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脳梗塞や脳出血に対してご家族、医療スタッフにおけるリハビリの方法は、
田村さんより症例報告がありました。今回の症例は非常に興味があります。失
語と右麻痺よくありますが、全失語に近く感情失禁もあるようだとご家族もた
いへんです。そして、リハビリの効果も一般には認められません。しかし、こ
の報告には驚かされました。この指の使い方は、この症状の方共通に使えるの
でしょうか?失語のない方でも同じでしょうか?原因が脳出血でも同じです
か?逆に左麻痺の場合はどうでしょうか?
脳梗塞や脳出血に共通な解放するポイントとなっている麻痺側の心経(小指)は舌根に繋がっています。内側に拘縮している中心は心経(小指)となっていますので、当然失語の無い方でも効果があり回し揉みしていくと腕が伸びてきます。
健側は三焦経(薬指)で脳梗塞や脳出血の場合、治療の中心となります。この脳梗塞や脳出血の当初は健側の三焦経(薬指)と麻痺側の心経(小指)に実証の反応か出ています。ですが数年経ってくると健側の三焦経(薬指)と麻痺側の心包経(中指)や肺経(親指)に実証が現れてきます。この段階になると脳梗塞や脳出血の再発は少なくなります。加えて健側の三焦経(薬指)と肝経(第一趾)に虚証が出ている事があります。この場合虚証における(内円皮鍼(皮内鍼))処置が出来ると固定していた症状が更に改善し出します。
さらには、脳幹小脳梗塞で失調症状を伴う場合
脳幹小脳梗塞の場合小脳萎縮と同じ症状が考えられますが、小脳萎縮と異なり脳幹小脳梗塞の方が改善します。そして脳幹小脳梗塞の場合上記脳梗塞や脳出血と同じパターンとなります。
症状が片側性ならいいのですが、体幹失調では左右差がありません。この場合
は?
気が解放する下降感のある三焦経(薬指)を優先して決定します。この場合、
或る程度すると逆反応が出てきたりします。その時は気が下降するパターンに従います。全て三焦経を主体として確認を進めます。
多発性脳梗塞でパーキンソン様の歩行障害、嚥下障害を伴う場合これらに有効
な指の組み合わせがありましたが教えていただけませんか?
多発性脳梗塞の場合は脳梗塞や脳出血と同じ反応となりますが、パーキンソンの場合は右小腸経と左心経に実証反応が出やすく、膠原病と同じように右心経に虚証反応が出ている傾向があり、両側(小指)を回し揉みする方が良くなります。
また嚥下障害の場合は肺経(母指)と三焦経(薬指)に実証反応が出ている傾向があります。肺経・三焦経・肝経・胆経です。
便通、顔色、感情の変化というのはリハビリをやる上で医療の現場ではたいて
い無視されていることです。気の誘導をできない私、知らないご家族、看護ス
タッフでもできる方法であればやってみたいと思うのですが。
可能です。上記脳梗塞や脳出血における実証の変化をも考慮した場合、指の回し揉みで改善する指を絞り込むと以下のポイントとなります。
……………………………………………………………………………………
手では健側陽経の三焦経(薬指)、麻痺側陰経の心経(小指)・心包経
(中指)・肺経(母指)となり、足では健側の肝経・脾経(第一趾)・膀胱経(第五趾)と麻痺側の胆経(第四趾)となります。
……………………………………………………………………………………
難しく考えないで全ての指を回し揉みしたらと考えがちですが、全ての指を回し揉みするとお風呂に入ったのと一緒になります。身体内における気(エネルギー)の過不足を是正してバランスを取ることが重要で、気のバランスが取れると自然治癒力が開花して細胞組織が自らの営みを取り戻して修復作用が旺盛となります。
西医としてはどうしても「癌」というのは一つの範疇としてとらえてしまいます.その点をお許しいただいた上で,癌に対しての東洋医学的治療はいかようになさるのでしょうか?諸証によって対応は変わると思われますが,概括してご教授いただけませんでしょうか.
一例をあげますと,特に難渋するのが,
・癌が神経に波及して,神経因性疼痛を惹起したもの
・癌が血流・リンパ流を遮断し,浮腫をきたしたもの(リンパ管腫など)です.これらは単独で起こることもありますが,ことに四肢において同時に起こることもしばしばです.余命はあるのに,激烈な苦痛を伴うのです.西医的には鎮痛剤の投与が主なものになります.初学者にとって,なにかよい視点はありますでしょうか?

