で簡単に改善することが出来るのを確認しています。この緑内障における気 が循環する経絡異常には二つのパターンが認められます。

 一つは右三焦経+左心包経+右肝経+左胆経が実証のパターンで虚証が無く右肩上がりであれば最大実証経絡である三焦経の経穴へ円皮鍼を処置して毎日揉んで貰う指導を行います。

症例

 今一つは右三焦経+左肺経+右肝経+左胆経に実証反応があり、加えて左胆経と陰陽で接続している左肝経に虚証反応が認められます。治療としては左肝経の経穴の一穴に 皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼します。そして実証領域の気の流れを円滑にする処置を施します。二三ヶ月もすると眼圧が下がり次第に改善して行きます。我々の左肝経における常用穴は膝の内側にある曲泉穴 や中都穴を取りますが、施鍼と同時に首筋や肩や後頭部の緊張が取れて行きます。身体内の経絡における気の過不足を調整して気の循環を整えるだけの操作で改善し出すのです。西洋医学の研究者はこうした領域をもっと真剣に研究すべきと考えられます。顕微鏡下の医学だけに頼らず、形の中に内在するエネルギーに焦点をあててもらいたいものです。

 質問

 緑内障の事が書いてありましたが、緑内障に対する処置として左肝経の虚証と言う事ですが、穴の位置は、それぞれの人によって多少の違いがありますか?それとも先生なりの特定の箇所と言うものは御座いますでしょうか?これと同様の質問ですが、ネフローゼに関する治療でも穴の位置に多少の違いがありますでしょうか?良かったら教えて頂けませんでしょうか?以前、緑内障では悩んだ事があります。肝経に関する治療は行いましたが、今一ハッキリしませんでした。これは左右の違いなのかも知れないと近藤先生のお話を見ていてそう思いました。

 返答

 緑内障は眼圧の上昇と上昇した眼圧による視野等の視機能の障害を特徴とする疾患で、日常みられる緑内障は、ごくまれな例外を除き、房水流出障害に起因すると解釈されています。こうした見解が的を射ているかどうかは別として、西洋医学で緑内障と診断された患者さんを東洋医学における経絡循環の変化として観察してみますと、右肩上がりで右三焦経、左肺経、右肝経、左胆経に実証反応があり、気を誘導してみると右三焦経より左胆経へと気が移動し過剰なエネルギーが末梢より体外へ抜けていく体内変化が起きます。以上が確認できたら、足の右肝経と陰陽で接続している右胆経と、左胆経と陰陽で接続している左肝経上に虚証反応がないかを確認します。すると左肝経における井穴の測定において電気抵抗が低い虚証反応があることが確認出来るはずです。左肝経の支配領域の何処かに損傷していて修復しようとしている損傷電位が発生しているとして損傷電位を正常電位に変換する皮内鍼(我々は皮内円皮鍼)を使用し処置を施します。

 ネフローゼは緑内障とは反対の肝経に虚証反応を認めることが出来ます。緑内障が左肝経に虚証が認められるのに対して右肝経に虚証反応が認められます。

 取穴は肝経上の経穴を選択しますが、絡脈を考慮し肝経の支配領域のみへ影響するポイントを選びます。私は膝関節の内側にある曲泉穴や中都穴へ皮内円皮鍼を置鍼します。ツボは毛根と毛根の間にあり皮膚電気抵抗器の探索導子の金属部分でツボを探していると一ミリ程度の特に通電しやすいポイントが出てきます。
幾つか出たらその中の一点が経穴となります。幾つか出てきたらその中より全身が解放する有効ポイントを選び出します。選び出せたらそのポイントに皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼します。置鍼と同時に全身の違和感が急速な雪解けのような感覚と共に楽になって行きます。置鍼は虚証反応が消える迄となります。井穴の抵抗値測定で確認できますが、必要なくなったら身体が鍼を拒否します。つまり今まで楽だったのに身体の何処かに違和感が生じるようになれば固定する鍼の強制力を身体が必要としなくなったと考え取り外します。期間は早い方は一ヶ月目位で眼圧が低下し出します。完治するまで半年、一年かかる
場合もあります。西洋医学では完治しない疾病となっているようですが、このようなエネルギー操作にて生体の正しい営みを取り戻させ東洋医学的処置にて完治させることが出来ます。加えて上記実証領域の気を抜く操作を行うと治癒が早くなります。自己管理の指回しでも有効となります。


 経絡における虚証とは皮膚電気抵抗を井穴測定した場合、電気抵抗が低く、電気が流れやすい値として計測されます。つまり極端に抵抗が低い経絡の支配領域に損傷があり、修復しようとして活発に変化している組織細胞があることを示唆しています。また左肝経の支配領域には(卵巣、精巣、大腸、小腸、腎臓、膵尾、心臓、肺、扁桃、鼻、目、脳)の一部が存在しています。ということはこれらの組織のどれかに機能異常が発生しているために緑内障が起きていると考えることが出来ます。目だけの問題では無いと考えた方が良さそうです。

 西洋医学では緑内障は治らないと言います。また白内障に関しては治ると言います。ところが私は逆で緑内障に関しては完治させることが出来ますが、白内障 を完治させる経絡の特定が出来ていません。白内障に一番影響を与え水晶体の混濁を改善できる経絡がまだ見つかっていないからです。もしかして西洋医学が水晶体を入れ替えることをして治したと言っているのであれば論外な話ですが。水晶体を調節する機能を無くさせた状態で治したなどと言えないからです。

 
質問

 
身体が表現する一つ一つのパターンは確かに存在すると思っています。それが一つの見方でOKなら東洋医学の意味は大きく違ってくると思います。また難病と言われているものも何とかアプローチできる可能性がでてくると思います。実際、どれぐらいの効果なのかが症例としてお教え頂ければ幸いです。失明寸前でもOKなのか失明していてもOKなのか?年齢は?急性期のものでは?またどれぐらいの治癒率なのでしょうか?初期の段階のもの、中等度のもの、高度のもの等々色々とあると思いますが、その状態はどのような感じなのか、お教え頂ければ幸いです。質問攻めみたいな感じですが、それがハッキリすれば鍼灸の駆け出しの方から長年の人、眼科の医師、もちろん患者等々様々な方の福音になるのではないでしょうか?

