
  
       

■ツボと経絡■
人間の身体の表部角質層は絶縁状態で電気を通しにくくなっています。その体表部に皮膚電気抵抗器の金属部分を暫く通電していると急に電気が通りやすいポイントが出現します。一ミリ程度で一センチ四方に数ヶ所出てきます。これらのポイントは毛根上ではなく、毛根と毛根の間に出現します。これらのポイントは体内と体外のエネルギーを交流させる意味を持ち、人間における生体内のバランスを調整する役割をも担っています。インドにおけるチャクラ。
中国医学におけるツボなのです。
教科書的には経穴と言っているツボの数は限られていますが、これらは一定領域に影響を与える重要ポイントを限定して名称を与えているわけです。つまり体表の一センチ四方に通電しやすいポイントが数ヶ所出現するということは身体には星が降るほどツボがあることになります。そしてそのツボは体内の組織と不可分に関連していて体内組織の営みを反映するような変化を現したりします。一般的には体表に出ているポイントをツボと言ったりしますが、身体内にも体表のツボは接続していて身体内に一定の区画された支配領域を持ちエネルギーを循環させています。その在り方は独立した支配領域を持つ経路が正中線を境にして、基本的には半身に12支配領域存在しています。他にも氣の中枢となる衝脈、帯脈
、任脈、督脈等があります。これらのエネルギーは血液循環やリンパ等とは異なる循環経路を持っていて、組織の部分的な支配領域と繋がっていたり、身体の遠く離れた深部へと繋がっていたりしています。そして本線で遠くの同一支配領域へ繋がっているものを経と言い、一定の狭い領域を本線より枝分かれして支配領域を持っいるものを絡と言い、それらがさらに枝分かれして狭い支配領域を持つものを孫絡と言ったりします。これらを総合して経絡と呼びます。つまりツボは身体内部を循環している経絡における体表に出ているポイントとなっているわけです。古典では「神氣が体内と体外とを自由に出入りするところ」と解釈されています。つまりツボは体内と体外
とのエネルギーの交流をはかる役割を持つと共に体外からのエネルギーを受信する受容媒体として機能しているのです。
{経穴と支配領域}
東洋医学では身体の体表部に出ている経絡の重要ポイントを経穴と呼んでいます。その他にも新穴等が発表されていますが、それらは経験により経脈の支配領域に影響を及ぼす経穴と言っても良いポイントのことを言います。何故なら我々の研究では伝承されてきた経絡も実際とは多少違う経路となっていたり、経穴のポイントも異なっていたりすることが解ってきているからです。
また経絡中を循環する生命エネルギーは最初の推進力として腎の気より発し、衝脈を循環して下降し、身体の正中線に位置している任脈より性腺を巡り督脈へと流れ込み、督脈を上がり脳に達し、脳の中枢より腹部へと下降し、中J穴付近より左右の十二経絡へとエネルギー循環を行っているようです。また十二経絡における各経絡はそれぞれに一定の臓腑を包含した支配領域を持っています。その支配領域の本線経路の中に重要ポイントとしての経穴が存在しています。例えば左肝経の期門穴は膵臓の膵尾に位置しますが、この経穴は体表上では一_位のポイントしかありません。ですが一経絡には体表上にも一定の支配領域を持っていて、左期門穴が影響を及ぼす体表上の領域に沢山のツボが点在しています。これらが期門穴の枝分かれした支配領域であり、それらもさらに小さく枝分かれした支配領域を持っているのです。
絡脈、孫絡と言っている支配領域となっています。
経絡の中に経穴と呼ばれる重要穴は抹消から体内へと直接接続しているポイントで一経絡全体に影響を与えたりします。鍼灸治療では気の操作ポイントとしてとても重要視されています。この経穴は解剖学的には筋群や腱の傾斜に存在しています。
■経 絡■