(近藤)東洋医学における癌治療及び鎮痛処置に付いて。末期の癌の延命治療は忍びないものがあります。現段階において私共で解明出来ている処置内容を述べてみたいと思います。西洋医学に使用していただければ幸いです。今から述べる内容は仮説経絡を完全肯定したときに可能となる処置内容となっています。
今までに末期癌の鎮痛処置を数多く行って来ました。「こんな状態なのに痛みが出ないのですか」と不思議がられた症例等多く、「苦しまずに終わりました」とお礼にこられたり、二三の症例で解明出来ないのですが治癒してしまった例もあります。ですが治った症例が誤診の可能性もあり、処置内容に法則性と再現性が認められる形で東洋医学で治せる処置がないものかと試行錯誤していま
す。
http://www.qi-treat.co.jp/html/syoureifremu.html 癌参照
「医師による気誘導法」興味深く読ませていただいております。
こんなに理論的に整理してしまって、全てに対応できるのか信じがたいのですが、できるのであれば、是非医師もやるべきだと思います。一方で、いろんなやり方をしている鍼灸の人たちは、何をしているのだろうと、疑問を持ってしまいます。(関原)
(近藤){鍼灸術には色々な方法があり、どんな方法であろうと恩恵を受ければ良いではないかと言う意見が大半を占めます。ですがそれでは東洋医学の本質は日の目を見ません。また鍼灸師はライセンスを取っても確たる教科書があるわけでなく手探りで経験を積んでいるのが現状ですので、巷の大家言われる方は大変な努力をされていると考えられます。こうした手探りの世界を終わらせたいと考えています。そして真面目な初学者の方々にヒントになればと書いています。なぜか私の場合、何か大きな力にさせられているような感覚で解明した内容を発信しているようです。先生は医道の日本を購読されていますが、症例報
告で膀胱炎の処置において任脈上の中極穴付近より膀胱に直接鍼尖があたると一日で改善するが、何故そうなるのかは解らないと結んであります。何故そうなるかは解らないでは単なる経験の産物にしか過ぎず、あれ不思議東洋医学なのです。この膀胱炎が発生する経絡上のアンバランスはどちらかの手の小腸経に実証が認められ反対側の手の心包経に実証反応があり、仮に右小腸経が実証の場合、足は右腎経と左膀胱経に実証反応が出ています。こうしたバランスの実証反応が認められると、手足の実証反応のバランスでは手が3割程度、足は7割程度の実証が認められます。かつ右腎経と左膀胱経を比べたら右腎経の方の実証度がきつくなっている場合に膀胱炎は発生しやすくなります。また左肩が高い方に出やすい経絡上のアンバランスでもあります。上記アンバランスを考慮し、腎経は任脈、膀胱経は督脈へ影響が及びますので、任脈上の中極穴へ円皮鍼を置鍼して揉む指導をすると簡単に膀胱炎、おりもの等も簡単に改善してしまうのです。膀胱まで深い鍼をして刺激を与えるには及びません。低出力レーザー(ポインター)照射でも改善します。但し円皮鍼の方が早く改善します。これらは文章にするとなかなか複雑そうですが、気を誘導し実証を確認していくと簡単に割り出すことが出来る内容であります。組織異常が経絡に反映しているパターンなのです。つい症例を述べてしまいましたが、十二経絡のバランスを正しく診断出来出すと、西洋医学のあらゆる疾病に対し経絡操作による改善が認められるようになるでしょう。不定愁訴の解明がなされ、東洋医学でしか治らない等と、解明されていないが故に不可思議な世界の感も無くなって行くはずです。東洋医学を信じている等と言わしめる曖昧な世界で無い、実際に存在している世界なのです。実際に存在しているからこそ、そこには法則性と再現性が認められます。東洋医学の気の世界は21世紀に必要とされる、医師が気付かなければならないエネルギーなのです。親しい中医師も中国でも経絡上の気はあまり重要視されず、鍼の処置もこの症候にはこのツボとこのツボ、それにこの症候が出ているので補う為にこのツボと薬を処方する考え方と同じような処置になっているのではないだろうかと言っています。治療に自信を持っている経験を積んでおられる先生方がいらっしゃいますが、らちがあかないので、今から東洋医学を勉強しようとしている初学生や気付いて貰いたい医師の為に発信しています。}
おしえていただきたいのは、使用するポインターです。
確かに、学会などでスライド説明などによく使うものがあるのですが、あれは、本当にレーザー照射しているのかわかりません。なにか、お奨めの機種がありましたら、教えていただけないでしょうか。
(近藤){私共の理論に基づいた気代謝誘導装置を製作させるのに、強い低周波やレーザー等を製作しているところに依頼した時、「え!そんなに出力が弱くていいんですか?」と言われたものです。身体の気は金属が皮膚に触れても移動し出します。学会で使用しているポインターで結構です。先生が担当される患者さんで脳梗塞の方に右脳梗塞であれば右三焦経(薬指)照射ポイント右4。患側側の左心経(小指)照射ポイント左5。右足肝経(第一趾)照射ポイント2。左足胆経(第四趾)照射ポイント4。が有効ポイントとなります。右肩上がりですと右三焦経(薬指)照射ポイント右4に数分照射し続けるとかなり楽ななります。仮に左肩上がりですと左心経(小指)照射ポイント左5の照射となります。この環境では右肩上がりが重症で、この症例では左肩上がりの場合比較的軽症となっているはずです。}
そうしますと、脳卒中で片麻痺を生じた場合、いつでも、どんな形の麻痺でも薬指と小指で対処できるということでしょうか。そんなワンパタンの単純な治療でいいのでしょうか。ポイントチェッカーも持っていない私でもすぐできそうですが、にわかに信じがたいです。ご意見を述べられている中村さんや松島さんなどは一つの方法ではうまくいかないので、いろいろの方法を取り入れておられるのだろうと思うのです。基本は、2本の指でしょうが、実際は、毎回ポイントをチェックしてやられているのですよね。