 返答

 東洋医学も皮内鍼の発見により禁忌疾患がなくなったと考えられます。また難病とされている膠原病においても右心経の虚証(脳の中枢と関係が深い)の可能性があるのではと追試の最中です。緑内障、ネフローゼに関しては治癒率は早ければ早いほど高くなります。 ですが失明寸前の様な身体環境では組織の変成が起きている可能性があり改善は難しいと考えられます。

経絡の特定
 西洋医学で病名がつくときは身体が壊れた状態です。東洋医学は壊れる以前の壊れようとしている段階より疾病を問題とします。所謂不定愁訴が東洋医学の領域と言われる所以です。不定愁訴においては経絡内のエネルギーの過不足に於いて変動が激しく、変化して止まない身体内における気の循環を読み取り処置を行う場合、その都度、気を整える処置を変えたりします。変化する気を整えるのですから当たり前のことなのです。
 諸先生方から私の論法は決めつけが多いのではとの意見が聞かれます。ですが病名がつくのは壊れてしまって解った疾病で、病根が特定され、組織細胞の異常は自ずと経絡に反映していますので、固定した経絡循環が生まれるのは当たり前の事と解釈願いたいと思います。緑内障、ネフローゼしかり。西洋医学は壊れなければ診断が下せない医学なのですから。

 

 

■飛蚊症・網膜剥離■

 虹彩(茶目)の後ろには水晶体があり、さらにその後ろに卵の白身のような透明なゲル状物質があって眼球内部を充たしています。これを硝子体(しょうしたい)といいます。この硝子体は99%以上が水分で、わずかに線維を含んでいるのですが、加齢に伴って線維と水分が分離して中に空洞を形成します。それがさらに進行すると、眼球の内壁から硝子体が剥離して線維の塊がふわふわと浮いた状態になります。この線維の塊が飛蚊症の原因です。この際、収縮した硝子体によって網膜が牽引されると閃光が走る症状(光視症)が出現します。

 これは極論すればある程度以上の年齢の方全てに出てもおかしくない症状ですし、問題のないケースがほとんどです。光視症は自然になくなりますが、飛蚊症自体は治りません。しかし、慣れてくると普段はその存在に気がつかなくなりますので、この症状が気になるのは最初のうちだけです。 ただし、時に収縮した硝子体によって引っ張られた網膜に穴があいてしまうことがあります。この穴は網膜剥離の原因となり得ますので、穴が見つかった場合は、網膜剥離を防ぐためにレーザー治療が行なわれます。

 経絡診断

 身体が老化してくると身体の状態が目にも影響を及ぼします。十二経絡による経絡診断では膀胱経に虚証反応が出ています。右飛蚊症・網膜剥離では右膀胱経に虚証反応。左飛蚊症・網膜剥離では左膀胱経に虚証反応。

 ※右飛蚊症・網膜剥離の証は
 右第二大腸経・右小腸経・左心包経・右腎経・左第二大腸経・左膀胱経が実証となり、右腎経と表裏の関係にある右膀胱経に虚証反応が出ています。

 処置

 右飛蚊症・網膜剥離では右膀胱経の経穴(昆侖穴)に皮内円皮鍼(皮内鍼)を一個処置します。しかる後、関連実証経絡へ瀉法の処置を施します。

 ※左飛蚊症・網膜剥離の証は
 左第二大腸経・左小腸経・右心包経・左腎経・右第二大腸経・右膀胱経が実証となり、左腎経と表裏の関係にある左膀胱経に虚証反応が出ています。

 処置

 左飛蚊症・網膜剥離では左膀胱経の経穴(昆侖穴)に皮内円皮鍼(皮内鍼)を一個処置します。しかる後、関連実証経絡へ瀉法の処置を施します。

 

 ◎処置後は飛蚊症・網膜剥離共に改善する経過を辿ります。

 ◎昆侖穴の取穴はサイトにある経絡の経絡敏感人の膀胱経をクイックして下さい。

 ◎第二大腸経の井穴は示指大腸経の井穴の反対側の尺側爪甲根部を去ること一分に
  取穴します。そして、小腸経の分岐した支配領域の一部となっています。それ故 
  右小腸経が実証の時には共に右第二大腸経も共に実証となっています。
  大腸経も実証となります。

 ◎第二胃経の井穴は第3趾の爪甲根部の外側に取穴します。そして、膀胱経の分岐
  した支配領域の一部となっています。それ故、右膀胱経が実証の時には右第二胃
  経も共に実証となっています。

 

■ネフローゼ■

 西洋医学的見解として、ネフローゼは腎臓の糸球体に起こった障害のため、強い浮腫、タンパク尿、尿中脂肪球出現、低タンパク血症、高コレステロール血症を特徴とする腎疾患です。一般的治療は安静と食塩制限を基礎とする食事療法で、副腎皮質ホルモン剤が用いられます。但し、アミロイドーシス、腎静脈血栓症には無効で、糖尿病性腎症には禁忌となっています。

症例1
  ネフローゼと診断され尿蛋白が出て運動を控える指導を受けていた高校生は、足の第1指の右肝経に虚証反応あり。肝経の支配領域である曲泉穴に虚証の時に施す皮内円皮鍼を3ヶ月間置鍼する。検査データーが正常となり完治。(N・S)

症例2
 小学生の時ネフローゼと診断され西洋医学的処置にて改善。だが中学2年生の時、身体がだるく、頭がスッキリせず授業に付いていけず登校拒否と同じ状態となる。西洋医学的検査ではネフローゼの検査の値は正常。精神的な症状と判断されたようです。経絡における氣の循環を計測すると、右足の第1指肝経に虚証反応が出ている。肝経の曲泉穴にに皮内円皮鍼を施す。処置をしてから一週間位で朝起きられるようになり、次第に元気になり学校に登校。登校後も置鍼を続け4ヶ月で経絡の虚証反応が消え完治。(O・S)

症例3
 腰が重くて何となく疲れやすいので検査。クレアチニンの値が3.7。右肝経に虚証反応あり。右肝経の曲泉穴に皮内円皮鍼を施す。3ヶ月で正常数値となり透析への不安より解放される。(K・F)56歳

症例4

出産に備え入院。出産間際の一週間前、尿にタンパクが出た。身体は怠く、値が高くなったので4日早く切開出産。1ヶ月後検査、依然として尿中タンパクが高い。経絡の循環異常は右肝経の虚証として計測される。所定の穴に処置を施す。出産前より続いていた腰痛や腹部の痛みが瞬時に消失する。一ヶ月にて尿中タンパク、マイナスとなる。(N・S)25歳

 これらの腎障害と考えられる数件の臨床例では、いずれも右肝経の支配領域の一点に皮内円皮鍼を固定、全員完治する経過を辿っています。腎臓は左右に存在しているにもかかわらず、なぜ右肝経の支配領域に異常反応が出るのか今後の研究課題です。

 

 

 

■アレルギー性鼻炎■

 西洋医学的見解として、アレルギーとは本来、生体防御作用である免疫機構が、何らかの作用で生体にとって不利益に働く場合を言うのですが、アレルギー性鼻炎は気管支喘息、アレルギー結膜炎、蕁麻疹、食物アレルギーの仲間で、IgE抗体の関与する即時型のアレルギー反応で、ヒスタミン、ロイコトリエン、PAFなどの化学物質の産生が活発になって炎症を発生させていると解釈されています。

