精神科医の鹿子島です。

その後、例のTFTとEMDRの実践に集中しており、気の勉強にまで到っておりませ
ん。自分で眼球運動をやってみますと、頭全体から下に向かうかなり大きな気の
流れが発生します。
TFTで経絡をタッピングする時より範囲が大きく大量です。
目は経絡でも大きなポイントなのでしょうか?

夢を見る睡眠の事をREM睡眠と呼びますが、この時眼球が左右にキョロキョロ
と動いています。そしてこのREM睡眠の時に記憶の処理が行われていると考えら
れています。そこでEMDRで記憶の脱感作が起きるのはREM睡眠と同じメカニズム
ではないか、と言われています。

しかし、これではTFTでも脱感作が起きる事を説明できません。そして眼球運動
でも気の流れが起きるわけですから、むしろ脳の気の流れが脱感作を起こしてい
ると考える方が自然でしょう。多くの学者は気の存在を認めていませんから説得
は困難ですが。


最近は過去の苦痛な出来事全体を脱感作して、人をその出来事から解放するトラ
ウマ処理を中心に治療しているのですが、一つの出来事について10回程度脱感作
作業が必要です。そのため一つのトラウマの処理に2時間ほどかかります。これ
だと暇がある時にボランティアでということになり、一部の患者さんだけしか治
療できません。

そこで、気の流れをもっと大量に起こす方法はないものかと考えております。ひ
とつはタッピング等の効果を増強して処理工程を短縮する手がないかということ。

もう一つは、例えば核磁気共鳴スキャン(MRI)などという大げさな機械もある
のですから、強力な磁気などを利用して脳に大量の気の流れを起こす事で記憶の
処理が行えるのでは?というものです。

幸いTFTやEMDRでは記憶の否定的な側面しか消えません。ならば大量の気の流れ
を起こして脳全体の否定的要素をまとめて消し去ることも可能かもしれません。

こうなるとちょっとSFっぽくなって来ますが、
先生は気の流れを発生させる装置などをお考えになられた事はございませんか?
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この度の先生の内容には新しい時代の到来を感じさせる感がしています。

 まず目の回りには全ての経絡が集まるポイントとなっていますので眼球運動を
するとよく頭の気が動きます。その、他歯を均等に咬む運動をしても、首を左右、
前後、回転しても頭の気はよく動きます。基本的に頭に全ての経絡が集まってい
ますから内臓臓腑とも連絡しています。私は治療において首筋の違和感を整える
ことを治療効果の目安としています。

 記憶の処理に関してですが本人の自覚しか無いように思われますが、沸き起こ
る不安定な感情は内分泌と深い関係があると考えています。睡眠も内分泌(腺)
の範疇だと考えています。加えて現代医学では内分泌の事が部分的で全く解明さ
れていない領域のように考えられます。TFTで使用する支配領域は脳の中枢に繋
がっています。腺の司令センターである脳下垂体です。うつ病の場合には膵臓の
膵尾にある支配領域の機能を整えると精神的指導をしなくとも症状が全快してい
きます。精神的内容が先なのか臓腑の機能障害が優位になっているかは同時進行
のように考えられます。

 例を述べますと、過度の緊張により副腎よりアドレナリンが出る。血糖が上が
るので膵臓がインシュリンを出す。このリズムが日常化すると膵液のバランスま
で狂ってくる。膵液は十二指腸へ開口し胃酸と十二指腸のアルカリとに変調をき
たし十二指腸潰瘍となりやすい。ひいては膵臓の膵尾に異常をきたし不安感が身
体に沸き起こる。このサイクルが出来てしまえば精神では処理できません。当然
抗うつ剤を服用するようになるのでしょう。処置としては膵尾を整えると全て改
善するのですが。

 今回特に興味を持ったのは核磁気共鳴スキャン(MRI)です。来院患者の中で
MRIを受けた人が共通して気の流れに変化が起きていた事です。そして良い方向
に変化していることが脳裏に残っていました。
 
 私は以前から或ボックスに入り磁界を計測できるセンサーで体表全体を調べエ
ネルギー不足は補い、過剰は抜き取る装置が出来ないものかと考えていました。
現在の様な小細工での気の調整ではない方法を。気の流れと容量は組織細胞、臓
腑の営みに比例しています。気が整うと蘇生力が回復して自らの力で本来の有る
べき営みを取り戻して行きます。つまり、病気が無くなってしまうのです。こう
した装置が出来ると将来は外科しか要らなくなるでしょう。
 
 そうした意味で核磁気共鳴スキャン(MRI)を検査だけではなく治療に利用す
る使用方法は将来の医学にとって画期的発想だと考えられます。私どもが最初の
使用目的と異なる利用をしている物があります。家庭用の室内ゴミ処理機です。
プラズマイオンによる処理でその機械に手を当てていたり、携帯電話、時計、貴
金属などを上に乗せているだけで、外界の波動を受信して記憶している波動が解
除され身体にとって良い影響が伝わってきます。
 
 地球の物質で構成されている荒い波動の中で活動している精妙な気は細かい波
動に出逢うと気の流れが円滑に働いてくれるようです。核磁気共鳴スキャン
(MRI)もそれに近いもののように思われます。検査で使用するエコーも痛みを
和らげたりします。検査機器が治療に利用されるようになると医学に新しい光明
を与えてくれるように感じられます。

 

経絡の役割と組み合わせについて

経絡をどのように捕らえたらよいか、どのような組み合わせがあるのでしょうか?

 ※まず経絡におけるエネルギーの過不足を診断する場合、体幹部では診断が出来ません。なぜなら体幹部では複雑に経絡が絡まり合い機能しているからです。経絡の異常を確認するには末梢での確認が必要となります。

次に十二経絡は血液以上に組織に対し栄養の供給を行っています。そして氣の循環は臓腑や組織の変化に比例しています。それゆえ十二経絡の過不足を読みとることにより身体内の臓腑、組織の変化を読みとることが可能となります。
人間も含めて全てのものは外的エネルギーを受信しながら自己の存在を発揮しています。作用する中に生命の営みが存在しています。そして外的なエネルギーが接近しても変化します。簡単な表現をすれば、人間の磁場が動くのです。心の動きも電気信号に他なりません。食物も電気的エネルギーで表現することができます。ただこの作用が自己にとって有益かどうかが問題となります。また身体の内部で有益な氣の循環が行われているかが問題となります。ですから経絡の調整に対し「その人の方法論によりどれも正解のようです」と考えられているようですが、氣が単純に動けば良いという曖昧さではあきらかに間違っています。
経絡の過不足を正しく読みとる必要があります。過不足を読みとることなくしての経絡の操作は風呂の湯をかき回しているのと同じになります。まず全身の氣が整う時の氣の動きを知る必要があるかとおもわれます。

 

つい最近迄の整形における腰痛の原因を西洋医学界での主流が脊椎の異常としての見解がはばをきかせていましたが、現在において90%位は脊椎と関係がないと考えられる傾向が見受けられます。そのようなわけで脊椎が狭まっている程度の医学的所見であれば、脊椎との関連性は薄いと考えられます。(近藤)

できれば、この見解の根拠を提示していただきたいです。(N・H)
(メーリングリストより抜粋)

(近藤)さて腰痛に関するN・Hさんの診断所見はまことに正しい見解と考えられます。検査医学として当然ふまえるべき要点のように思われます。「また腰痛の観察として、ある一定の角度にすると、全く痛みが消え、必ず楽になる腰痛は椎間板ヘルニアの可能性が90%位あります。そうでない痛みの場合内臓臓腑との関連で発生している可能性が90%位あります。脊椎による神経圧迫等により腰痛が発生する確率は全体の10%位しかありません。」と私は述べてしまいましたが内科疾患に限局された表現になってしまっていますので「内科疾患及び外的要因」と訂正いたします。
 
 ですがこのテーマは非常に大きな内容を持っています。腰痛はどうして発生するかという命題です。
 
腰痛=背骨=脊椎神経=神経圧迫と考えるのは西洋医学の一般的理論展開のように考えられます。こうした見解に対し国立系でない医学部で、一年間の腰痛患者の原因をまとめたデーターが医学雑誌に掲載されていましたが(どこの大学であったかは記憶に残っていないのですみません)において明らかに脊椎との関連が認められるのが10%位と発表されていました。現実に即応しているので、ほうーと嬉しく思った記憶があります。早く脊椎に固執している古い学説が新しい見解のもとに構築されるようにと思った次第です。もしこうした発表が本当であれば90%はいったい原因がどこにあるのでしょうか。
 
所見を東洋医学的立場より述べさせて頂きます。とはいっても私見は独断的な傾向がありますのでご了承下さい。東洋医学を志す人にも叩き台になればと考えています。
 
氣の世界は現在曖昧なものとして解釈される範疇を出ていません。ですが在る程度の結果がでることにより、細々と伝承され続けています。残った残った東洋医学と言ったところでしょうか。
 