(近藤){経絡の流れは組織細胞の営みと比例して存在しています。軽い症状等は気の循環が来院する度に変化したりします。その都度気の循環を受信し必要な所に必要な処置を施します。また気のアンバランスは、基本的に2本の指ではなく各手足に一経ずつ気の滞りが発生しています。そして手足どちらかに疾病度が強いか等は医師による気誘導法ー6で述べます。但し全身症状を大きく変化させるほどの明らかな震源地(原因)があると経絡の流れにも大きな変動がおきなくなります。気の流れが一定のリズムに固定されてしまうこととなります。特に脳卒中で片麻痺が生じている場合がそれにあたります。こうした明らかな原因を経絡の循環より探し出しこの疾患にはこのようなパターンが出るとしていますが、80%位の確率でしょうか。
リューマチでは右心経の虚証。喘息では左三焦経の虚証。と言う具合です。必ずそうなるではなく、非常に高い確率と考えています。気の循環を読みとるとそのようになっている訳です。経絡の変動を参考に西洋医学の基礎で研究して貰いたい症例等となっています。リューマチでの右心経は脳の中枢特に脳下垂体との関連が考えられます。この右心経の虚証反応が消えると関節が腫脹しなくなってきます。そして残った症状に関しては右心経の虚証が発生していた時の実証領域を調整していきます。右小腸経、左心経、右腎経、左膀胱経となります。これらの各経絡における気の循環を良くする処置を豪鍼等で処置していくと改善していきます。
喘息では左三焦経の虚証が多く皮内鍼を三焦経の経穴へ処置し、左三焦経と表裏で対応する左心包経、左右で対応する右三焦経、上下で対応する左胆経、対角で対応する肝経の滞りを改善すると喘息は改善するパターンがあります。勿論このパターンだけかと言うと、そうではなく右大腸経と左肺経の実証で喘息に似た気管支炎が発生していますがこれらは左三焦経の虚証の比ではありません。右大腸経と左肺経が実証の場合足には、右肩上がりですと右脾経と左胃経に実証反応が出ています。左肩上がりですと足は右肝経と左胆経に実証反応が出ています。これらの経絡の支配領域における気の循環を良くしてやると喘息に近い気管支炎は改善します。このように西洋医学的疾患に対し東洋医学の理論展開を試みているのは、気と言うエネルギーを重要視しない西洋医学に気付いて貰いたい思いがあります。東洋医学に興味を抱いて貰えたら、まずシンプルな法則を理解して貰わないと藪の中になります。皮膚感染等に注意を極端にはらう西洋医学において、鍼より低出力レーザーで行こうか等と、医師が追鍼試出来ず、解らねーで終わってしまわないように気をつかっているのです。関原先生。そこで私は十二経絡循環を通して説明しようと考えたのです。耳鍼療法、頭鍼療法、経筋療法、数えれば切りがありません。変化するところには必ず法則があります。興味があるところから学べば良いと考えています。私のメーリングリストでも、色々な勉強をされてこられた方法に対し新経絡治療を通して再構築してくださいと歌っています。}
Q1)一側の経絡の実証がわかった場合の、反対側の手と足の経絡(井穴)のうち、実証であるの経絡の決定方法に関してですが、例として、右肩上がりで、右小腸経が実証の場合を考えます。・左手については、右小腸経と陰陽の関係にあるのは、左心経(実証)。・足については、まず右小腸経と上下で接続するのは、右膀胱経。これと陰陽の関係にあるのは右腎経(実証)。左右の関係にあるのは左膀胱経(実証)。以上より、実証なのは、右小腸経、左心経、右腎経、左膀胱経。これでよろしのでしょうか?(丸山)
(近藤){それで良いと思います。}
先生のホームページの中の「法則」の最後に書かれている有効ポイントの決定の表を見ますと、上の例でいうと、左手では、心包経と心経の2つが記載されていますが?なぜ心包経も出てくるのでしょうか?
(近藤){次回の医師による気誘導法で説明しようと考えていた内容です。これらの理論は頭で考え出した内容ではありません。実証領域の気を誘導して解った経絡のメカニズムとなっています。上記例の右肩上がりで@右手小腸経と左手心経とが実証となっている場合とA右手小腸経と左手心包経が実証となっている経絡のバランスが出てきます。@の時右肩上がりですと足は右小腸経を主体とし上記経絡バランスとなり、右足腎経と左足膀胱経が実証として経絡の流れが生じています。
@の場合左肩上がりですと左手心経より気の流れが解放するようになり、足は左手心経が上下で接続するのが左脾経で、その左脾経が陰陽で接続している左胃経が実証となっています。この時右足は実証となっている左胃経と左右の関係にある右胃経が接続している右脾経が実証となっています。
Aの場合手の右小腸経と左心包経は左右で陰陽(左右)の関係にありません。ですが右肩上がりですと。右小腸経の上下で接続している膀胱経が陰陽で接続している右腎経(実証)、右腎経と左右の関係にある左腎経と陰陽で接続している左膀胱経(実証)、左心包経と上下で接続している左腎経が陰陽で接続している左膀胱経(実証)、左膀胱経と左右の関係にある右膀胱経と陰陽で接続している右腎経(実証)、で共に右腎経実証、左膀胱経実証となっています。右手小腸経と左手心包経は左右で陰陽の関係に無く、右足腎経と左膀胱経とは左右で陰陽の関係にあります。このようなアンバランスの気の循環がある場
合、実証度は手が3割、足が7割という比率となり、かつ足の実証経絡と陰陽で接続している右膀胱経か左腎経に虚証経絡がある可能性が出てきます。
このように手の実証経絡が読みとれたら足は自動的に実証経絡を割り出すことが出来るわけです。まさに十二経絡が存在しているから、追試していただくと同じ気の循環を発見されることと思います。}
Q2)どちらの肩も上がっていないときはどうすればいいのでしょうか?