 では東洋医学の氣の循環より見た場合どうでしょう。ここでは特に限定して、朝起きると何時もくしゃみを連発して、鼻詰まりが起きるアレルギー性鼻炎について述べてみます。この疾病における氣の流れの異常は右小腸経と左心経に実証反応があり、左心経と陰陽の関係にある左小腸経に虚証反応があり、加えて左胃経にも虚証反応が出ている時の疾病です。処置としては左小腸経と左胃経が吻合している聴宮穴に皮内円皮鍼を置鍼すると瞬時に鼻詰まりが消失してしまいます。変化は劇的で鼻の奥の腫れがスーッと引き、数秒で改善してしまうのです。耳の前の一個の皮内円皮鍼で鼻の奥の腫れが消えてしまう現象は如何なる機序によると判断されるでしょうか。私は皮膚表面に接触するだけの皮内円皮鍼の鍼先を電極として捉え、聴宮穴への置鍼により、聴宮穴の支配領域における損傷電位が正常電位に変換されたからこのような現象が起きたと考えています。つまり気は電気ですから気を整えたことになるのです。また聴宮穴への皮内円皮鍼は左胃経、小腸経の虚証反応が消えたら取り外します。左小腸経の虚証反応は残っているが左胃経の虚証反応が消えている場合にも聴宮穴での変化は期待出来なくなります。
素人でも皮内円皮鍼の替わりに小さい磁石を聴宮穴のある耳朱の前に貼っておくと皮内円皮鍼(皮内鍼)ほどではないが次第に改善してしまうものです。

治療ポイント

胃経と小腸経が吻合する聴宮穴に皮内円皮鍼

 小学生に多かったりしますが1〜2回の治療で完治してしまいます。電気的エネルギーの過不足を調整するだけで組織にこのような変化が生じる事実に対し、西洋医学的見解との差違をどうちぢめればよいかと考えてしまいます。西洋医学でのこの分野の治療経過ははかばかしくないようです。

 

■肥厚性鼻炎(副鼻腔炎)(花粉症)■

 肥厚性鼻炎は鼻腔のひだ状の構造物(上鼻甲介・中鼻甲介・下鼻甲介)が腫れて起きる症状です。主として下鼻甲介が腫れて鼻づまりをおこす病気です。本来は自然調節されいますが体調の状態に応じて腫れたりします。西洋学的処置としては腫れている下鼻甲介を焼いたり切り取ったりして空気の通りを良する方法が一般的です。その他点鼻薬などがあり血管収縮剤により腫れを引かせるわけですが収縮した反動の副作用でかえって鼻閉を助長することもあります。

 肥厚性鼻炎における経絡診断は三焦経・心包経・ 腎経・胆経に実証反応が出ています。

@右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経が実証で右三焦経と表裏の関係にある右心包
 経に虚証反応。

A右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経が実証で左心包経と表裏の関係にある左三焦
 経に虚証反応。

B左三焦経・右心包経・左腎経・右胆経が実証で左三焦経と表裏の関係にある左心包
 経に虚証反応。

C左三焦経・右心包経・左腎経・右胆経が実証で右心包経と表裏の関係にある右三焦
 経に虚証反応。

D肥厚性鼻炎、副鼻腔炎、花粉症に於いては右手三焦経が実証ではなく、逆の左手三焦経が実証のこともあります。右三焦経:左三焦経が実証のパターンは7:3割位の確率でしょうか。

 鼻腔のひだ状の構造物下鼻甲介の腫れは上記経絡のアンバランスを是正すると簡単に改善する経過となります。軽症の場合は施術の途中でスーッと腫れが引いたりします。

 副鼻腔炎(蓄膿症)の場合は肥厚性鼻炎の延長線上に発症します。風邪を引いたりすると日頃よりさらに鼻づまりがひどくなり上顎洞や蝶形骨洞に鼻汁が溜まり膿となる現象です。頭蓋骨の中にある上顎洞や蝶形骨洞についての役割などは今だ解明されていませんが、これらの上顎洞や蝶形骨洞は鼻腔と繋がり空気が出入り出来るようになっています。この空気の出入りが肥厚性鼻炎の影響で塞がってしまい鼻閉症状が長く続くと骨洞内に溜まった鼻汁が膿みとなってしまうのです。治療は肥厚性鼻炎を改善すると簡単に副鼻腔炎(蓄膿症)は完治します。

 慢性的肥厚性鼻炎では無いが下鼻甲介が肥大して鼻づまりする症例。
D右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経が実証で左肝経に虚証反応がある場合。
 治療としては虚証となっている左肝経の経穴に皮内円皮鍼(皮内針)を置鍼すると数分もしない内に鼻づまりが次第に改善されたりします。逆の経絡バランス右肺経・左三焦経・右胆経・左肝経が実証で
右肝経に虚証反応の時もあります。

 

 

花粉症

 

 肥厚性鼻炎、副鼻腔炎、花粉症の根本原因は鼻腔にある下鼻甲介が腫れる事により発生しています。この下鼻甲介の腫に対して点鼻薬等がありますが続けていると、最初腫れが引いていても効かなくなり噴霧する以前より腫れがひどくなったりします。また、下鼻甲介が常に腫れていると風邪や花粉等の外的要因が引き金となり副鼻腔炎や花粉症となりやすくなります。

 副鼻腔炎は風邪等をひいたりした時に肥厚性鼻炎があると上顎洞や蝶形骨洞にウミが溜まります。上顎洞や蝶形骨洞は細い管が鼻腔に開口しているのですが肥厚性鼻炎があると細い管が鼻汁で塞り、鼻の粘液は外に出にくくなり、上顎洞や蝶形骨洞が炎症を引き起こしたものと考えられます。そして、常に鼻汁が溜まるようにります。

 花粉症を引き起こす人は花粉によって下鼻甲介が敏感になり肥厚するのかは定かではありませんが、元々、下鼻甲介が腫れやすくなった人に花粉症が発生しているようです。             
  
 つまり、肥厚性鼻炎、副鼻腔炎、花粉症は鼻腔の下鼻甲介の腫れを改善することにより治癒する疾病と言えます。

 これらの疾病に対し西洋医学での処置は肥厚性鼻炎では下鼻甲介粘膜の切除、粘膜のレーザー焼灼。副鼻腔炎では粘膜の腫れを取る、手術により上顎洞内の洗浄。花粉症では「薬物による花粉症治療法」、「減感作療法」、「レーザー手術」等が行われています。

 では、東洋医学での処置を述べることにします。疾病の発生は当然経絡に反映しています。ですから肥厚性鼻炎、副鼻腔炎、花粉症も経絡の変動で読み取り経絡診断が行えます。 二つのパターンがあります。

T−経絡診断では左右の三焦経と心包経における虚証と実証反応が顕著に下鼻甲介に影響しています。特に心包経の虚証反応を整えると鼻腔内における下鼻甲介の腫れが引いて行きます。

U−今一つは、胃経と脾経と大腸経と心経のアンバランスにより鼻腔が腫れやすい傾向が認められます。例を述べますと右大腸経・左心経・右脾経・左胃経が実証で右脾経と表裏の関係にある右胃経、左胃経と表裏の関係にある左脾経に虚証反応が認められる場合です。