腰痛疾患がなぜ発生するかを論じるのに、まず不可欠要素である経絡について述べることとします。最古の中国医学書には腎の氣より生命の営みが運行しだすことが述べられていますが、こうした理論は現在あまり重要視されていません。学者が論じるテーマになるくらいかも知れません。 ですが私はとても重要なポイントと考えています。
まず、氣のエネルギーの実体を内分泌と想定しています。これらの循環は臍の下にある腎のエネルギーが衝脈と任脈を下り、性腺や副腎等と合流し、督脈を上がり脳下垂体で調整され、腹の中カン穴迄下り、それより左右十二経絡を循環し、それぞれの経絡は脊柱の横にある兪穴に絡(接続)しています。また幾つかの脊椎のポイントで左右が交差しています。これらが大きな経絡循環となります。これらの経絡は電気的に一定の支配領域を持っていて、細胞組織に異常が発生すると、その変化は細胞組織を支配している経絡に反映し、経絡間にエネルギー(氣)の過不足が発生することとなります。こうしたエネルギーの差違を虚実と言う言葉で表現します。虚は不足、実は過剰です。虚証領域には組織の損傷があり、修復しようとして活発にエネルギーを消費している傾向があります。逆に実証領域ではエネルギーが過剰となり、組織の働きも緩慢となりポリープが出来たり、脂肪肝となったりします。虚実は相対的な関係にあり、虚が発生すると必ず接続している経絡に実が発生します。つまりエネルギーのアンバランスです。一般的には身体内の電位は一定だと漠然と考えられている傾向があるようですが、実際には経絡間で相当の変動を確認することが出来ます。電気は尖ったところに集まる特質がありますので、これらの経絡の変動は手足の先端にある末梢穴である井穴の皮膚電気抵抗器にてある程度計測可能となっています。ですから井穴の測定に於いて各経絡が支配している細胞組織の異変を予測することが可能となるのです。そして痛みはこの経絡間の電位差に比例して発生しています。
以上はざっと簡単な経絡の説明ですが、経絡は手から頭へと頭から体幹部の各種臓腑を通り足へと接続し、足よりまた体幹部を通って頭へ接続し手へと、繰り返し別の経路を通って循環しています。このような経絡に細胞臓腑の変動が反映すると電位差に於いて痛みが発生したり、肩が凝ったり、しびれが発生したり、腰痛が発生したりします。つまり腰痛は組織細胞の異変により一定の支配領域を持っている経絡間に虚実が発生した一結果にしか過ぎないと考えられます。前屈、後屈時に痛みがあればこうした疾患の可能性があるとする見解はほんの一部の見解にしか過ぎません。身動き出来ない腰痛でも脊椎とは関係がないことが多いようです。西洋医学ではポリープ等は取ってしまえば何でもないような感覚で受け止められているようですが、ポリープ等が発生する人は肩が激しく凝ったり、いつ激しい腰痛がきてもおかしくない痛みをかかえているものです。こうした支配領域の経絡上に鍼をするとスーッと肩こりと同時に腰痛が簡単に消失したりします。神経と関係ない緊張が経絡間に発生しているのを解除してやれば、一定の経絡が支配している痛みや組織や腱などの機能障害が簡単に変化し治る世界が存在しているのです。むしろ経絡間の電位差の緊張が神経に影響しているという世界なのかも知れません。

また病理学的に病名がつく以前にも、疾病になろうとしている組織の営み異常が経絡に反映します。こうした不定愁訴が発生したりしている中で、極端な実証反応が発生したりすると簡単に腰痛が経絡間の緊張として発生したりします。

 
また十二経絡の一つ、例えば右胃経の支配領域に疾患が在る場合、右胃経の胃兪穴と左胃経の胃兪穴とにエネルギーの過不足が生じ、長引くと、どちらかにエネルギーが循環しなくなり、疾病か悪化したりします。こうしたエネルギー循環の過不足は兪穴部位の片方の筋群を肥大させたり、腱の緊張を発生させたりし、二次的に脊椎の歪みや神経の圧迫を発生させることになって行くのです。
 
細胞組織の営みと経絡を循環するエネルギーは等しい関係にあります。
 
私どもでは末期癌等の痛み等も経絡を割り出し、モルヒネがきかない状態でも単に経絡間の電位を整えるだけで鎮痛させることが出来ることをつきとめています。健在なる東洋医学。そして必ずや新しい時代に医師が必要とする時が来ることを確信しています。

家のお婆さま(92歳)ですが、心房細動の治療を行っています。 (内服薬)心臓の他に利尿剤、ワーファリンを服用しています。 狭心症?(心因性かははっきり解りませんが息苦しいと言います) 発作時はセルシンを頓服でいただいています。それで症状は緩和します。 あと不眠時ということでレンドルミン半錠いただいていますが それを飲んでも眠れないと。2時、3時までどうすればいいのかと いうことが時々あります。薬を変えていただこうかなとは思うんですが 、つぼでなんとかならないかな?と思いますが、ご教示いただけたらうれしいのですが。(M・I)


 (近藤)経絡理論より述べさせて頂きます。この方法は一個のツボという手探りのどうでもよい方法と少し本質を異にします。一般的にはツボに当たった等と一喜一憂する方法が東洋医学において述べられていて、東洋医学の本質を曖昧にし、その本質がいい加減な当たるも八卦感覚で伝承され腹立たしい限りです。そしてその必要性と利用価値を遅いものにしています。新しい時代には細胞組織の営みに比例して存在している経絡中における氣の循環の重要性が理解される必要があります。またそれだけの価値がそこに存在しているのです。病気になろうとしている細胞の営みが経絡に反映しているからなのです。検査テーターに引っかからなければ健康だとする西洋医学的見解以前の病なのです。そのエネルギーを誘導する方法に付いて述べさせて頂きます。
 身体の中には星が降るほどのツボがあります。これらのツボは一定の支配領域を持った各経絡に属しています。例えば胃経には胃経が支配しているツボがあります。そして胃経を変化させたいなら胃経の一ポイントに変化を与えるだけで胃経の支配領域全てに影響が及びます。ですからこの度は経絡を変化させる家庭での一方法を通して述べさせて頂きます。
まず心臓疾患に於ける経絡変動は心房細動が発生している場合は左手小指の心経にエネルギーの低下が発生しています。この経が実証となると栄養血管に影響が出る可能性があり、心筋虚血や狭心症が発生しやすくなります。次に心臓の心筋そのものに障害が発生する場合は左手中指の心包経に異常が発生しています。次に常に息苦しく不整脈等が発生する場合は左手の肺経に経絡の異常が発生しています。
これらの各経絡と接続している経絡の支配領域に疾病があると上記症状は常に不安定な状態にさらされます。
 さて92歳のお婆さまの件ですが心房細動がおありとか、左手小指の内側の心経に異常が出ているはずです。家庭で出来る方法としては、手の指を揉み回しすることで氣を調整することが可能です。左手小指を高齢ですから優しく回し揉みしてください。また一経に異常が発生すると相対的関係で関連する他の経絡をも調整する必要があります。他の経絡は右手の小指、右足の第一指、左足の第二指にある経絡となります。補足的に両足の第五指の経絡を回し揉みしてください。
ヒント、各指先には独立した経絡のエネルギーが循環しています。これらの指を一本ずつ数十秒位ずつ回し揉みしていきます。その指の中で頭がスッキリし、身体が広がって行くような開放感を感じて、身体の違和感が消えていく気持ちよいと感じる指を特定してみてください。身体に負荷がかかっていたのが解放していく感覚なのです。氣の誘導とも言います。そして両手足に一ヶ所ずつ気持ちよい指が見つかるはずです。その指が治療をしてほしがっている経絡となっているのです。

 

ある病名、あるいは症状から先生は、これは〜経の虚であると断定されます。こう言うことは、あるパターンで決まっているのでしょうか。場合によって、いくつかの経絡における虚実の組み合わせになることもあるようですが、どういう方法、観点から決定できるのでしょうか。(Y・S)