(近藤){肩上がりを気にせず、どちらかの手で有効なポイントを探し出します。反対の手は先に説明してあるパターンを参照下さい。また上記パターンで右小腸経と左心経実証の場合。足の確認ポイントはB右足
腎経、左足膀胱経、C右足脾経、左足胃経のポイントへ照射を行い、Bが有効な場合は右小腸経から全身の気が解放しやすくなっています。Cが有効な場合左心経から全身の気が解放しやすくなっています。}
Q3)どんな疾患(状態)でも必ず実証である経絡が存在するのでしょうか?
(近藤){3次元の世界は相対的な法則に支配されています。均衡が取れていればベストですが、均衡が崩れれば必ず相対的関係に於いて虚証実証が生じます。ですから疾患があれば必ず実証経絡は存在しています。人間の身体は精巧なコンピューターです。制御が遅くなったりする場合その制御が遅い原因を整えなければならないのと一緒です。}
Q1)先生のHP(質問と返答III)で、うつ病では左肝経に虚症反応が出て、右三焦経、左肺経、右肝経、左胆経に実証反応が出ていることが多い、と記載されています。(左肝経に)皮内鍼が使えない(西洋医学の)医院の場合、代わって実証反応の出ている三焦経、左肺経、右肝経、左胆経にレーザーポインターを照射することは適切な処置でしょうか?(丸山)
{とても適切な処置となります。ですがうつ病の方は左肝経の支配領域の虚証が強く、左肋骨下際の膵尾あたりに病巣が認められます。ここが病むと不安感が強く出てきます。どうしようもない衝動感が出たりします。虚証領域は皮膚電気抵抗器にて左肝経の井穴を計測すると、電気抵抗が低い電気が流れやすい値として測定されます。修復しようとしてエネルギーを必要としていると考えています。言い換えると損傷電位があり、混乱している支配領域となっています。このような身体環境では、低出力レーザーをしても焼け石に水の感がするかもしれません。さらに抗うつ剤は脳の働きを低下するように作用し、頭の気が動きにくくなっていますので、手の有効ポイントより数分照射する必要があります。完治させる為に、これらの身体の気を有効に動かすには、左肝経の支配領域の混乱している損傷電位を正常電位に変換する必要があります。処置は左肝経への皮内鍼(皮内円皮鍼)の置鍼です。但し一個のみです。私共は曲泉穴へ処置をしたり若しくは病巣の期門穴へ処置をしたりします。もし宜しかったら皮内円皮鍼なるものをお送りしても結構ですが。これはポイントに貼るだけです。但しこの皮内鍼(皮内円皮鍼)を処置する場合は井穴の電気抵抗値を確認しておく必要があります。抵抗が低い間は数ヶ月でも有効に作用してくれます。つまり疾患部の病巣が改善する迄です。また電気抵抗が低くない経絡には効果が全くありません。逆に緊張が生じるようになります。}
Q2)医院でも皮内鍼(入手は出来ますが)は訓練なしでも使えるでしょうか?
訓練なしに使用できます。鍼尖を真皮と表皮の間に刺し置き、サジカルテープを小さく切ったものを皮膚と鍼頭の間に挟み、皮内鍼の上からテープで固定すれば、鍼尖が移動せず安定した状態で固定できます。皮内鍼の効果は針先が表皮と真皮の間にあれば有効となります。皮内に迄鍼尖を刺入すると効果が落ちます。なぜなら皮内鍼は電位を操作しているからです。
いつもMLを興味深く拝見させていただいています、便秘に悩んでいますが、便秘にはどう対処していけばよいでしょうか。ある程度の対策は講じましたが、いくら食物繊維をとってもよくなりません、自分でできる針や灸や切絡のポイントをおしえてください。
(近藤)巷には便秘を解除するのに色々な方法があるようです。お腹を揉んだり、揺すったりして腸の蠕動運動を活発にする方法とか、自然食品等でも色々あるようです。よくセンナ等が飲用されていたりしますが、習慣性があったりと根本治癒に至りません。これは良かったと体験談があればメールを読んでいる方アドバイスお願い致します。さて私は東洋医学の経絡の立場より述べさせて頂きます。経絡は細胞組織の営みを反映していますので当然腸の営みも反映しているわけですが、コロコロ便のウサギのウンコは胃経と関係が深かったり、痔になりやすい方の便秘は肝経と関係が深かったり、右胆経上に虚証としての疾病があったり、大腸経や小腸経に実証としての異常があったり、その他幾通りものパターンがあります。ですから一つだけのパターンとして述べることが出来ません。基本的には身体内に実証領域がある場合になりやすい症状となっています。実証領域とは組織の営みが緩慢となっていて活発でない支配領域の事を言います。生活の中では動きが少ない人に多く見られます。体操したり、身体を動かすことにより人間の実証領域は基本的に改善されるわけですが、大腸、小腸等と直接関係する経絡に極端な緊張を起こさせるような実証領域があるとなかなか改善が見られないことがあります。また逆に極端な実証領域が解ると体操と実証領域の指回し位で簡単に治ってしまったりします。何でしたらお電話頂けると、身体の滞り具合を確認させて頂けますと自己管理の方法を指導出来ると思います。