Tの経絡バランスは以下となります。

@右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経が実証経絡となり右三焦経と表裏の関係にある右心包経の虚証反応。左心包経と表裏の関係にある左三焦経の虚証反応。
A右心包経・左三焦経・右胆経・左腎経が実証経絡となり左三焦経と表裏の関係にある左心包経の虚証反応。右心包経と表裏の関係にある右三焦経の虚証反応。

処置

@の場合、皮膚電気抵抗器にて井穴を測定します。測定に必要なポイントは両三焦経(図2)と両心包経(図1)です。多くは左三焦経に電気抵抗が低く電気が流れやすい値が計測されます。左三焦経の井穴に皮膚接触固定鍼を貼ります。しかる後実証領域となっている右三焦経(薬指)と左心包経(中指)へ瀉法の処置を施します。瀉法とは過剰なエネルギーを抜き取る事で鍼では豪針にて実証となっている支配領域の過剰電位を放電させます。指回しも有効です。レーザーポインターも有効です。点滴よりも効果があります。このバランスでは左三焦経に皮膚接触固定鍼を施した後対側の右三焦経に瀉法の処置を多く行います。

Aの場合、皮膚電気抵抗器にて井穴を測定します。測定で必要なポイントは両肝経(図4)と両胆経(図5)です。肺炎や気胸の場合には肝経に虚証反応が出ていますが、喘息の場合には左肝経に虚証反応が出ています。処置は左肝経に皮膚接触固定鍼を貼ります。しかる後、実証経絡への瀉法の処置を施します。Aの場合の実証経絡は右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経です。実証の処置を施していると呼吸が楽になってきます。このバランスでは左肝経に皮膚接触固定鍼をして対側の右肝経に瀉法の処置を多く行います。 

図1左手の場合この逆 図2左手の場合この逆  

心包経の井穴(中衝穴)チュウショウ

肺経の井穴(少商穴)ショウショウ

 

図3左手の場合この逆

三焦経の井穴(関衝穴)カンショウ

図4左足の場合この逆


肝経の井穴(太敦穴)タイトン

図5左足はこの逆

胆経の井穴(竅陰)キョウイン

U−の経絡バランスは以下のようになります。

@右大腸経・左心経・右脾経・左胃経が実証で右脾経と表裏の関係にある右胃経に虚証反応がある場合には右胃経の井穴に皮膚接触固定鍼(皮内針)を置鍼して各実証経絡の指を回し揉みして貰うと鼻腔の腫れが引いていきます。

A右大腸経・左心経・右脾経・左胃経が実証で左胃経と表裏の関係にある左脾経に虚証反応がある場合には左脾経の井穴に皮膚接触固定鍼(皮内針)を置鍼して各実証経絡に瀉法の処置を施します。また、各実証経絡の指を回し揉みしても鼻腔の腫れが引いていきます。

右大腸経・左心経・右脾経・左胃経が実証でなく右心経・左大腸経・右胃経・左脾経が実証で右胃経と表裏の関係にある右脾経に虚証、左脾経と表裏の関係にある左胃経に虚証反応がある場合には@Aと同じように虚証経絡には皮膚接触固定鍼(皮内針)を施します。

 

花粉症と誤解されやすいアレルギー性鼻炎。

※花粉症が発生しやすい時期に限らず、オールシーズン朝クシャミが出たりする鼻炎があります。これはアレルギー性鼻炎で花粉症の時にも継続して鼻炎症状が出ます。耳鼻科でも治りにくい病態です。

 経絡診断では小腸経と心経にアンバランスが出ています。例えば、右小腸経・左心経が実証で左心経と表裏の関係にある左小腸経に皮膚電気抵抗器の測定で電気抵抗が低い虚証反応が出ています。但し、アレルギー性鼻炎の場合には左小腸経にプラスして左胃経にも虚証反応が出ています。この経絡のバランスは内耳や鼻の奥に症状が出ている場合に現れます。治療穴は聴宮穴を取穴します。聴宮穴の支配領域は小腸経と胃経とが吻合しているので両方の経絡に虚証反応が出ています。小腸経に虚証反応が出ているが胃経に虚証反応が出ていない時には聴宮穴を取穴出来ません。

 

 

 

 

■婦人科疾患・月経痛■

一 月経痛 

 西洋医学的見解として、月経困難は月経の随伴症状(腰痛、下腹痛と膨満感、疲労感、倦怠、頭痛、めまい、食欲不振、動悸、吐き気、不眠その他)が異常に強度な場合をいいます。骨盤内に器質的病変が認められない者を機能的月経困難と呼び、子宮内膜症、子宮内膜炎、子宮腺筋症、子宮後屈、卵巣膿腫等の子宮や卵巣の異常が原因となるものを器質的月経困難と言い、このうち腰痛、下腹痛等の痛みだけを分離して月経痛と呼びます。治療としてはプロスタグラディンの合成を抑制する薬剤の使用を主とし、器質的の場合は、基礎となる疾患の治療が必要となります。 基本的には機能的、器質的にかかわらず、強い弱いの差はありますが月経痛はすべての月経困難に随伴症状として現れているのが現状といえます。この月経痛を経絡上の氣の変動より説明していくこととします。 経絡診断では大きく分けて5通りのパターンが確認されます。

  経絡診断

@ 腎経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

A 胃経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

B 肝経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

C 三焦経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

D 心経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

等が特に特徴ある症候を現します。

@ 腎経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

 腎経に虚証反応がある場合の婦人科疾患には二通りの異常パターンが認められます。その一つは、子宮内膜症、子宮内膜炎、子宮筋腫と診断された患者に多く、月経が始まると突然激しい恥骨上部の下腹部痛が始まり、寝ているのに腰痛があり、寝て腰を浮かすと痛みが強く感じられます。また異常腎経上の首筋が突っ張ったりしています。そして腎経上に虚証反応があると必ず足が冷えやすい傾向が伴いやすくなります。経絡診断では筋腫や内膜症となっている部位が左側にある場合左腎経に虚証反応が出ます。実証領域は右小腸経・左心包経・右腎経・左膀胱経となり、左膀胱経と表裏で接続している左腎経に虚証反応があります。`鍼を左腎経の井穴にあてると全身が次第に温かくなったり頭がスッキリしたり腰部が軽くなったりしてきます。`鍼を井穴にあてて楽になる場合は虚証経絡と診断します。処置は左腎経が虚証の場合、左腎経上の横骨穴に皮内円皮鍼(皮内針)を処置します。他にも問題がある場合は左腎経上における足にある経穴を取穴します。太谿穴や陰谷穴等を使用します。腎経に皮内円皮鍼(皮内針)を置鍼すると腰痛、首筋の突っ張りが瞬時に消失してしまうこととなります。経過としては筋腫や子宮内膜症は虚証反応が消えるのを待たなければなりません。皮膚電気抵抗での 虚証経絡の確認では腎経上の井穴測定部位に電気抵抗が低い電気が流れやすい反応として計測されなければなりません。治療経過としては測定値が正常値となるまで皮内円皮鍼は置鍼しておきます。子宮内膜症は意外と簡単に治癒してしまいます。子宮筋腫等も初期であれば皮内円皮鍼の処置にて完治する経過を辿ります。