(近藤)「経絡の異常の判断は西洋医学である程度病名が確定していると異常経絡がとても解りやすく、治療の焦点が明瞭に割り出すことが出来ます。例えば鼻炎には幾つかの経絡異常のパターンがありますが、この鼻炎で朝起きると必ずくしゃみが出るアレルギー性鼻炎の場合、耳鼻科ではなかなか治癒しません。小学生に多いのですが。この症状がある場合、経絡の末梢にある井穴の電気抵抗を計測してみると、左小腸経と左胃経の経絡上に電気抵抗が低い電気が流れやすい虚証反応が必ず出ています。経絡診断より治療ポイントを述べますと耳の前にある経穴で左聴宮穴なのですが、そのポイントに皮内円皮鍼(皮内鍼)を施鍼すると一瞬の内に鼻の奥がスーッとしてきて鼻炎が無くなってしまいます。まさに瞬時の変化なのです。この聴宮穴なるポイントは小腸経と胃経とが吻合する領域となっていますので両経に虚証反応が出ていないとこのような効果は得ることが出来ません。逆に反応が出ていると耳鼻科で治せないこのアレルギー性鼻炎が2〜3回の処置にて完治してしまいます。」
「これらの現象は皮内鍼の鍼先が電極として働き、聴宮穴が支配している身体の深部を正常電位に変換したことによる結果と考えています。つまり体表に出ている経穴は身体内部に独自の支配している領域を持っているわけです。このようなポイントが複数あり、足より体幹部を通って頭を通り手へと接続しており、また別の経路を通って頭より体幹部を通って足へと循環しているラインを経絡と言います。経絡を完全肯定して見ていかなければけして見えず解らない世界かもしれません。」
「私の治療は身体内における最大の虚証若しくは最大の実証を確定することに重きを置きます。これらが発見出来るとその一経に必要な処置を施すだけで全経に影響が及び身体が治癒する動きを起こし出すからです。」
「もう一つ臨床例を述べてみましょう。大腸ガンの手術を行ったがすでに肝臓に転移しており、肝臓には書けないほどの小さいガンがあり、大きいのも3個あると言われ、3ヶ月と言い渡された患者がいます。2〜3回治療をし、エネルギー(気)の流れを読みとって行くと右胆経に最大の虚証反応があることが解り、教科書には無いのですが、胆経の支配領域で第10肋骨上際のポイントを割り出し皮内円皮鍼の処置をして全身が軽くなり、週一回、肝臓の動脈に抗ガン剤の点滴。抗ガン剤を受けても身体がしんどくなく、皮内円皮鍼の処置を行って3ヶ月後の検査にて、無数にあった肝臓の小さいガンは消え、大きかったガンも小さくなっている症例があります。またこのポイントは急性の白血病がある程度よくなったのに今度は肝臓の値が急に悪くなった患者にも同じ右胆経の虚証が認められ、同一の処置を施し、独自の自己管理を指導していたのですが、2ヶ月後に肝臓の値が正常範囲になったと先日京都より治療に来て報告してくれました。そしてこのような経絡上のアンバランスが発生している場合、コレステロール値が高い脂肪肝傾向になっている患者に見受けられるようです。」

「このような結果を導く為には経絡が神経や脈管やリンパとは異なる支配領域を持っているということを理解する必要があります。そしてその走行を理解し、その走行上の直下の臓腑と関連があることを理解する必要があります。」

「現在メーリングリストでは歯痛、歯槽膿漏が取り上げられていますが、奥歯の一部は手の三焦経がその支配領域となっています。下の歯の3、4番は胃経が支配し、心経と関係しています。大腸経が支配している歯も上歯にあります。これらの経絡上のエネルギー(気)の循環を整えると歯槽膿漏や歯痛は無くなってしまいます。かぶせた歯が痛くなった場合で虫歯でない場合は、関連する経絡の臓腑の異常を考えなければなりません。それらの気の循環を整えると歯の痛みは改善する経過を辿ります。また顎関節症等も経絡のエネルギーバランスを調整すると簡単に治癒してしまいます。顎の関節における筋群の緊張が経絡間のエネルギーのバランスを調整するだけで解除してしまう世界が存在しているのです。」

 

いくつかの経絡に関与する場合でも一カ所の皮内針だけで治療できるのでしょうか?教えていただければ幸いです。(関原)


(近藤)「私の治療所では独自で開発した気代謝誘導装置なるものを使用し全身の気を誘導するのですが、誘導する際に疾病のある部位を気が移動する際、私の身体に疾病の状態に比例した気の通過障害が受信されて来ます。その部位が何経の支配領域になっているかを誘導中に割り出して行きます。最後に確認をするためにポイントチェッカーで経絡にどのような電気的反応出ているかを計測し処置を決定します。その際最大の虚証か実証かが重要となります。処置と言っても身体の体表に固定する鍼等は、身体に複数置鍼すると効果が相殺されてしまいます。特に皮内鍼は身体に一個が原則です。水面に石を一個投げると一点からわだちが広がって行きますが、二個投げるとわだちは干渉しあい混乱が生じます。気の流れも同じことで、一個以上置き鍼をすると気の流れは滞りを生じます。豪鍼等は身体に固定しませんから必要な経絡に対し複数の手技を行って差し支えが無くむしろ的を得ていると有効に作用します。

 皮内鍼を考案した赤羽氏は複数身体に使用して発表しましたが、研究の草分けで未完成なのです。これらを教えている先生方も同じレベルで、さらに研究し、よりよい法則を解明出来ていません。気の流れが読みとれればこのような盲目的追試に終始することは無いのですが、異論を唱える人は見受けられません。こりらの身体に対する複数の置鍼は気を操作する上でマイナスとなっていることを知る必要があります。発見者より見て後進の私達は、すばらしいこの皮内鍼の発見を科学的に解明しさらに役立ててこそ、赤羽氏への恩返しになると考えています。そしてこの皮内鍼による作用には電位が関係していることが私どもには解って来ている以上、身体には電位変化を考慮し一個が原則と言わざるをえないのです。最初は私も複数を置鍼を行っていたのですが、臨床経験により一個の方がはるかに治効が高いことが解ったからにほかなりません。電気の世界ですからいずれ解明されるでしょう、このことは12年位前から折りにふれ発表していますがなかなかです。身体の気の動きを感じ取ることが出来たらすぐに結論が出る内容なのですが!」

「心房中隔欠損、左肺炎、不整脈、鬱病、S字結腸疾患、精子減少症、偏頭痛、不眠症、緑内障、腰痛症」があります。これらは左肝経が虚証の時に発生する疾病なのです。上記診断が下されたら高い確率で肝経における経絡の支配領域に異常がでていると考えられます。

どうしてこう断定できるのでしょうか?

(近藤)「経絡が事実存在しているからそこには法則性と再現性があります。多くの臨床データーから割り出した再現性のあるデーターだから言えるのです。鬱病の場合左肝経の支配領域で期門穴に反応が出ています。直下の臓器は膵尾に当たります。この肝経の支配領域にある膵尾の疾患を整えると鬱病は完治します。精子減少症は精巣が肝経の支配領域に当たり肝経の偏った虚証を調整すると数ヶ月で精子の量が必ず増えて来ます。不妊に悩む男性に異常があった症例です。かなり多くの患者に一貫していた疾病の経絡異常で同一の処置にて改善しています。西洋医学の医師が共鳴して追試してくれることを望んでいます。そして西洋医学で生かしてほしいと望んでいます。」

「また細胞組織の営みと経絡のエネルギー気)の循環は等しい関係にあります。医師にもっと着眼してもらいたい領域であり研究のヒントなのですが!このような領域に有能な頭脳が着眼してもらうと西洋医学が皆目だめな不定愁訴に対しても対処出来る時代がくるのですが。」

 
医師として着眼したいのですが、理解できないのです。

(近藤)「これらの理論が医師に取り入れられるきっかけとなるのは医療ミスに気付く時だと予測しています。どのような医療ミスかと言えば、点滴を行う針を刺す時に起こる病状の急変です。現在は単に注射しやすい血管が出るポイントに針を刺すのですが、全ての医師が針を刺しただけなのに病状が急変悪化した経験をお持ちのはずです。これらは経絡の支配領域で極端にエネルギーが不足しているポイントの血管に針を刺したことに起因します。入院したときは比較的元気だったのに次第に弱って死んだ話を聞きます。私が担当した某大学の農学部の教授だった先生は脳梗塞で倒れ意識が無かった状態だったのですが、病院に伺い処置を施し、意識を取り戻す状態になり、奥様にケアーの指導をしたりして快復しつつあったのですが、ある時点滴の位置を変えるといって針をした瞬間苦しみ出したそうです。すぐにICU室に運ばれ、3日後になくなりました。奥様と会うたびに奥様が注射をする位置が悪かったのではないかと?聞かされたものです。私が言えるのは「医師には責任が無いですよ、経絡理論が解っていないから」しか言えなかったのを覚えていますが、くやしかった思いでです。このようなことは日常茶飯事に発生していると考えられます。私のところで働いていた医師はそのことを熟知していたので、必ずどのポイントの血管に注射をしていいか私に確認していました。単に敏感な体質等とかたづけられない現実があるのです。医師が経絡の存在を重要視することを切に望むところです。」

「新しい時代は気を感じ取ることが重用視されていきます。正しい生体の営みの変化を受信することでいずれこのような問題にも判定が下される時がくるはずです。現代の子供達はそうした資質を持ち合わせて生まれてきています。テレビ等の直感メディアに教育されている子供達にこれらの問題を託したいと考えています。21世紀を生かすのは自己の小宇宙より感じ取ることが出来る、自然の法則に合致した理論しかないのですから。こうした分野も微細領域の自然科学として次第に国の科学技術庁も着目しつつあります。」


 
皮内針と円皮針で、補瀉が違うのですか?(Y・S)