近藤先生、先日は、お忙しいところを、指回しや食生活のことなどのご指導をどうもありがとうございました。あのあと指回しをしていてたいへん眠気におそわれて、眠ってしまいました。ことごとく体質や体調を言い当てられて、すごいと思いました。先生が、このくらい、わからないと、<こういうことは>できないよ、と言われましたが、本当にすごいとしか言えません。指回しをしていると、横道にそれてついストレッチをしてしまいますが、まずは、全部の指回しを優先させたほうがいいのでしょうか。そういえば、ひどく体調の悪かった、中学、高校の頃、苦し紛れに(というか、指のツボの本をたまたま見たこともあって、)指をひっぱったり、逆にそらせたり、していました。
(近藤)指回しは自己管理していただくための気誘導法です。気の誘導は組織の異常が比例して経絡に反映しています。組織は取り替えることが出来ませんので、気の流れを正常循環に戻すことにより、組織細胞を正常な営みに取り戻させようとする一つの方法です。貴女の場合、全ての指を五回位回した後、右手小指一分。左手人差し指三分。左足第一趾一分。右足第二趾三分の順序で指回ししてください。その後首を数回回旋し、肩関節を動かし、手首を振って、足首を回し軽く左足十回、右足二十回位軽く蹴って気の誘導を終わって下さい。これがワンクールです。恐らく体質的な主訴も次第に改善すると思います。ダイエットも兼ねて絵も頑張って下さい。
※経絡の虚実は簡単に割り出せるのですか。

私の所では虚実を判断するのに気代謝誘導装置を使用しますが、特に気を操作するのに電子波を井穴にあてて気を誘導して確認します。各手足には最大実証が必ず存在しています。例えば右大腸経の井穴に誘導棒をあてると気が頭から足へと下降したとします。これらの確認は私自身の身体で確認します。患者さんの気を動かせば何もしないより簡単に気の変動が伝わって来ます。このように右大腸経よりの誘導で気の下降感がつかめたら左手では左肺経若しくは左心経しか気の下降感を感じることが出来ません。二者択一です。電子波の誘導棒で左肺経と左心経の下降感を確認します。左心経に頭から足へと気が下降する感覚がつかめたら右大腸経と左心経が実証経絡となります。これらを十二経絡循環に当てはめると足は右脾経と左胃経が実証となります。足の井穴より気を誘導すると頭から足へと気が下降することを確認できるはずです。
以上述べた内容は再現性があります。気が下降すると身体が広がっていくようなリラックス感や頭がスッキリしてきたり、次第にお腹から足の方へと暖かくなっていきます。頭の眉間の雲がかかっているようなスッキリしない現象が雲が払われスッキリすると初めてここで気が至ったとなります。ここに至ると患者さんはとても楽になっているはずです。
このように身体における実証経絡は豪鍼を行っても、灸をしても、指を回し揉みしても気が下降するような変化を現します。気が読みとれたら簡単に割り出すことが出来ます。ですが虚証となると話が違って来ます。何故なら経絡内の虚証領域は気が混乱していますから素直に気が移動してくれません。そこで虚証領域は皮膚電気抵抗器で確認することがベストとなります。井穴の代表測定点で確認しますが、上記誘導で確認できた実証領域と表裏をなす経絡に虚証が存在しています。例えば足の確認で右脾経と接続している右胃経若しくは左胃経と接続している左脾経に虚証の可能性があることになります。もし右胃経に電気抵抗が低く電気が流れやすい虚証反応が見つかれば、右胃経の経穴へ皮内鍼を施し他の関連する右大腸経、左心経、右脾経、左胃経に対し瀉法の処置を施せば完璧なちりょうとなります。こうした現象は全てに法則性と再現性を認めることが出来ます。
積み上げがあり、再現性のある治療法則が解りかけていることを理解して頂き鍼灸師の育成にも諸先生方が頑張って頂きたいと思っています。気を感じ取ることは一日で体得出来る世界があります。
新経絡治療と良導絡治療とはどう違うのでしょうか?