 症例 子宮筋腫(直径2センチ)O・N 47歳

 婦人科にて筋腫ありと診断され来院。右腎経の井穴測定に於いて電気抵抗が低い虚証反応あり。右腎経の支配領域で横骨穴に反応あり。処置として皮内円皮鍼を置鍼。右腎経と接続している右膀胱経と右心包経他対称の左腎経、対角で 小腸経を実証の処置として豪鍼にて気のバランスを取る。寝腰の痛みは横骨穴に皮内円皮鍼を置鍼すると同時に消失。週一で3回治療。その後月経時に3回治療。皮内円皮鍼は約3ヶ月半置鍼。婦人科の検査にて子宮筋腫消失確認。

 
子宮内膜症等の疾患も左右の腎経で虚証反応が出ている横骨穴への同じ治療パターンにて約2・3ヶ月にて改善する経過を辿ります。

 二つ目は、月経時に子宮部位に痛みが無く、臍のすぐ下に痛みを伴う場合が認められます。このような症状の場合、腎臓の内分泌との関連性が考えられ、虚証反応が出ている腎経の支配領域で四満穴を取穴します。たちどころに諸違和感が全て消失する経過を辿ります。虚証反応が消失する迄四満穴に皮内円皮鍼を置鍼しておくと一二ヶ月にて内分泌異常が改善されていきます。 

このように経絡上のエネルギーのアンバランスを皮内円皮鍼や豪鍼にて調整していくと、子宮内膜症、子宮内膜炎、子宮筋腫等が完治する経過を辿ります。当然毎月起きる激しい月経もなくなってしまいます。

 

A  胃経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

 このパターンも子宮内膜症子宮筋腫と診断されるケースの一つです。この症状の特徴は月経前に激しい偏頭痛や腰痛、下腹部痛を伴います。月経が始まると比較的に症状が軽くなったりします。反応は胃経の支配領域上で外陵穴か帰来穴に出ています。数回、月経の度に治療を施すと数ヶ月で治癒してしまいます。治療ポイント子宮内膜症の場合帰来穴、月経不順の場合外陵穴となります。

 外陵穴に反応がでている場合は、臍のすぐ下が痛くなり、生理不順を伴っていることがしばしば見受けられます。外陵穴に皮内円皮鍼を置鍼すると瞬時に諸症状が消失してしまいます。治療の経過として特筆すべきは、生理不順を伴っている場合等、治療を施した月に二度月経が来ることがあります。そして2、3ヶ月後位から月経の周期が安定する経過を辿ることがあります。気(エネルギー)を整えると内分泌に影響を与えることが出来るということを示唆しています。

 帰来穴に反応がでている場合は恥骨のすぐ上の部位の腹痛を訴えます。子宮内膜症と診断されるケースの一つです。胃経の支配領域である帰来穴に皮内円皮鍼を置鍼すると瞬時に諸症状が消失します。子宮内膜症や子宮内膜炎は皮内円皮鍼の電位調整により、一切の投薬を必要とせず簡単に完治する経過を辿ります。不妊症でこの帰来穴への置鍼にて改善した例が数件あります。

 同一の経絡上の異常反応であっても疾患部位が異なることがあります。例えば左胃経の支配領域には体幹部では子宮、小腸、大腸、腎、膵臓、胃、肺、気管支、甲状腺、歯、鼻、脳等の一部をその支配領域に持っているからなのです。

 これらの一つでも異常が生じると必ず胃経上の経絡に反応し影響が及びます。それ故、胃経に虚証反応が出ると、胃経の支配領域のどの組織に異常が発生して反応が出たのかと判断して行かなければならないのです。また局所の異常混乱は同一経絡及び接続経絡、関連経絡の支配領域の組織に対し多大なマイナス影響を与えていることを頭に入れておく必要があるのです。一カ所に大きな変化が起きると気の循環に乱れが生じて虚証経絡と左右対称にある経絡には実証としての続発疾患が発生しやすくなります。

症例 月経痛、偏頭痛、腹痛、腰痛 頑固な肩こり。N・M 28歳

 頑固な肩こりで来院。月経前に偏頭痛が始まり、月経一日目に腹痛、腰痛あり。月経不順あり。経絡上の反応は右胃経に虚証反応あり、右外梁穴へ皮内円皮鍼を置鍼。置鍼と同時に偏頭痛消失。他の違和感全て消失。月経不順は3ヶ月目に一ヶ月に二度月経あり、次の月より月経不順が改善する。

 

B  肝経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

 この月経痛パターンにおける症状の特徴は排卵時より体調が崩れ月経が始まると同時に排便がよくなり、ひどければ下痢になったりします。また身体がだるく、頭全体に鈍痛が生じます。常時腰部に違和感が存在しています。

 肝経の支配領域の中に卵巣や腎臓、大腸、小腸があるから月経の影響が排便にまで出るパターンです。元々腸の働きが弱い人に多く、腸と子宮の疾患とが完治するまでには少し時間がかかります。ですが必ず完治します。腸が弱い患者は子宮の異常より腸の機能低下が先行していることが多く、反応が出ている肝経の支配領域で経中穴を取穴したりしますが、長い目でみると肝経の支配領域で中都穴に処置を施す方がよい場合があります。両方に処置を施せばよいではないかと考えられる方もいらっしゃるかもしれません 。皮内円皮鍼(皮内針)は一穴のみの処置が原則です。水面に石を投げると静かにわだちが広がっていきますが、二個石を投げると干渉しあい、効果を相殺する結果となります。ましてや皮内円皮鍼が一定の支配領域の電位に変化を与える電極の働きを担っているとしたら、二個の置鍼は絶対にいけないのです。電位がショートするので治療前の症状に逆戻りするからです。経絡が存在するから起きる現象であり、そこには法則性と再現性があるのです。

 治療ポイント

 卵巣に異常がある場合肝経の子宮穴に、下痢を伴う場合は 中都穴or子宮穴へ皮内
 円皮鍼。

 

C  三焦経の支配領域に疾病があり虚証反応がある場合。

 右三焦経の実証と左心包経実証の場合、月経前には全く症状がないのですが、月経が始まってから1〜2日は激しい下腹部痛と腰痛を伴うことがあります。治療としては 右心包経or左三焦経に虚証が在る場合は虚証の処置を優先します。右肩上がりで実証だけの時は右三焦経の支配領域である会宗穴に一_程度の円皮鍼を置鍼し固定。固定した鍼を揉むと次第に楽になっていきます。一穴を揉むだけでも全身に正しい氣の循環が起き、月経の困難な症状が改善していきますが、加え て関連経絡である左中指心包経と右足第5趾の腎経・左足の第4趾の胆経に対して斜方の処置を行い氣の流れをよくすると細胞臓腑や内分泌が正しい営みを取り戻し 円滑に機能し出します。当然疾病も早く改善する経過を辿ります。家庭では手の指を回しても有効です。日々の生活の中にあっていつも右薬指と左中指を揉んだりしていると月経痛に変化が生じ、いずれは完全に改善することになります。