「経絡操作において虚実の確定は重要な診断基準であり、治療方針を決定する要となります。経絡の虚証領域はその経絡が支配している領域に修復しょうとするエネルギーの不足が存在しています。電気抵抗で言うと、電気抵抗が低い値として計測されます。このような支配領域は電位的に混乱が生じていますので、皮内鍼にて混乱している損傷電位を正常電位に変換する必要があります。こうした場合皮内鍼の鍼尖は電極として一定の支配領域を持つ経絡に対し作用し、損傷電位を正常電位に瞬時に変換してしまうわけです。ですから皮内鍼は鍼尖が皮内に達する必要はありません。表皮と真皮の間で止まっていれば効果絶大です。ですがこの皮内鍼は電気抵抗が低い電気が流れやすい経絡にしか有効でありません。電気抵抗が高い電気が流れにくい経絡の
支配領域に処置をすると、すぐに電位的に緊張が発生し生体に対しマイナスとなり緊張状態が発生します。これが皮内鍼の生体にたいする作用機序となっています。ですから皮内鍼は虚証領域にしか使用できず、補法の治療手技となります。実証領域に皮内鍼を置鍼するとすぐに逆効果となり、緊張が生じます。」



一穴だけ有効ポイントを選びます。左肩が上がっている場合は左霊道穴を先に取穴したりします。これらは身体の歪みによって気の流れが異なることによります。
どうして、肩が挙がった方を先に取穴するのですか?(Y・S)


(近藤)「上記虚証領域と異なり実証領域は電気抵抗の値が高く電気が流れにくい反応として計測されます。これらの経絡が支配している領域はエネルギー過剰というか、エネルギーが帯電している支配領域となっています。このような支配領域に豪鍼を行うとエネルギーは全て頭より手足の先端に下降していきます。特に足の方へ下降していき最終的に頭がスッキリし、バランスが取れるような動きを起こします。古典にて気が至ったら治療を終わると言わしめる内容です。ですがこのような気の移動が実証領域を刺激することにより発生するのですが、身体の歪みによって足の方へと下降する仕方が異なっています。右肩上がりの場合は右手に円皮鍼を置鍼すると右手より右足へは約3割、右手より左足へと約7割位の比率でエネルギーが移動していきます。この
ような右肩上がりに左手の有効ポイントに円皮鍼を置鍼した場合、なぜか脊椎の部位で詰まり足の方へエネルギーが移動しなくなります。また右肩上がりの場合に左足の有効ポイントに円皮鍼を置鍼すると最後の気が至る迄エネルギーを誘導することが出来ますが、右足の有効ポイントに円皮鍼を置鍼しても、気が至る迄エネルギーを誘導することが出来ません。また円皮鍼は実証領域に有効となります。置鍼して揉んだりしないと虚証としての効果が若干期待出来ますが、皮内鍼の比ではありません。」


1,経絡の虚症・実証などあまり考慮せずに井穴を瀉血する方法ですが、この治療法の効果について。


「虚実や経絡を考慮しない治療は基本的に成り立ちません。偶然にささえられたいいかげんな手技が東洋医学の本質の解明を遅いものとしています。井穴を瀉血する方法で治療効果をあげる場合には実証領域が有効となります。虚証領域を瀉血すると、瀉血したすぐは刺激ポイントにエネルギーが集中しますので、虚証領域の損傷電位が一方方向へ誘導される関係で一時的に緊張緩和しますが暫く経つと元に戻ります。また虚証領域を大瀉しすぎると症状が悪化します。虚実を考慮しない瀉血はかって西洋で血液を抜き取ることで健康を保とうとした内容と大差なくなります。東洋医学の治療はそのようないいかげんな内容ではありません。治療に於いては常に経絡の走行や支配領域を考えながら氣(エネルギー)の調整を行う必要があります。」

 

2,「うつ病では、左肝経の支配領域で膵尾辺りに虚証反応が出ている」ことが多いということですが、これはどうやって確認できるのでしょうか? 左肝経の井穴の皮膚電気抵抗で?


「一つには氣を誘導していると膵尾あたりが氣の流れを阻害しているような違和感が身体に伝わって来ます。また氣を誘導すると、実証領域の氣は下降する法則があります。頭から足の方へ氣が移動しだすのです。この下降する経絡を各手足の経絡より一経だけ割り出して行きます。そうするとうつ病患者の場合ほとんど右三焦経、左肺経、右肝経、左胆経に実証反応が出てきます。これらの経絡と上下、表裏で接続している経絡に虚証経絡が発生している可能性があります。そして左胆経と表裏の関係にある左肝経に虚証反応を確認することが出来ます。こうした内容には法則性と再現性があります。仮説経絡が存在しているからです。この虚証経絡があるかどうかの最終判断は井穴を経絡の代表測定点とし、皮膚電気抵抗器で氣(エネルギー)を計測します。虚証領域の経絡は電気抵抗が低い電気が流れやすい反応として計測されます。ことわっておきますが皮膚電気抵抗器で測定している対象は自律神経ではありません。経絡を循環しているエネルギーです。」

 

3,このような患者では左肝経の調整をするということですが、実証と虚証のときでは、処置がどのように異なるのでしょうか?


「赤羽氏が偶然発見されて皮内鍼は虚証領域にしか有効ではありません。この虚証領域に対しては古来の伝統的な手技の調整では難かしい領域だったのですが、皮内鍼が解決してくれました。赤羽氏に感謝感謝です。ここでは左肝経の絡脈を考慮し肝経のみに影響する経穴を一穴取穴します。私は曲泉穴を取ります。直接左期門穴への処置はさらに有効です。置鍼効果の変化は置鍼と同時に全身にあった違和感が消失していきます。抗うつ剤を投与されている患者さんは頭が重たくボーットしていて、頭だけの氣が動きにくいので左肝経と表裏、上下、左右、対角に接続している経絡を瀉し氣を下げる必要があります。次第に不安感や緊張が解除していきます。但し皮内鍼は一穴のみの処置でなければなりません。赤羽氏のように身体に複数置鍼すれば効果が落ちます。うつ病の患者さんの左肝経の支配領域への豪鍼や瀉血その他左肝経の氣の混乱を招くような処置は控えなければなりません。症状が悪化します。身体内で組織が損傷してエネルギーを必要とし活発に変化しているのが反映している経絡を虚証経絡と言います。このような経絡に対してはエネルギーの循環を混乱させる処置は絶対に
施さないように氣を付けなければなりません。基本的に虚証領域が発生すると、二次的に接続関連経脈にエネルギーが帯電するようになります。虚証と相対的な関係で実証となった経絡です。これらの実証経絡に対し瀉法の処置を行い虚実のアンバランスを是正すると身体の緊張が解除し細胞も正常な営みを取り戻して自ら改善するようになっていきます。」

 

人間の体内は、温度だけを基準にすれば「気」の環境としては好条件であることが証明されています。ここで疑問が発生しますのは、季節に関係なく人間の体温は一定でありしかも、新経絡治療での治療中でありながら体になぜ変化が現れるのか・・?なのです。
そこで仮説ですが
(あくまでも温度だけを視野にいれた短絡的な発想です)
1、大気中に邪気があり、その邪気は低温であるほど威力があり体内に入りやすい。
2、体内に入った邪気は「気」に変わりはないわけですから、体温の好条件で益々威力を増し体力を低下させる。



 基本的に地球上の人間の身体では体温より少し高めの方が気が循環しやすくなります。白神さんは身体内において「季節に関係なく人間の体温は一定である」と考えておられるようですが、それは違っています。なぜなら身体内に実証の疾病が発生すると、疾病と関連する経絡に電気抵抗が高い電気が流れにくい支配領域が発生します。こうした支配領域での気の流れは悪く、円滑に循環している経絡の支配領域に比べると僅かに体温の低下がみられます。

 そして寒い時期になると外邪としての寒の影響は身体に対し大きく影響してきます。木々が葉っぱを落としエネルギーの循環を閉ざしエネルギーを蓄え春を待つように、自然を克服しているように見える人間もまた自然の環境の範囲に支配されています。

 そして身体にある疾病の実証領域はさらに気の循環が低下してしまうこととなります。外的要因によって冷えが助長された場合、治療としてその支配領域に豪鍼等の鍼を行ってもあまり気が動いてくれません。こういう場合にお灸が有効となります。中国で寒いところで灸が発達し、暖かい地方で鍼が発達したのはこのような理由によります。

 つまり組織の営みに比例して気の循環が発生しているわけです。そして各経絡間において疾病に応じて微妙に体温差が存在しています。昔産後の経過を重んじ、出産時に出産後左右の体温が揃ったら起きて良いとして指導したのは経験から来る生活の知恵なのです。


  近藤さんの説明は六部定位脈診に依拠されていると読んでしまいましたが(違っていたらすいません)、病因病機についてはどう
分析されているのでしょうか?