新経絡治療は良導絡とは全く正反対の治療となっています。確かに良導絡と同じように皮膚電気抵抗器を虚証の確認時とツボだしに使用します。ですが根本的に異なっています。少し対比して述べてみます。
良導絡
1−経絡エネルギーの測定部位は経穴の原穴が多い。
2−代表測定点での皮膚電気抵抗が高い状態があれば、その経絡を虚証と判断。電気抵抗が低い状態を自律神経の興奮と捉え実証と判断した。治療は全経絡へ過去の治療理論を加えて処置を施した。そこに法則性と再現性を認めることが出来ない。
新経絡治療
1−経絡エネルギーの測定部位は経穴の井穴でなければならない。
(理由)電気は尖った所に集まる特質があり、井穴は経絡の変動を反映している。
2−井穴における皮膚電気抵抗器の測定において、電気抵抗が高く電気が流れにくい経絡を正常範囲若しくは実証と判断。これらの経絡には豪鍼が有効。また電気抵抗が低く電気が流れやすい経絡を虚証と判断。これらの経絡の支配領域には組織が損傷している可能性が大きく、組織を修復しようとしてエネルギーを盛んに消費していると判断。この虚証領域に過度の豪鍼は症状を悪化させ、赤羽氏が考案した皮内鍼が虚証領域に有効。
皮内鍼は組織が損傷している経絡の支配領域に有効となっていますが、身体に一個が原則です。皮内鍼の効果は損傷している経絡の支配領域の損傷電位を正常電位に変換し、他経との経絡間の電位差をなくすことにより鎮痛を矯正する処置となっています。また二個以上置鍼すると、矯正される電荷がショートし効果が相殺します。これらには法則性と再現性を認めることが出来ます。気の循環が解らず身体に幾つも固定鍼をしている現状を見るたび情けなくなります。早く気を感じ取ることを学んで貰いたいと思っています。そうすればこのようなレベルが低い気の操作とならないでしょうに。皮内鍼法も生まれたばかりです。発見してくれた赤羽氏に報いるためにも盲信するのではなく法則性をみつめたいものです。
先生の虚と実の考え方ですが、ポイント・チェッカーで測定して、100
や、200の数値を割り出してからの決定とされるわけですが、伝統的古典的定義としての虚・実とは、違ってくるように思われます。例えば、鬱病の場合、中医での解釈では、肝の気鬱状態で気滞(Qi-Stagnation)つまり、実証ですが、新経絡治療では、左肝の虚が顕著に見られとするわけです。「鬱病の場合、中医での解釈では、肝の気鬱状態で気滞(Qi-Stagnation)、つまり、実証ですが」(青木)
上記解釈は理論で身体の本質からかけ離れていて間違っています。気鬱状態で気滞を肝経の虚証が引き起こしているとしたらいかがしますか。治療でもまず先に虚証を整え後で実証を調整します。虚証が大きいほど、それが原因で気滞が大きくなります。実証のみだと気滞は身体を混乱させるだけの要因とはならないのです。現在、中医学に於ける解釈そのものにも間違いが多いのが解ってきています。気を受信した立場より立て直さなければならないと考えています。相対的世界に於いて身体の証候の虚実を加え、それを包含しながら経絡の虚実を論じている上記理論は混乱の極みです。身体を対象として虚実なのか、経絡のみを対象として虚実を論じていかで結論は異なって来ると考えられます。再考察をお願いします。
誘導棒やレーザーポインターを使っての気の動きは判りかけてきているのですが、経穴出しの時の、気の動きというのがもうひとつつかめていないような気がします。取穴方法が悪いのかもしれません。(中松)
峰村先生は実証経絡が確定出来て、「ここかな」というポイントを手で押さえてみると、気の下降感が確認できたりして、その有効と感じたポイントに対して最後にテスターでツボ出しをすると比較的正確に取穴出来るとありましたが、このツボ出しに戸惑うと気の受信感度が鈍ってくるものです。出来るだけ早く正確な経穴を割り出すことが大切かも知れません。
受信感度が鈍るとは気が下降しないにもかかわらず「ここかな、ここかな」と調べ過ぎると、混乱した気の動きのみが伝わってきます。そうすると気が下降する感覚をつかみ取るのが難しくなることがあります。このことはツボだしに限らず、顔や手より気を誘導して有効ポイントを割り出すときにも同じ事がいえます。有効でないポイントを長く確認するたぐいがそれになります。顔や手の場合は五秒前後で移動する方が他経との気の移動感覚が解りやすく実証領域を確定しやすくなります。
私などはテスターで経穴を割り出すとき、ここだと思うポイントにあてて少し移動させます。移動しているときにスーッと気が下降する感覚に出会ったら、そこで止めてしっかりツボを出すことにしています。この時の伝わってくる感覚は虚証であろうと実証であろうと気は下降する感覚が持続して伝わってくるものです。
虚証の場合は広がるような感覚で、柔らかい雲が移動するように気が一時的に下降します。長く通電していると気は逆に上昇しだします。実証の場合は頭がスッキリして身体が暖かくなり次第に足へと下りて行きます。
新経絡論を学ぶのに、まずは経絡流注を頭にすりこまなければいけないと思うのですが、以前近藤先生は小腸経と三焦経のスイッチ・入れ替わりを言われたと記憶します。従来の流注と異なる点がいくつもあるのでしょうか。手と足にある経絡の接続の件も、なんとなくですがなるほどと思っております。また近藤先生の考えられる流注のまとめなどがありましたらお教えください。(岡田)

近藤「基本的には現在教科書で教えている走行でよいと考えられますが、臨床を行う上で経絡敏感人の刺激伝導帯が実際と一致していると考えています。この経絡敏感人は現在廃刊となっているかもしれません。中国の現在の教科書と異なるから政治的に廃刊となってしまったのかも知れません。私は臨床を通して経絡敏感人が正しいと考えています。また特徴的なのは膀胱経の支配領域の吻合ですが、各兪穴における支配領域は、例えば大腸兪の場合肝経と大腸経が吻合する支配領域となっています。ですから大腸経が実証の場合でも肝経が実証でないと大腸経は使用できません。使用できるパターンは右大腸経、三焦
経、左肺経、が実証の場合右肝経も実証となっていますから、右大腸経に実証の円皮鍼を施鍼すると腰痛等は一穴で鎮痛してしまうことになります。この右大腸兪は右三焦経や右肝経が実証となっていなければ効果がありません。」
「手では心経と心包経と肺経の陰経は井穴より各自の経絡に直接影響しますが、手の陽経は大腸経では温留穴、三焦経では外関穴、小腸経では支正穴等が陰陽で対応する陰経にも入って行きますので絡脈より体幹部寄りの経穴を取らないと陽経の各経絡独自の支配領域を操作することが出来ません。足は逆で陽経が井穴より独自の支配領域となっていますが、陰経は絡脈を考慮しなければ各経絡独自の支配領域を操作することが出来ません。」
「これらが重要な点といったらよいかも知れません。」
@右小腸経・左心包経・右腎経・左膀胱経で右肩上がりの場合、御指導では、左の膀胱経に実の円皮針が有効とのことですが、この場合右小腸経をメインとした時、小腸経から膀胱経へ流れやすいという図を参照して膀胱経を選択すべきなのでしょうか?