 上記のように実証として細胞臓腑や内分泌異常が経絡に反映している場合はゆっくりであるが比較的簡単に治るのですが、虚証が加わると少し症状が変わってきます。例えば左三焦経の虚証が加われば月経不順を伴うことが多くなり症状もきつくなります。喘息等が発生しやすい経絡のアンバランスと同じ反応となっていますが、三焦経は胸部、胃、副腎等と関係が深いと考えられていますので、月経不順等は内分泌のアンバランスの影響が大きいと考えられます。治療は喘息の治療と同じで左三焦経の会宗穴に皮内円皮鍼を置鍼すると瞬時にその時の激しい腹痛、腰痛等の症状は改善します。月経の周期ごとに数回治療を施すと月経不順も含め完治する経過を辿るようになります。

 虚証があれば皮内円皮鍼を左三焦経の経穴に置鍼すると一瞬に諸症状が改善されるので、虚証の処置による治療効果により症状が軽いと誤解しないで頂きたいことを付け加えておきます。虚証反応が消えるまで数ヶ月見る必要があります。また身体内に虚証があると実証より重症となっているのが一般的です。こうした症状を簡単に改善出来るようになったのは皮内鍼を考案した赤羽氏のおかげで整えることが難しかった虚証領域を簡単に処置できるようになってきていることを知って頂きたいと思います。

症例 月経不順、毎月同じように月経となり1日は腹痛、腰痛のため起床出来ず来院。左三焦経に虚証反応があり、左三焦経の会宗穴へ皮内円皮鍼を置鍼。全ての症状瞬時に消失。月経時の初日に来院するように指示。二回目の来院時には月経痛が半分に減ったと言う。5ヶ月5回の治療で月経不順が改善される。

 

D  心経の支配領域に疾病があり実証反応がある場合

 この手の心経は脳の中枢と関係が深く、内分泌の脳下垂体と密接な関わりを持っている臨床データーが出ています。リュウマチや更年期障害や膠原病と関係が深い経絡となっています。実証反応が出ている月経の様態は月経の前後一日に腹痛、腰痛が伴い、それに特徴的なのは嘔吐を伴うということです。治療は右 肩上がりで右心経・左小腸経に実証があれば、最大実証となっている右心経の支配領域にある霊道穴に1_程度の円皮鍼を刺入固定し揉む指導をします。 逆に左肩上がりで右小腸経・左心経に実証反応があれば処置はその逆となり最大実証となっている左心経の支配領域にある左霊道穴に1_程度の円皮鍼をして揉んでいると次第に全ての症状が消失していきます。 加えて右心経の霊道穴に円皮鍼を施す必要がある場合、最大実証である右心経との関連経絡(左小腸経・右膀胱経・左脾経)に対して瀉法の処置を施します。これも同じく月経の周期ごとに処置を施していくと数ヶ月で月経痛が発生しなくなってきます。また 心経は極端な虚証や実証があれば左右何方の経絡にあっても不妊症の方によく見受けられる経絡のアンバランスでもあります。

 

■卵巣嚢腫・卵巣肥大■

 

 卵巣嚢腫とは卵巣にできる非腫瘍性病変と良性の腫瘍とをあわせた嚢胞性腫瘤全般を指して使われていることが多く、漿液性嚢胞腺腫、粘液性嚢胞腺腫、成熟嚢胞性奇形腫の三種類の腫瘍があり、これらはいずれも嚢胞状を呈する腫瘍となります。西洋医学的処置としては摘出が一般的のようです。

 経絡の支配領域で直接卵巣と関係が深いのは肝経で、子宮穴の直下が卵巣の位置となります。また経絡診断では卵巣嚢腫や卵巣肥大は実証の病証となっています。

 症例 A・K 36歳 左卵巣肥大
 手術を勧められていたが、手術がいやで来院。経絡診断では右肺経・左大腸経・右胃経・左肝経が実証で左大腸経と表裏で接続している左肺経に虚証反応。左肺経の孔最穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼。各実証経絡の指を回し揉みして気を整える指導を行う。3週間後手術を必要としていた左卵巣肥大が改善して正常となっていた。処置は左肺経の虚証の処置のみ。この左肺経は経絡の循環として左卵巣を支配している左肝経と上下で接続している経絡となっている。

 症例 S・H 27歳 右卵巣嚢腫
 当初異常な肩こりで来院。経絡診断では右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経で左心包経と表裏の関係にある左三焦経に虚証反応。右心包経にも若干の虚証反応。このアンバランスを整えると肩は楽になってきたが婦人科の検診で右卵巣嚢腫と診断される。以後の経絡診断では幾つかの異なるバランスが出たが、最終的には右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経の実証反応となる。全体のバランスより見て左肝経に虚証反応があり左肝経の中都穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼する。左肝経と左右対称にある右卵巣を支配している右肝経の第一趾を回し揉みする指導を行う。3ヶ月後右卵巣嚢腫が改善されていた。

 

 

■不妊症■

 不妊症は、いくつもの原因が重なりあっていることが多く、妊娠・出産には年齢的な限界があるため、適切な検査・診断・治療が必要になります。排卵障害・卵管因子・子宮内膜症が原因で着床ができなかったり、子宮内膜ホルモンのバランスが悪くてよい卵子が育たなかったり、生理不順が原因であったり、不妊症の症状も様々です。最近は男性の不妊症も増えてきています。精子の数が少ない精子減少症や、精子の運動が悪い精子無力症等があります。

 不妊の原因は女性だけの問題でなく男性に原因がある場合も結構あります。精子減少症や精子無力症等が主な原因となります。疲れやすく夕食の後すぐ寝てしまったりする男性に見受けられます。経絡診断では左右どちらかの肝経に虚証反応が出ています。虚証の処置を施すと2〜3ヶ月位で精子の数が増えて、同時に精子無力症も改善されてきます。遺伝子レベルの研究で卵子が弱い精子を殺している事が解ってきています。

 症例 K・M 32歳 女、 S・M 34 男
 経絡診断では左腎経に虚証反応あり。
子宮の中心部位が腎経の支配領域にあたり左右の腎経と膀胱経のアンバランスを改善する。気のバランスが整ったので主人の
チェックを行う。経絡診断は右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経で左肝経に虚証反応あり。左肝経の中都穴に皮内円皮鍼(皮内針)の処置を行う。治療により精子の量が増えて勢いが増す。その後3ヶ月目に妊娠する。