  私が提唱する新経絡治療は経絡完全肯定の立場をとります。気の動きを観察するとき十二経絡循環の通りに気が変化していることが確認されるからです。そして各経絡はそれぞれに独立した支配領域を持っています。その支配領域にある内臓臓腑や組織細胞の営みに比例して気の循環が発生しています。

  例えばリュウマチでは右心経に虚証反応が出ています。脳下垂体等と関係が深いデーターが出ています。緑内障、精子減少症、うつ病等は左肝経に虚証反応が出ています。ネフローゼや透析寸前の方には右肝経の虚証が出ています。癌になり腫瘍マーカーが高くなると右胆経か左肝経かに虚証反応が出ています。喘息の 場合左三焦経に虚証反応があったり、左心包経の実証が喘息の主体となっていることがあります。この様に経絡の虚証で疾病を説明しましたが、かなり高い確率でこれらは再現性があります。

 こうしたデーターは各経絡の異常を正しく整えた時、疾病を改善出来た統計です。西洋医学はこのような経絡の変動より改善可能な身体の営みを新たな視点で学ぶヒントととして検挙に学ぶ必要があります。また東洋医学も解明されなければならない真実が潜んでいるのです。ですから病因を問われるとき右大腸経、右肝経等の支配領域が実して機能低下していることを想定しなければならなくなります。肝臓との関係はとても深 いと考えられます。特に脂肪細胞を分解してエネルギーに変える肝臓が自ら霜降りになったのではコレステロールの値が高くなるはずです。ましてや血圧に関係しないわけがないと考えられます。本態性高血圧などを研究するヒントとなる経絡上の変化となっているのです。基礎医学の研究に期待したいと思いま す。

 「近藤さんの説明は六部定位脈診に依拠されていると読んでしまいましたが (違っていたらすいません)」と理解されたようですが、陰陽五行理論では十二経絡循環を説明できません。哲学的色彩の強いこの理論はすでに中国でも参考程度に理解されていますし過去の頭で考え出された理論となっていますので、一部正しい気の循環と一致しても全体では間違った理論となっていています。六部定位脈診などの小細工ではなく我々は各井穴へ電気を通電して経絡の変動を観察して虚実を簡単に割り出しています。手に出ている経絡であろうと足に出ている経絡であろうと、気を誘導して行くと実証経絡の気は頭から足へと下降する変化を現します。これは法則です。そして変化した気の動きは術者に伝わってくるのです。こうした現象は簡単に把握することが出来て治療方針を正しく導き出すことが出来たりします。これくらいで失礼します。段々啓蒙したくなり力が入りすぎるきらいがありますので。真面目に六部定位脈診を研究されている先生方にお叱りをうけるかも知れませんが時代が変わろうとしています。20世紀の理論の継ぎ接ぎでは21世紀に役立ちません。新しい発想の中に統一されていくと考えられます。

 


  虚証の処置後は、必ず、電気抵抗値は平均化しなければ、間違いなのでしょうか? (高松)         


 虚証の電気抵抗値は簡単に変化しません。組織の環境に比例します。
基本的に虚証となっている経絡の支配領域はエネルギー循環が活発で損傷組織等が修復しようとしていたり、内分泌が亢進状態となっています。ですから損傷組織が修復されたり、内分泌の機序が安定しないと、虚証領域の井穴における電気抵抗値は「虚証の処置」をして気の循環を正しい流れに修正したからと言って平均化することはありません。組織の異常は経絡と不二で、かつ反映しています。つまり疾病の法則が優位をしめているからです。


 
近藤先生の平成5年出筆未発表論文の「十二経絡の支配領域」の中に、以下の文があります。
 『例えば新経絡治療(バランス鍼法)では、左右の肝経脈の電気抵抗が低い値を示す腰痛が発生した場合、まず両側の肝経脈上にそれぞれ一本の皮内鍼を施鍼する。さらに任脈上の正中線上のポイントに皮内円皮鍼を施鍼する。
 しかる後肝経と陰陽の関係にある両側胆経脈上に瀉法の円皮鍼を施鍼する。施鍼するたび事に鎮痛効果を確認していくと顕著なる変化を認めることが出来る。そして最後に肝経と陰陽・上下で接続している経脈上を瀉法の豪鍼とパルス通電を施せば良い。


 パルス通電は現在使用しなくなりました。パルスも実証領域に有効となりますが、気を操作するには刺激過剰となります。麻酔や鈍らせて一時的に痛みを除去することは出来ますが、生体の営みを大切にするときは、こうした操作はベストではありません。気の循環を重要視するようになって解ってきた領域です。

 上記と同じように「しかる後肝経と陰陽の関係にある両側胆経脈上に瀉法の円皮鍼を施鍼する。」も相殺作用が働きますから胆経上への置鍼は身体を鈍らせるように作用します。一時的に痛みなどがある場合鎮痛しますが、暫くたつと気の循環に於いて滞りが発生しますので、生体の営みとしてはマイナスとなります。これも気の循環を重要視するようになって解ってきた領域です。

 
左右の肝経脈の電気抵抗が低い値を示す腰痛の病態は長く立っていたり、長く椅子等に座っていて立つ折り等に鈍痛が生じる。慢性化していると常に腰部のだるさを訴える。動けない位に悪化するのは朝洗面台で顔を洗う姿勢の時である。前屈時がきつく、後屈時は比較的楽である。
肝兪穴や肝経脈上の病巣部に皮内円皮鍼を施鍼する方が著効であるが、
無難な治療穴は両側の中都穴に皮内鍼の鍼尖を上に向けて施鍼すると瞬時に腰痛が鎮痛してしまう。さらに任脈の中極穴か関元穴か気海穴の反応が出ている一ポイントに皮内円皮鍼を施すとさらに著効となる。』
 

 以前は蠡溝穴が絡穴なので、それより体幹部に位置する中都穴を取穴していましたが、現在はほとんど曲線穴を使用しています。任脈を取穴するのは肝経に影響があるときは任脈にも同一の環境があるので有効となります。肝経と任脈の同時置鍼は相殺作用がありません。
逆に胆経と膀胱経の場合督脈に同等の影響がありますから両側胆経プラス督脈の置鍼も有効です。例えば胆経支配の両側腰眼穴へ円皮鍼プラス督脈上への円皮鍼と言う具合に使用しても腰痛などでは著効となります。

 但し腎経と任脈同時置鍼は相殺します。膀胱経と督脈も相殺します。なぜなら膀胱経は督脈と吻合する領域が大きく、腎経も任脈と吻合する領域が大きいので同時置鍼は少なからず相殺します。

 肝兪穴への置鍼はすぐに変化してしまいますので、肝経脈上よりの操作がベストと考えられます。



まとめると、
 両側の肝経に電気抵抗が低い値を示す腰痛の処置

 【処置T】
   肝兪穴・肝経脈上の病巣部に皮内円皮鍼
 【処置U】
   ・両側の中都穴に皮内鍼を上に向けて施鍼
   ・下腹部任脉上の1ポイントに皮内円皮鍼
   ・両側胆経脈上に円皮鍼
   ・関連実証経絡に毫鍼・パルス

となると思いますが、9年後の現時点で、パルスを使用しないという点以外で修正・加筆する部分があれば、ご教授下さい。
 

 両側の中都穴に皮内鍼を上に向けて施鍼に加えて両側胆経脈上に円皮鍼は相殺します。両側肝経に虚証が確認できると、両側中都穴(曲泉穴)に皮内円皮鍼(皮内鍼)が有効ですが、どちらかの肝経の虚証が消えたら肝経一経のみの皮内円皮鍼(皮内鍼)処置にてバランスを取る必要が出て、次第に改善して行きます。パルスも上記理由により現在は使用しません。



 こうした文章を読むと過去の治療がよみがえってきますね。自己を否定して、さらに正しい操作に到達したいと思います。宜しくね!