今までは、虚症がでない限り、肩のあがっている方に円皮針を貼っていましたし、もちろんツボも違うと思います。(峰村)
(近藤)「右小腸経と左心包経が実証の場合に考えられるバランスは。右小腸経が実証の場合、対角の左膀胱経も実証となります。また左心包経が実証の場合、対角の右腎経も実証となります。このアンバランスは手の右小腸経と左心包経とは表裏のアンバランスとなっていません。ですが足は右腎経と左膀胱経とが実証で表裏の関係でアンバランスが生じています。この場合、疾病の重度からみると手が3で足が7の比率でアンバランスが生じています。このような場合、手に処置を行うより足に処置を行う方が効果を期待できます。そして右肩上がりですから、気は右手より左足に移動しやすくなります。そして左膀胱経に処置を施す方が右小腸経に処置を施す方が著効となります。また右肩上がりで右小腸経と左心経が実証の場合は右小腸経と左心経とが表裏の関係にありますので、右小腸経を処置した方が著効となります。」
Aでは、今度左肩があがっていて右小腸経・左心包経・右腎経・左膀胱
経の場合で、同様に小腸経をメインとしたらやはり、左の膀胱経に円皮針でよいのでしょうか?(全て実症)
(近藤)「この場合小腸経はメインになりません。足の腎膀胱がメインになります。かつ左肩上がりですから、右腎経に円皮鍼を置鍼する方が著効となります。」
B右肩上がり右小腸経・左心経で小腸経がメインの時は、右脾経・左膀胱
経ですが右の小腸経に円皮針でよいのですか?(全て実症の場合)
(近藤)「それで良いと考えています。」
C右肩上がりで右心経がメインで右心経・左三焦経・右胃経・左脾経の場合は脾
経から心経にはつながるが、@と違って心経から脾経にはつながらないので(図参照したら)右の胃経上に円皮針でよいのでしょうか?
(近藤)「右心経と左三焦経に実証が現れる場合は特殊なパターンです。左脳梗塞になりやすい環境となります。」
虚症は、その経に皮内円皮針だと思いますが、実証の場合円皮針を貼るツボも経絡もわからなくなってしまいましたまた、混乱して申しわけないと思っています。
(近藤)「上記小腸経と心包経が実証の場合、虚証経絡は足の表裏で実証となっている右腎経と左膀胱経と表裏となっている、右膀胱経か左腎経にしか虚証反応が出ていません。」
@手が表裏関係になっていたら、(実証の場合)手がメインになるため肩のあがっている方の経絡に円皮針ですね。
A手が表裏関係になっていない場合(実証の場合)、足がメインになっているため、肩のあがっている方の経絡と対側の足の経絡に円皮針ですね。間違ってないでしょうか?
(近藤)「上記解釈で良いと思います。色んな症例があります。右腹部に違和感があるのにもかかわらず、身体の歪みを考慮して、左にしなければならない事がありますが、不思議と左に処置を施し右腹部が改善したりします。本当にこのような法則があるのか、試行錯誤した治療を試みてください。その上で自分の考えを整理してください。」
また、前回のCでの質問ですが、右肩上がり右心経・左三焦経
・右胃経・左脾経の場合は、特殊なパターンとあり脳梗塞の治験例で説明がありましたが、この場合のみは、肩のあがっている側の手の経絡上に円皮針でよろしいでしょうか?