 症例 T・T 34歳 女
 結婚10年目。子供が出来ずにペットが子供代わり。最初は色々と検査をしたり努力もしたが子供に恵まれず。最初腰痛にて来院。気の誘導を行い経絡診断をしてみると、子宮の左側が重たい感じが伝わってくる。右心経・左大腸経・右胃経・左脾経が実証で左胃経に虚証反応あり。
左胃経の帰来穴に皮内円皮鍼(皮内針)を処置する。処置と同時に腰痛消失。2ヶ月後妊娠。

 症例 H・S 36歳 女
 結婚7年目。喘息の治療にて来院。
  経絡診断では右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経が実証で右心包経に虚証反応。虚証反応が消えて喘息も改善。発作が消失するも、かすかに気管支に違和感を感じる。虚証が消えた後も経絡診断では同一経絡に実証反応。
左肩上がりで最大実証経絡の左心包経のt門穴に針体が1,3ミリの円皮鍼を置鍼して揉む指導を行う。1ヶ月に一度の処置で3回の治療。喘息完治する。治療終了後1ヶ月にて妊娠。体調も良く安産であったとの報告。

 

 

 

■前立腺肥大■

 

 西洋医学的見解として、前立腺肥大は前立腺の良性腫瘍です。60歳以上の男性に多く、性ホルモン分泌の不均衡が原因とされ、加齢に伴います。内尿道口を圧迫し、後部尿道や会陰部の不快感、排尿困難、残尿感、尿意頻数等があります。尿失禁、突然起こる完全尿閉等を生じ、放置すれば尿路感染症、腎機能障害、尿毒症等をおこします。治療としてはホルモン剤等の薬物療法の他、尿閉には道尿を行い、重傷の場合は手術により腫瘍を摘出します。

 この前立腺肥大における気の循環異常は足の腎経に虚証反応として出ている傾向があります。治療は左右の腎経の測定が他経より電気抵抗が比較的低い場合は任脈上の中極穴に皮内円皮鍼を置鍼します。施鍼と同時に腰痛等の関連痛が消失します。その後数分位すると排尿困難が改善されてしまいます。腫瘍の肥大部分の改善は左右の腎経のうち電気抵抗が低い方から皮内円皮鍼を施します。左右両方に処置を施すと身体の営みに不具合が出ることがあり、当然気の流れも低下します。ほとんどが片方の腎経上の大赫穴への皮内円皮鍼の処置にて治癒してしまいます。完治まで約1〜3ヶ月位です。

治療ポイント

腎経の大赫穴に皮内円皮鍼

 

 現在西洋医学では内尿道口が前立腺にて圧迫されると、尿管に管を通し尿路を確保する処置がなされていますが、根本的な解決にはなっていません。ですがたった一個の皮内円皮鍼がこれらを簡単に解決してくれます。内臓体壁反射部位と解釈されている中極穴に対する処置にて。皮内円皮鍼は皮膚表面に接触するだけの鍼です。そして電極の役割を担い組織の損傷電位を正常電位に変換させているだけなのです。尿が出にくかったのに処置を施すと数分もしない内に勢いよく尿が出だします。明らかに電気(氣)の変化により組織は変化しているのです。さらに前立腺の腫瘍も腎経の大赫穴への処置により縮小して正常になっていくのです。条件が満たされれば簡単な処置ですから医師による研究を期待することとします。

 

 

■夜尿症・頻尿■

 

  西洋医学的見解として、夜尿症は一般に3歳以後に夜間尿をしばしばもらす寝小便のことをいい。原因は腎臓、膀胱、神経系その他に病気がある場合もあるが、大部分は不明。原因療法の他、心理的治療、夕食後の水分制限、排尿訓練、暗示療法の他、薬物療法等を行うが、大部分は思春期迄にはなおる経過を辿るとされています。

西洋医学的見解として、頻尿は頻繁に尿意を催し排尿する状態で、尿崩症や糖尿病にみられる多尿、腫瘍等による膀胱容量の減少、炎症や結石による膀胱刺激、その他排尿障害による1回の排尿量の減少等の諸原因によるもの、神経症や神経衰弱による神経性頻尿があるとされています。

 この夜尿症や頻尿は東洋医学に於ける経絡上の異常として大きく二つのパターンが認められます。一つは三焦経 と心包経でもう一つは腎経と膀胱経です。

三焦経に虚証反応や実証反応が出ている場合。
右三焦経と左心包経が実証で左三焦経が虚証の場合。
右心包経と左三焦経が実証で右三焦経が虚証の場合。
右若しくは左の三焦経が実証の場合。

処置としては虚証がある三焦経の支配領域に皮内円皮鍼を施鍼します。
効果は極端に尿の回数が多い場合と、逆に極端に少なく尿が出にくい症状を訴える場合がありますが、両方とも同一の処置にて症状が改善されます。どちらかの三焦経が実証の場合は実証度が高い方へ円皮鍼を置鍼して揉んで貰います。

子供の夜尿症としては頻繁に尿が多量に出ていたのが次第に 回数が減ってきて完治する経過を辿ります。改善されないと簡単に精神的内容と決めがちですが器質的要因と考えられます。

大人の頻尿も同じ処置にて改善します。

K・T男80歳
 前立腺癌のホルモン治療中、頻尿、左肩痛、皮膚のかゆみで来院。前立腺の反応が大きかったのでまず前立腺の治療を行う。経絡診断は右小腸経・左 心包経・右腎経・左膀胱経で左腎経に虚証あり。
左大赫穴に皮内円皮鍼(皮内針)を処置する。一ヶ月後、前立腺腫瘍マーカー(PSA)8.6が0.5となる。ホルモン治療との併用が改善の要因か。だが左肩痛は改善したが頻尿と皮膚かゆみは残る。さらに経絡診断を行うと右三焦経・左心包経・右腎経・左胆経に実証反応。`鍼の鍼尖を右心包経と左三焦経の井穴にあてると左三焦経に気の下降感と身体が楽になる反応あり。左三焦経に虚証に使用する皮内円皮鍼(皮内針)を置鍼。経過は立っての小便が出ず常に座ってしていたのが二日後より立っても出るようになり、頻繁にトイレに行っていたが一回の尿量が多くなり頻尿が改善した。加えて皮膚のかゆみも同時に改善された。

 

 

 腎経に虚証がある場合。 
 子供の夜尿症のもう一つのパターンは腎経の虚証反応です。左右腎経の井穴の電気抵抗が他経より低く電気が流れやすい虚証反応が出ている場合 や`鍼にて有効と確認できたら任脈上の中極穴に皮内円皮鍼を施鍼します。

 腎経、膀胱経が実証の場合。
 実証反応として夜尿症が発生していることがあります。腎経、膀胱経が共に実証反応が出ている時、手の実証経絡は小腸経と心包経とに実証反応があります。

 仮に右肩上がりで、右小腸経が実証の時は左の心包経が実証となり、右肩上がりなので気の移動は右手より左足へと移動します。 この経絡診断における足の実証経絡は右腎経と左膀胱経が実証となり左右実証経絡が陰陽となり、最大実証が左膀胱経となり、左膀胱経の経穴へ円皮鍼を置鍼して揉んで貰います。左膀胱経が全ての経絡の気を誘導出来る最大誘導ポイントとなり夜尿症に変化が見られるようになります。左肩上がりで左心包経が実証の場合は右腎経が最大誘導ポイントとなります。