 

ちょっと前に岡田先生が述べられていましたが圧痛点や本人が訴える愁訴(痛み)は経絡間の電位差が是正されるとなくなるとホームページ上で言われていますが、どうしてもその境地にいたりません。臓器が破損している場合なら大変な状態なので修復にも時間がかかるでしょうが、それ以前に現れている信号としての痛みは、本人が自覚していなくとも身体には出現していると思います。その時の「痛み」の多くは筋組織の収縮や緊張によるものだと前から思っていますし、実際に経絡操作をやればその結果収縮は弛緩方向に向かうので当然「痛み」は消失し、そこに経絡の存在を認めざるをえない現象があると思っています。ですから経絡のアンバランスが是正されれば全ての筋収縮による痛みは開放されると考えそこから真の治癒に結びつく身体の方向があると頭の中でずっと考えていました。(K・K)

(近藤){恋塚先生のおっしゃられる通りです。}


いわゆる健康と呼ばれている人でも完全に「痛み」が無い人は皆無だと思いますし、触ると必ず身体のどこかに収縮による「痛み」がありますので重い軽いの差はあれども経絡のアンバランスはだれにでもありアンバランスの中のバランスと言うような不可思議なものを感じます。体質によって経絡の異常がもろに「痛み」にでる人と具合は良くないが「痛み」が表層にでない人など様々なタイプがありそうですが臨床が少ないので良く分かりませんが、なんとなく鋭い「痛み」は陽経の異常、深い鈍痛は陰経の異常に起因しているような気がします。

(近藤){陰経は臓を支配しています。物言わぬ組織ですから、鈍い痛みとして自覚出来た時はかなりアンバランスとなっていると考えなければなりません。また陰経は極端に変化しません。陽経は直接外界と接している腑を支配していますので変化に富み陰陽の緊張は最初に陽経の痛みとして感じることが多いと考えられます。鋭い痛み等は実証領域に、鈍い痛みは虚証領域に出やすいと考えています。}

全ての「痛み」を取る事は治療家の最初の目標だと思いますし、患者さんの願いがそこにあると感じます。経絡を鈍らせる方法ならともかく、新経絡治療法においてはスムーズな気の流れにするやり方において気の受信がうまくいったと思われて手足の経絡が法則上間違いない場合この「痛み」は100%消失するのでしょうか。それともそこに本人がある程度納得しても「痛み」がある場合は次の経絡のバランスを取る様身体が信号をおくっているのでしょうか。


(近藤){痛みや全ての違和感は疾病の警告となりますし、診断の目安となります。そして手足の経絡のバランスが取れると100%痛みは消失します。ですが気が移動しても組織の変化には時間がかかります。日を変えて繰り返し誘導する必要があります。気は簡単に移動させることが出来ますが、組織の変化はゆっくりしたリズムとなります。また疾病があると組織の働きに比例した気の循環が起きやすくなっていますので、気の流れもアンバランスになろうとする流れが生じています。こうしたことを考え自宅での指の指導を私の場合指導しています。日々繰り返し気を誘導する必要があります。}


私は根が神経質でB型の典型なので「この指だ!」と思い各指を回して印堂穴にもやもやが無くなっていき、しばらくして自分でも「ん〜降りよる、降りよる」そして首を回してもらい「大分らくになった」と言われ何気に肩井付近を押すと「あいたた〜!」慌ててもう一度指を確認して本人に聞いてもそれで良いとの返事。この時点で考え込むタイプなのです。しばらく考えましたが思い付くのは@完全に指違いA他の陽経が絡む特殊例B今はこれで良いがすでに次のバランスを欲している。など考えましたが結論に至っていません。いずれそのうち「な〜んだ」と思えるように技量を上げたいものです。なんだかまと
まった文章になっていませんが今回は残留する「痛み」についてでした。



(近藤){まとまっています。恋塚さんはAB型に近いB型かも!さて身体の気の循環は複雑に関連しあっていますので経絡のアンバランスは複数あります。ですが指導時点で最高に解放するポイントを取ってやれば良いと思います。こういう会話が生まれます。「かなりこじれていますね!少しずつ整えて行きましょう。この度は大分気が移動しやすくなりましたね!でも肩胛骨や肋骨の右に常に滞りがあります。この部位の組織が弱っているみたいですね。気が正しく循環し出すとそれに比例して組織の営みも変わってきますので頑張って下さい。また自己管理を怠らないように。と言う具合になります。」}
 

 

恋塚先生は以下の様に質問されました。
@近藤先生へ 身体の歪みについてですが、治療後の目安として肩の状態は左右対称になっていなければその治療は不可なのでしょうか?また知識はあまりないのですが骨盤の開きとか上がり下がりがその歪みの大元になっているような話を聞きます。理論的に経絡を正常に導けばそのような歪みも矯正されると思いますが臨床を通じてどのようにお考えでしょうか?


(近藤){脊椎の捻れ歪みは成長過程の癖や遺伝、疾病の有無等に比例し、体癖として固定化します。特に癖や遺伝等による身体の歪みは、歪んでいながら問題なく成長したら歪んだ現状で全体としてバランスが取れていることがあります。歪んで成長しても脊椎(兪穴)より左右へのエネルギーの供給が円滑であれば健康であり問題が無いと言えます。もしこの歪んで正常な環境に対し、脊椎を外見的に正常な位置に整えると、かえって色々なヶ所に滞りを生じさせ左右へのエネルギーの供給にアンバランスが生じると疾病が発生する場合があります。ですから治療を行って左右のバランスが取れることが治癒の目安となることはありません。また身体内に疾病が生じ、筋群の部分的緊張の発生は偏った筋群の緊張と弛緩のバランスにより、骨盤のずれや歪み、方の上がり下がりが生じたりしますが、こちらの方は経絡のエネルギー循環を整えると自然とバランスが取れていきます。軽症であればすぐに変化してしまいますが、重症であればゆっくりと変化します。骨盤がずれて歪んでいるから病気になるのでは無く、疾病の結果が骨盤の変化として出ていると考えなければなりません。脊椎の矯正等は左右を交差している経絡の循環を改善する為に必要となります。脊椎が圧迫され、周りの組織が緊張すると左右の兪穴より供給されるエネルギーが円滑でなく障害となっているときには整復もエネルギーを正しく供給する為には重要な手技となります。これらは背骨を正すことが重要なのでは無く、エネルギーを正しく循環させることがその目的となります。}



A固定した病気であれば結構決まった経絡の異常パターンがあると理解できますが、未病の段階では経絡の変動は結構あると思います。しかし身体の歪みはそのような変動が少なく長期に渡って同じ状態が続いているようですが・・。
臨床が少なすぎてまだ良く分かっていません。前に銅とアルミをそれぞれ手足のポイントに一個ずつおいて骨盤を調整する方法やったことがありますが、左右の足の開きが同角度になったことを覚えています。しかしそれが人体の調整になっているかどうかその時は分かりませんでした。銅やアルミは伝導体ですから当然人体に影響は与えるでしょうが・・そのことより新経絡治療においてからだの歪みは重要視されているので気になります。注意深く観察するとその人の筋緊張部分は結構固定してあるようですし、訴える愁訴ポイントも同様にいつも大体同じ場所のような気がします。しかし経絡的にみたら同様のパターンでない場合も多々あるようですがこの辺は未だに不思議です。

(近藤){新経絡治療では気の移動、エネルギーの帯電しやすいバランス等を判断する基準として歪みを重要視しています。歪んでいてもエネルギー循環が正常であればベストです。また主訴としての筋緊張部分にはそれを解除する経絡が必ず存在しています。その経絡を特定することが再現性のある臨床例を手中に収めることになるのです。}

 

 


 新経絡治療では「帯電」は一つのキーワードになっていますが、この体感できる放電現象はいよいよ身体の帯電が飽和状態になっているからつぼ等は関係なくアースしているものと考えられますが、経絡内の気の運行がスムースに行われている場合、冬場の乾燥期においても放電現象はなくなるのでしょうか?また体質的に帯電しやすい身体も改善されるでしょうか。(恋塚)



 
(近藤)帯電の形態には体積状帯電と表面(界面)帯電とがあります。普通多く使用されている帯電と言う言葉は個体表面での現象が多いわけですが、問題とされるのは身体内でおきる帯電現象です。人間の体表の表部角質層は絶縁されており、かつ身体内の経絡間がさらに絶縁されていると考えられ、身体内には緩和時間が長い体積状帯電が発生しやすい環境が存在していることとなり、生体の営みとの関連により複雑な帯電環境となっていると想定されます。こうした身体内における電位の過不足の発生は組織間に緊張を生じさせ各種違和感を発生させていると考えられます。

 一般的に衣服帯電等の表面帯電等は皮膚・毛根等の接触、摩擦帯電が多いと考えられますが、これらは人体のエネルギーと深い関係を持っていると考えられます。一般的には人間を考えるとき身体の体表より外部は自己と区別されるものと考えられるのですが、人間のエネルギーを考えるとき身体が放散しているエネルギーの場(オーラー)をも含めて躍動する一つの人間と考える必要が出てきます。つまり磁界の塊が生命活動を営んでいるわけです。

 ですから気圧の変化により空気中の+・−イオン化量に変動が起きると身体内の一部に帯電があったりすると外界と体内の関係の電位的緊張が生じることとなり違和感を訴えることとなります。慢性化した患者さんや、事故後の患者さんがよい例です。自称「天候が身体の感覚で解る」という現象です。

 人間を少し異なった位置より見つめてみると面白いかも知れません。例えば人間と言うエネルギーの塊が体内と体外とのバランスを取るために、ツボと言う媒体を通し外界へエネルギーを放電したり、時には閉じたり、外界とのエネルギー情報を送受信したりして生命活動を行っていると言う捉え方です。

 ですから静電気の発生を考えるとき、衣服の素材等が大きく関係したり、乾燥しやすい生活空間の環境等も静電気の発生に大きく左右しているわけです。そして身体内にエネルギー過剰が持続する時は、必要ないエネルギーが放電排出されやすい環境にあると言えます。過剰電位はこのようにツボより放電されたりするのですが、放電されたにもかかわらず、体表の衣服やオーラーの範囲に再帯電したりします。これが長く続くと身体内に影響し、気の流れを固定し細胞臓腑の営みをも低下させる原因となる可能性が出てきます。