(近藤)「私もそのように処置を施しています。」
※経絡という流れのとらえ方と、任脈・督脈等の流れがあり、どちらが重要かというと任脈・督脈ではないかと思います。このような発想から行けば、治療処置において任脈・督脈のどちらかに皮内針の施鍼一つで良いのではないかと思うのですが・・・。脊椎の調整との関係は!(峰村)
(近藤)※氣のエネルギーの実体を内分泌と想定しています。これらの循環は臍の下の腎のエネルギーが衝脈と任脈を下り、性腺と合流し、督脈を上がり脳下垂体で調整され、腹の中カン穴迄下り、それより左右十二経絡を循環し、それぞれの経絡は兪穴に絡しています。また幾つかの脊椎のポイントで左右が交差しています。これらが大きな経絡循環となります。任脈、督脈は中枢ではありますが、十二経絡と同一の支配領域ではありません。督脈、任脈が正常であっても、十二経絡上に疾患が在る場合、十二経絡を調整する必要があります。このような場合任脈、督脈では十二経絡を調整することが出来ません。
経絡のバランスで前後のバランスは重要です。表裏、上下、左右、対角、前後等です。こうした関係での経絡のアンバランスを基本的に調整しますが、前後とは督脈、任脈のアンバランスということになります。督脈は膀胱経の虚実が直接反映しています。また任脈には腎経の虚実が反映しています。そしてこの任脈と督脈のアンバランスで目眩が発生したりします。このように腎、膀胱のアンバランスが発生している時等は任脈、督脈への処置は在る程度有効となります。
脊椎の緊張を解除する操作は脊椎の関節にエネルギーが帯電し易いので、これらの緊張を取ることでエネルギーの循環を良くすることが出来ます。また十二経絡の、例えば右胃経の支配領域に疾患が在る場合、右胃経の兪穴と左胃経の兪穴とにエネルギーの過不足が生じ、長引くと、どちらかにエネルギーが循環しなくなり、疾病か悪化したりします。こうしたエネルギー循環の過不足は兪穴部位の筋群を肥大させたり、腱の緊張を発生させたりし、二次的に脊椎の歪みを発生させることになります。
今更と思われるかもしれませんが、経絡の接続についてお尋ねします。左右に同経絡がありますが、虚実の明確な落差と言うものは同側の表裏経にあると思いますが、潜在的にアンバランスになっている12経絡のことですが、
例えば右側で右肺経(実)→右大腸経(虚)→右胃経(実)→右脾経(虚)→右心経(実)→右小腸経(虚)→右膀胱経(実)→右腎経(虚)→右心包
経(実)→右三焦経(虚)→右胆経(実)→右肝経(虚)→戻って右肺経(実)左は虚実逆でいいのでしょうか。
あくまで概念的で落差のない接続経もあると思いますが、捉え方です。(恋塚)
(近藤)「左右は基本的に相対的な捉え方で虚実が逆になります。」
また顔の部分で陽経のポイントを調べますが、同様に陰経のポイントは新経絡療法では過去に調べられなかったのでしょうか。例えば腹部とか。陰経も同様のパターンで分かればより簡素化するような感じです。
(近藤)「陽経は基本的に臓腑の腑を支配しています。陰経は臓を支配しています。人間の疾患も外界と直接接点を持つ陽経より始まり外界との接点の少ない陰経へと移行して行きます。また体幹部では陰陽の経絡が複雑にからまっていますので特定した経絡の虚実の判定において正確度が落ちます。それ故体幹部に於いての経絡診断が曖昧になる傾向があります。このように陰経の支配領域が身体内に多く在ることにより井穴にて診断しなければならない生体の環境が在るのです。また陰経より陽経の変化が基本的に大きいので気の動向も陽経の方が理解しやすい傾向があります。さらに陽経の疾病は陰経の疾病より比較的初期の状態が多いこともあり、軽い変化させやすい症状より整える方が人体にとって負担が少ないとも言えます。」
PS・・・さっきポイントチェッカーで診断中、結果が一応でてうなずいていた時、ふと見ると電源が入っていませんでした。よく見ると昨日雷がひどかったので、コンセントを抜いていたことを忘れていました。自分ではオンにしているつもりでしたので、イメージで同様の結果になったことの再認識をいたしました。面白い出来事です。
(近藤)「誘導棒の先の金属は電荷を持っています。こうした微弱な電荷でも気を誘導することが可能なのです。イメージばかりとは言えない側面があります。」
予備知識が全く無い状態での初診はどのようになさっているのでしょうか。
→癌であれ、他の疾患であれ、まずその身体が楽になりたがっている経絡バランスを割り出します。
つまり、消去法です。気が至るをもって治療を終わる訳です。
最初からいたずらに癌はこのバランスだと決めつけません。
フラットな状態で経絡診断を行い複数の混乱に対してアンバランス度の高い混乱より消去していきます。
そうすると、癌疾患に出やすい経絡バランスが出てきます。
混乱している気の循環に対して最初から整えよう等とは考えません。
今一番楽になりたがっているポイントより整えていくのです。
新経絡治療では従来の経絡治療の様に臓腑と経脈との関係が固定的ではありません。近藤先生の臨床の中から、特定の疾患に特有の経絡の反応パターンが帰納されているので、実際の治療では大変参考になるのですが、その経絡パターンから臓腑の異常を判断することは逆に困難になります。右肝経の実が癌の場合多いといっても、それが肝臓癌とは限らないとなるとその次はどのようなアプローチになるのかお話くださいませんでしょうか。
→一経絡は色々な臓腑にまといながら循環し一定の支配領域を持っています。
当然、右肝経は肝臓の営みを最大限に支配していますが、右胃経も右脾経も右腎経も肝臓に関係しています。
ただ、右胃経も右脾経も右腎経も肝臓の支配領域が異なるのです。
つまり、単一的に右肝経は肝臓とするのはレベルが低すぎます。
巷にあふれるこのツボは何々に効果がある等と書いている筆者のレベルを疑います。
右肝経を例に上げると、臟では右の腎臓・肝臓・右肺・それに右脳をその支配領域としています。
ネフローゼに於ては右腎経と右肝経に虚証反応が出やすくなっています。
右肺炎や右気胸では右肝経に虚証反応が出ています。
脂肪肝では右肝経に実証反応が出ています。
癌と右肝経との関係では脂肪肝やコレステロールが高くなっている生体の環境となり、他の器官の営みをも阻害し、悪循環が積もり積もって未熟細胞を生み出す事になっていると考えられます。
ただ、免疫系統がしっかりしていると未熟細胞が身体に定着する事が少ないと考えられますので、癌に対しては免疫系統のどの領域が低下すると定着するものなのかが現在の私のテーマとなっています。
ちなみに、私もお酒が好きで、癌になった人に現れている経絡現象がしっかり出ています。酒が飲めるように処置はしております。

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