■精子減少症■

 西洋医学的見解として、一回の射精量が0.5mg以下、或いは精子数4000万mg以下の場合を精子減少症といい、不妊の原因となります。精子の動きが悪い場合が多いようです。

  この症状に比例する経絡のアンバランスは足の肝経に虚証反応が出ています。精巣や卵巣は肝経の支配領域にあります。右肝経が虚していたり左肝経が虚していたりします。この肝経が虚すると肝経の支配領域に修復しょうとして変化している組織が発生していると考えられます。症状としては頭が重く、夕方は話したくない位の倦怠感があったり、すぐ疲れて寝てしまいます。また長く立っている場合、長く座っていて立つとき等にも腰痛を伴います。このパターンはウツ病の時のパターンと一緒となっています。ですがウツ病の時は肝経の支配領域にある膵臓の膵尾あたりに組織的異常の中心があったのですが精子症減少症の場合は疾病の中心が睾丸にあります。異なる組織の異常反応であるにもかかわらず、経絡上では同一経絡の支配領域内の異常として発生し、かつ経絡の代表測定点である井穴測定において肝経に電気抵抗が他経より低い値として計測されます。これらは経絡が神経、脈管、リンパと異なる独立した支配領域を持っていることを示唆しています。

 治療処置としては肝経の支配領域にある曲泉穴に虚証の時に処置をする皮内円皮鍼を施します。経過としては2〜3ヶ月で精子の量が増し、動きが活発になってきます。皮内円皮鍼を施し一定の支配領域の電位を変えるだけで細胞の営みが活発になり改善してしまう経過 が期待できます。

 ※複数の要因が重なっている場合。

 左肝経に複合して要因となっている経絡もあります。左腎経の虚証。右心経と左小腸経の虚証等が見受けられます。

@左腎経の虚証の場合、実証領域は右小腸経・右第二大腸経・左心包経・右腎経・左膀胱経・左第二胃経となっています。基本的に肝経に反応があると同側の腎経にも多かれ少なかれ同じ虚証反応が重なって出ているからです。

A右心経と左小腸経の虚証の場合、脳下垂体や腎臓や膀胱等に影響している事があります。精子減少症の原因経絡として考慮しておくべきです。

 


■痔疾患■

 切れ痔は太くて固くなった便が無理に通過したために肛門の出口付近が切れて起こる痔です。症状としては、排便時に紙につく程度の出血と痛みがあります。裂肛を繰り返すうちに、傷口の炎症が広がって潰瘍ができます。こうなると排便後の痛みが終わってからもその痛みが肛門括約筋のケイレンを呼び、再び強い痛みに襲われ、ひどい時には半日以上も続きます。長い間には肛門も狭くなり、肛門乳頭を肥大させて、肛門ポリープや肛門の出口近くにイボができるようになります。
痔核(内痔核・外痔核)は便秘等による力みや腹圧による肛門部への過度の刺激、また長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしの生活が続くことによる肛門部のうっ血によって発生する痔で、一般的に「いぼ痔」と呼ばれているものです。痔核はそのできる場所により「内痔核」と「外痔核」とに分けられています。痔瘻は肛門周囲膿瘍と痔瘻とに分かれます。この2つは別々の病気ではなく、肛門周囲膿瘍が進行して慢性期になったものを痔瘻といいます。

 経絡診断では切れ痔痔核には疾病部位により二通りのパターンがあり、痔瘻では切れ痔痔核とは異なる経絡に異常反応が出てきます。

 切れ痔・内痔核・外痔核
 肛門や直腸における疾病部位が左右部位と前後部位のどちらに在るかによって経絡診断が異なります。
 
 ※左右部位に病巣が在る場合。

@−右大腸経・左心経・右脾経・左胃経に実証。右胃経or左脾経に虚証反応。
 
 ※前後部位に病巣が在る場合。

@−右小腸経・右第二大腸経・左心経・右脾経・左膀胱経・左第二胃経に実証。右心経or左小腸経に虚証反応。肛門の前後に痒みが出やすい傾向があります。

A−右小腸経・右第二大腸経・左心包経・右腎経・左膀胱経・左第二胃経に実証。右膀胱経or左腎経に虚証反応。

症例:左五時に疣痔。経絡診断では右腎経・左膀胱経・左第二胃経に実証反応。右膀胱経と左腎経に虚証反応。最初左腎経の虚証が優位を示したので、左腎経上の気穴穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)を置鍼。次に左腎経上の虚証反応が消えて、右膀胱経の虚証を整える。処置は右膀胱経の飛揚穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)。左五時の肛門の位置は左膀胱経の支配領域となっています。つまり、「右膀胱経の虚証と左右の関係にある左膀胱経の実証反応」「左腎経の虚証と表裏の関係にある左膀胱経の実証反応」となり、切れ痔、疣痔に関しては経絡の支配領域で実証反応が有るときの病巣であることになります。

 ※限定部位が特定されない場合。

@−右大腸経・左肺経・右肝経・左胃経に実証反応。加えて右肺経に虚証反応。肛門や臀部全体に痒みを伴いやすい。

 ※痔瘻

 痔瘻の場合は切れ痔や疣痔と異なり、虚証反応の支配領域に痔瘻の病巣が認められます。

左痔瘻では、
1−右三焦経・左肺経・右肝経・左胆経に実証反応。左肝経に虚証反応。
2−右小腸経・右第二大腸経・左心包経・右腎経・左膀胱経・左第二胃経に実証反応。左腎経に虚証反応。
  
右痔瘻では、
1−左三焦経・右肺経・左肝経・右胆経に実証反応。右肝経に虚証反応。
2−左小腸経・左第二大腸経・右心包経・左腎経・右膀胱経・右第二胃経に実証反応。右腎経に虚証反応。


症例:右痔瘻。 K・F 58 女

1・2・3の順序で経絡に変化が起きる。1週間〜2週間間隔にて治療を施す。5ヶ月後に完治。

1−左三焦経・右肺経・左肝経・右胆経に実証反応。右肝経に虚証反応。虚証右肝経の中都穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)。実証経絡へ瀉法の処置。肛門部の違和感が消失。
2−左小腸経・左第二大腸経・右心包経・左腎経・右膀胱経・右第二胃経に実証反応。右腎経に虚証反応。右腎経の太谿穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)。実証経絡に瀉法の処置。身体の怠さが消える。主訴の違和感が完全に消失。
3−右心包経・左三焦経・右胆経・左腎経に実証反応。左三焦経と表裏の関係にある左心包経に虚証反応。左心包経のt門穴に皮内円皮鍼(皮内鍼)。実証経絡に瀉法の処置。体調がとても良くなる。病院にて治っていることを確認する。