 基本的には身体内のエネルギーバランスが整い潤滑に気が運行していると体表の静電気が発生しにくいと考えられます。

  ですが生活環境に発生した各種電磁波、環境ホルモンやその他の公害による荒いエネルギー波動は人間のオーラーに大きく影響して身体内に悪い影響を与えている現実があります。こうした人間が作り出したものに人間が被害を受けている現実を考えるとき、人間は今一度自然の求めている本質に目を向けなければならず。また修正して行かなければならない責任を負っていると考えられるのです。

 

 

肺経ですが、中府から始まった気の流れが、少商で終わっていますが・・ そして、次ぎの大腸経へと、バトンタッチされるとのことですが、少商まで流れた気が、一度、身体の外部に出て、再び、少陽から入ってくるのでしょうか?(小野)

  陰経は比較的に身体内を走行している関係上、教科書では中府から始まっているようですが、肺経は腹腔の太陽神経叢のある任脈の中カン穴より始まり中府穴へ至り絡穴である列缺穴より母指の井穴へ解放する流れと、人差し指へ枝分かれし、大腸経の井穴へ抜けるエネルギーと大腸経の本経へと注ぎ込む流れに別れます。また半身を一巡して肝経より肺経の中府穴へと帰ってきます。


 
それと、新経絡治療の場合、実証の処置では、うまく治療が行われた場合、気が下降するとのことですが、経絡によっては、たとえば、先の大腸経ですと、ある本の説明によると、少陽から、顔面に向かって、気が上昇するような経路を辿っているのですが、この場合でも・・・

 「大腸経ですと、少陽から、顔面に向かって、気が上昇するような経路を辿っているのですが」と言う意味がつかめませんが、少陽三焦経は胸部、上腹部、下腹部の組織を支配していますが上下の関係で少陽胆経と接続しています。陽明大腸経も陽明胃経と上下で接続しています。太陽小腸経と太陽膀胱経とは上下で接続しています。但し厥陰肝経と厥陰心包経と、少陰心経と少陰腎経、太陰肺経と太陰脾経とは上下で接続していません。陰経は少陰心経と太陰脾経、厥陰心包経と少陰腎経、太陰肺経と厥陰肝経とが上下で接続しています。ですから経絡に冠している太陰、少陰、厥陰、太陽、少陽、陽明と言う分別は気の循環に於いて脈絡がなく混乱しますので無視して、十二経絡循環を参考に考えた方が実際と適合します。

余談になりましたが、このように全ての経絡は上下で接続しています。ですから仮に右大腸経が実証でエネルギー過剰になっているようでしたら右大腸経に瀉法を加えると左胃経(交差して上下で接続しています)と右大腸経と上下の関係にある右胃経が接続している右脾経に気の動きが生じ過剰エネルギーが最初に下降しだします。(右大腸経、右脾経、左胃経が同時に下降し出します)

      ↑

もし仮に、大腸経が、実証であった場合、気の誘導がうまく行われると、気の流れは、顔面から、少陽に向かって、下降するのですか?

 

 「癌は右肝経に実証反応がある場合に発生しています。また免疫力の低下が進み悪性リンパ腫、悪性腫瘍、白血病等のガン細胞が身体に定着して腫瘍マーカーの値が高くなると、右肝経の実証反応に加えて右肝経と表裏で接続している右胆経若しくは右肝経と左右対称にある左肝経に虚証反応が出現しだします。 」
ここまでは、文章上は、何の問題もなく、読み進みましたが・・
「つまり癌細胞が身体の組織の何処かに定着すると、経絡反応は右手三焦経、左手肺経、右足肝経、左足胆経に実証反応があり、加えて右足胆経若しくは左足肝経に虚証反応を確認することが出来ます。 」
つまり、・・と、文章が始まっていますが、つまり、という言葉をお使いになっていることから「経絡反応は右手三焦経、左手肺経、右足肝経、左足胆経に実証反応があり・・」の内容ですが、これは、数学の公式のように、そうなるものという規則性があるように、解釈しました。実際は、そうなのですか?(小野)


 ほぼ間違いなくこのよな経絡 現象が反映しています。ですがこのような反応が認められたからと言って癌と言うことではありません。癌になりやすい経絡バランスと言えるかも知れません。

 
右足肝経、左足胆経は、私にも理解できるのですが、右手三焦経、左手肺経、については、必ず、そうなるものなのですか?

 右肝経、左胆経に実証となっている場合、手の経絡には右手三焦経、左手肺経が必ず出ます。誤魔化しがきかない世界があります。 経絡は存在しています。経絡はいい加減な存在ではないのです。このことが西洋医学で認知されだすと、急速に 西洋医学における病気と診断される以前の、病気になろうとしている不定愁訴を含めた疾病が解り幅の広い疾病に対する対応が出来るのですが。


それと、もう1点、右肝経の実証反応に加えて右肝経と表裏で接続している右胆経若しくは右肝経と左右対称にある左肝経に虚証反応が出現しだします。右実証の左右対象の、左の経絡には、必ず、虚証反応が起こるものなのですか?これも、法則性ですか?

  右肝経が実証の時は右胆経に虚証反応がある可能性があります。また右肝経と左右対称の左肝経にも虚証の可能性があります。虚証経絡は実証経絡と接続している経絡や、左右対称にある経絡に存在しています。法則性です。

 補足ですが、癌の手術を行った患者さんの経絡反応は順調に経過していれば、右肝経・左胆経に実証反応が出ています。加えて左肝経に虚証反応が出ています。この左肝経の虚証を消しておく必要があります。そして左肝経の虚証反応が消えたら次に右腎経・左膀胱経に実証反応が出現して、左腎経に虚証反応が確認されます。この左腎経の虚証反応を整えると、高い確率で再発がなくなります。




新患さんや不安感を持つ患者さんに気の誘導を行なう場合いかにして治療の流れや、治療効果を説明できるかが大切であるように思います。
「身体に痛みがあったり、内臓の調子が悪い場合、痛みの部分や悪い臓器には電気が帯電しています。それをうまく流してあげて痛みを取り、全身の循環をよくする治療法です」と今は説明しているのですが、まだまだ言葉足らずのようです。もっとうまく説明の仕方を図式にして患者さんに見せ、治療に入っていきたいと考えているのですが、みなさんはどう説明しているのでしょうか?(中松)


 

 患者さんの気根に応じて色々な会話が出来ます。

 {気の調整は貴方自身の中にある自然治癒力を完全に引き出す治療法です}

{東洋医学には気が動けば血が動くと言う考え方があります。正しい気の循環を取り戻すと細胞組織は本来の営みを取り戻します}

{身体内には病気や組織の働きが低下すると部分的に電気が溜まりやすくなります。この溜まり過ぎた電気が痛みの原因となります。その過剰電気を体外へ排除すると痛みが取れます}

{気を誘導すると簡単に痛みが取れたりしますが、痛みが取れたからと言って組織がすぐに改善したことにはなりません。簡単な自己管理をして病気を自ら克服して下さい}

{気の誘導行うと簡単に楽になったり痛みが取れたりしますが、痛みが取れただけでは治ったとことにはなりません。病気になりやすい環境は残っています。病気になりやすい身体の環境に対し気を誘導し予防していくことが一番大切なのです}

{東洋医学て言う気とはエネルギーのことを言い、それらは電気です。その電気は病気等と比例して体の中にあります。今からそのエネルギーを整えます。すると整えるのに比例して身体が蘇ります}

{静かに身体の変化を観察して下さい。痛いところが出ては消えします。これは気が移動するからです。そして過剰な気が体外へ出ると身体が落ち着いていき疾病が治るバランスとなっていきます}

{気の誘導を行って痛みを取ります}

{今から気を誘導して身体の調整をするとともに何処が悪いかを調べます}

{今から気の誘導を行います。何処のポイントに誘導棒をあてている時が気持ちよいか、解れば教えて下さい}

{気を誘導すると痛みが下に移動して行きます静かに観察して下さい。有効ポイントが治療ポイントとなります}

{気と組織は等しい関係にあります。ですから組織病んでいても簡単に取り替えることが出来ません。そこで組織の営みと等しい気を動かし整えることで組織の営みを取り戻させる操作が東洋医学の治療の本質です}

{気は誰にでも簡単に誘導出来たりします。当然自己管理の方法もここでお教えします}

{痛いのは腰ですが手に処置を行って腰が楽になったでしょ。身体は全てが繋がっています。肩も腰も足も全て繋がっていますので同時に変化して行きます}

{体調が良くなると気の動きを感じ取れるようになり、上等な身体になります}

{痛みを取る方法には鈍らせて誤魔化す方法と、身体にあるエネルギーを正しく循環させて取る方法とがあります。ここの治療院では後者を取ります}


⇒こんなふうで如何ですか。他に的を射ている会話があれば教えて下さい。

焼針、面白そうですね。(渡邊)

簡単な刺激ですが、バランス針法でしっかりと診断し、実症経絡を見つけることが出来たらインスタント的な治療にはなりそうです。
(峰村)



峰村先生も、入江正先生と同様に、五寸釘みたいな鉄の棒をアルコールランプで 熱して、とがった先端を経筋上へ「チョンチョン」と当てて治療されるのですか?

以前は、そのようにしていましたが入江FT塾の塾生の方が、半田ごてを改良し熱源をコンセントに差込んで、発熱するものを作られてからはそれを使っています。ちなみに、先日の勉強会へ持っていったものは試作品の時のもので、使ってみてくれといって頂いたものです。

鍼と同じ様な効果が出ますか?

#個人的には、出てくれればいいのですがおそらく無理だと思っています。あくまでも、円皮針等をした後の経絡のバランスを微調整するには適していると思っています。

ただ、敏感な人や症状の軽い人にはそこそこ効果が出ることは事実ですが癌やぎっくり腰などにも即効で効果が出るとは言い難いと思いますが・・・
 
普通の場合、刺激されるのは、最大実症経絡上の1つの> ツボだけですか?

バランス針法で診断すると、通常パターンに当てはめると両手足に1経づつ、計4経実症経絡が出ていることになりますよね。

刺激は、その4経絡へそれぞれ刺激を加えるのですが私は、それぞれの原穴か絡穴あたりを狙っています。

そして、どうしても足らない場合は、最後に最大実症経絡から
一穴を選び、刺激を追加しています。

 

 

腰椎に起因する坐骨神経痛なんですが、痛みは鍼灸治療によって緩解するのですが、しびれ感がどうしても消失しない患者がいます。
このしびれは他の患者でも僕にとって難問です。
どのように考えるといいのでしょうか? 渡辺



 痺れを坐骨神経とは異なる症例で説明致したいと思います。
54歳 男 右母指の痺れ。
酒を毎日欠かすことが出来ずにコレステロール値が高く脂肪肝傾向。
死んでも酒は止めないと言うことで治療。単純に考えると右肺経の実証で右肝経に虚証でもあるのではと考えやすい症例の一つですが、実は右大腸経と左肺経の実証。加えて左大腸経に虚証反応あり。
処置は左大腸経の上曲池穴へ皮内円皮鍼(皮内鍼)。
さらに実証経絡である右大腸経・左肺経・右脾経・左胃経へ瀉法。
3ヶ月目にしてコレステロールの値が下がりだしγGTPの値も正常値へ近づく。それと同時に右母指の痺れが消え出す。ですから右母指が痺れていても一切処置は施さず。つまり実証経絡と接続している経絡に痺れが出ている事になります。

58歳 女 左母指のバネ指。
バネ指は女性に多く卵巣や子宮と関係が深い疾患の一つとなっています。この治療では左母指の肺経と上下で接続している左肝経に問題があり、左肝経の実証となっています。
処置は左肝経上の経穴ですが、左子宮穴が正確に取穴出来たら急速に変化します。例えば子宮穴へ円皮鍼をして揉んでみると、左母指の腱鞘炎となっているポイントが熱をもって腫れだしたことがあります。
これは子宮穴にヒットしたので急速にバネ指が変化しだしたのです。
但し左母指には一切何の処置をも加えません。処置を加えるとバネ指が悪化したりします。この症例も左母指の肺経には一切処置を施さず、接続している左肝経の実証を改善することで治癒へ導くことが出来ます。

以上のように麻痺やバネ指は極端な実証経絡と接続している経絡上に出現する疾病と言えるかも知れません。

 

予備知識が全く無い状態での初診はどのようになさっているのでしょうか。
 
→癌であれ、他の疾患であれ、まずその身体が楽になりたがっている経絡バランスを割り出します。
つまり、消去法です。気が至るをもって治療を終わる訳です。
最初からいたずらに癌はこのバランスだと決めつけません。
フラットな状態で経絡診断を行い複数の混乱に対してアンバランス度の高い混乱より消去していきます。
そうすると、癌疾患に出やすい経絡バランスが出てきます。
混乱している気の循環に対して最初から整えよう等とは考えません。
今一番楽になりたがっているポイントより整えていくのです。
 
新経絡治療では従来の経絡治療の様に臓腑と経脈との関係が固定的ではありません。近藤先生の臨床の中から、特定の疾患に特有の経絡の反応パターンが帰納されているので、実際の治療では大変参考になるのですが、その経絡パターンから臓腑の異常を判断することは逆に困難になります。右肝経の実が癌の場合多いといっても、それが肝臓癌とは限らないとなるとその次はどのようなアプローチになるのかお話くださいませんでしょうか。
 
 
→一経絡は色々な臓腑にまといながら循環し一定の支配領域を持っています。
当然、右肝経は肝臓の営みを最大限に支配していますが、右胃経も右脾経も右腎経も肝臓に関係しています。
ただ、右胃経も右脾経も右腎経も肝臓の支配領域が異なるのです。
つまり、単一的に右肝経は肝臓とするのはレベルが低すぎます。
巷にあふれるこのツボは何々に効果がある等と書いている筆者のレベルを疑います。
右肝経を例に上げると、臟では右の腎臓・肝臓・右肺・それに右脳をその支配領域としています。
ネフローゼに於ては右腎経と右肝経に虚証反応が出やすくなっています。
右肺炎や右気胸では右肝経に虚証反応が出ています。
脂肪肝では右肝経に実証反応が出ています。
癌と右肝経との関係では脂肪肝やコレステロールが高くなっている生体の環境となり、他の器官の営みをも阻害し、悪循環が積もり積もって未熟細胞を生み出す事になっていると考えられます。
ただ、免疫系統がしっかりしていると未熟細胞が身体に定着する事が少ないと考えられますので、癌に対しては免疫系統のどの領域が低下すると定着するものなのかが現在の私のテーマとなっています。ちなみに、私もお酒が好きで、癌になった人に現れている経絡現象がしっかり出ています。酒が飲めるように処置はしております。
 

 

遠隔診断ではどのように潜在意識でもって問えばいいでしょうか?なにかを想像しながら問うのでしょうか?

近藤先生がどのようにして遠隔診断ができるようになったか聞きたいです。

遠隔受信のカラクリは潜在意識が媒体となります。

潜在意識は他の生命体と直線に繋がっていています。
よって、自己の潜在意識で受信したい潜在意識に問いかけるのです。
気を受信している時は潜在意識で知覚しています。
難しく考えずに受信したい人の情報をイメージするだけで良いのです。
受信している媒体が潜在意識に他ならないのです。
 
私の場合、気の受信を行っていくと、色々な対象に意識の焦点を合わせると異なった感覚が伝わってくるのに事に気づいたのです。

 

遠隔診断での治療をしてみたので報告します。30代の女性で階段から転んだときに背中を打った後に首が動かなくなった患者さん左肩上がり 右三焦経、左心包経、右腎経、左胆経の実証、左三焦経に虚症反応あり自宅で各指廻しを試してみてもらったところ次の日ぐらいから良くなり出し、次の日に治りました。虚症の処置はしていないのですが実証の処置のみでも良い場合もあるのでしょうか?

実証のみで改善したのであれば体調的に問題が余り無い人かもしれません。
本来、外傷性の衝撃は体質プラス衝撃ではなく、体質×衝撃となり、
衝撃の後遺症は体質的な弱い部分を改善しなければ完治しにくいものなのです。
事故が良い例です。

 

本態性高血圧の症例でホームページでは左小腸経に虚症反応か右心経に虚症反応の可能性があるとありましたが左右逆の場合もありますか?

逆の場合はありません。

 

“痛みは経絡間の電位差で生じる”ので、最大虚症又は最大実症への固定鍼によりその電位差が解消されれば鎮痛する。又色々な症状も瞬時に変化すると先生は述べていらっしゃいます。変化の早さから、それが電気的な反応であることがうかがえますが、円皮鍼のこの作用は切皮でも単刺でも置鍼でも可能でしょう。すると、固定鍼の作用は電位差の平均化以後も持続的に働く何かがあることになると思います。“生体にとって異物”である固定鍼を排除しようとする反応が経絡に作用して、全体のより良い調和をめざすように働くのでしょうか。

 
虚証に処置する皮膚接触固定鍼は損傷電位を正常電位に変換して効果を出します。
組織の変化が大きければ皮膚接触固定鍼にて固定しておかなければなりません。
固定していて楽な場合は改善を行っている段階です。
最初は楽だったのに皮膚接触固定鍼をしていて違和感が発生する場合には、
虚証が消えたことを意味します。
 
実証に対する揉む鍼は気が滞っている組織に動きを促します。
こちらも、最初は鍼を揉んでいたら楽だったのに違和感を感じるようだと、
気が円滑になったことを意味し、揉む指導を終えます。
お灸の温灸などで最初は暑くなかったのに、とてる熱く感じだしたときはお灸の必要が無くなったことを意味します。
お灸も揉む固定鍼も同じ意味をもっています。