経絡は存在しています。一つ一つの操作に法則性と再現性のある結果を認めることが出来るからです。ですが経絡内を循環するエネルギーが何であるかが証明されていません。私はその経絡内を循環するエネルギーに対して実体を内分泌。流れを生み出す媒体を支持組織と想定しています。そして全ての組織や内分泌の営みには電位変動が発生していますので、これらのエネルギーは電気抵抗測定器により計測され、不安定ながら各経絡の変動を手足の末梢に在る井穴に求めることが出来ます。
以下は気に対する東洋医学的見解と腺に対するエドガー・ケーシーのリーディングを対比して述べているが驚くべき一致点を見いだすことが出来ます。
(経絡)「経絡は気血を運行させ、身体を滋養する作用をもち、生体の異常を反映し、侵入した病邪や刺激等を伝導する作用をもっている。」
(中医学)
(経絡とチャクラ)「プラーナとはヒンズー教のヨガでは呼吸を意味しているが、生命エネルギーとしての意味を持ち、プラーナはナーディー(脈)とチャクラの中を流れ、正しい循環がおこなわれていると身体が調和し超能力が得られるとした。一方中国では独自にプラーナに相当する部分を氣と呼び、ナーディーに相当する部分を曖昧にせず、身体内のエネルギーの循環を解明し、経絡と呼び、臓腑との関連を体系づけた」
‖
「エドガー・ケーシーのリイディング」=アメリカの
催眠透視予言者。
(1877〜1945)
「内分泌腺のことを東洋ではチャクラの位置としてとらえている。脳下垂体、松果腺、甲状腺、胸腺、副腎腺、ライデン腺、性腺がそれにあたる。瞑想するとクンダリーニと呼ばれるエネルギーがライデン腺と性腺からわき上がり、エーテル体としてある銀の紐を通って背骨を上昇し最後には松果腺と脳下垂体に至り生命力がわき上がり、他の中枢へ分配される時に、生命力は太陽神経ソウに戻り、そこでインパルスを得て全身に分配される。
」
<銀の紐>「脳下垂体と松果体とライデン腺、この三つが一緒になって銀の紐と言われるものを形成している。」
<内分泌腺>「ビタミン類もいわば食物なのである。腺はビタミンやその他の栄養をとりいれて、諸器官がが自己の肉体組織を再生するためのエネルギーを供給する。足の爪を伸ばすのと同じ腺が、呼吸、頭、顔へもエネルギーを供給しているなどと今まで考えられただろうか?あるいは心臓組織に供給している同じ腺から、表皮が供給されていることを考えついただろうか?諸器官の活動力、体の各機能、再生増殖を行う力などいろいろと必要な活力を供給するために、腺は消化された食物をコントロールして必要な養分、ビタミン類を摂取している。つまり、腺からこれらの(建築材料)は取り出されているのだ。」
<内分泌腺>「内分泌腺は自律神経と協同して物質代謝に関与し、肉体の遺伝とか本能、または個人的な感情や気力、欲望などの傾向を支配し、自動反応装置や身体の発達に合わせた複雑な周期にそれぞれのタイマーがセットされていて活動し、生育の時期に従って身体的環境を整えている。」
<内分泌腺>「内分泌腺は肉体的にはホルモンを出す器官であるが、霊的にはチャクラといって、エネルギーの中枢であり、通り道である。」
<内分泌腺>「内分泌腺はまた個人の感情、気分、欲望によって変動しやすく、マイナスの感情によるストレスの過剰は、それがどこからきたかは問題ではなく脊柱をゆがめ、神経節の活動を減少させて、一つかそれ以上の組織や器官にエネルギーの補給ができない状態にしてしまって病状を現すことが多い。」
上記は従来の東洋医学的見解と催眠状態になってエトガーケーシーが質問に答えたリーディングとなっています。中医学では経絡は生体を滋養すると定義しています。生体を滋養するのは血液だけなのでしょうか?エドガー・ケーシーは腺が生体を滋養していると言っています。現代医学では想像すら出来ない見解となっています。ですが新しい21世紀では内分泌の解明が重用視される必要があります。導管をを持たない腺を血液で説明しつくす事が出来るでしょうか。導管を持たない腺は導管を必要としない形で身体に影響し作用していると考えるのが正当ではないでしょうか。今後の研究が期待される次第です。

■半身における経絡循環■
| (手) |
肺経
親指 |
|
大腸経
示指 |
|
心経
小指 |
|
小腸経
小指 |
|
心包経
中指 |
|
三焦経
薬指 |
|
|
|
|
↓ |
|
↑ |
|
↓ |
|
↑ |
|
↓ |
|
| (足) |
↑ |
|
胃経
第2指 |
|
脾経
第1指 |
|
膀胱経
第5指 |
|
腎経
第5指 |
|
胆経
第4指 |
肝経
第1指 |
|
↑ |
|
└→
←─ |
|
←─ |
|
└→
←─ |
|
←─ |
|
└→
←─ |
┘
←
|
…………………………………………………………………
|
(手) (足)
太陰 肺経
↓
表 陽 腑 陽明 大腸経 → 陽明 胃経
↓
裏 陰 臓 少陰 心経 ← 太陰 脾経
↓
表 陽 腑 太陽 小腸経 → 太陽 膀胱経
↓
裏 陰 臓 厥陰 心包経 ← 少陰 腎経
↓
表 陽 腑 少陽 三焦経 → 少陽 胆経
↓
裏 陰 臓 太陰 肺経 ← 厥陰 肝経
上 下 |

十二経絡は氣の循環する経路で、正中線を境に左右対称に存在しています。各経絡はそれぞれ重要な臓器をその支配領域に持ち内分泌と深く関連を持ちながら機能しています。十二経絡を循環するエネルギーの経路は肺経→大腸経→胃経→脾経→心経→小腸経→膀胱経→腎経→心包経→三焦経→胆経→肝経そして肺経と戻って行きます。経絡には臓腑の名称が使用されています。この名称と臓腑との関係を述べると、胃経は胃をその支配領域の中心として支配し、その他多くの臓腑の一部を支配領域に持ち機能しています。単に呼称しているだけではないのです。中国医学の研究に敬服する次第です。
例えば胃経の場合足の左第二指より鼠径部、左
右子宮、左右小腸の一部、左右大腸の一部、左右腎臓の細尿管、膵臓の膵体中央部、胃の噴門部、胃の幽門部、左右肺の一部、左右甲状腺、左右歯の一部、左右鼻、左右上顎洞、左
右目の一部、左右脳の一部等をその支配領域に持っています。
{胃経}
支配領域
脳の一部
目
鼻・上顎洞
歯の一部
甲状腺
肺の一部
肝臓の一部
胃の幽門部
胃の噴門部
膵臓の中央
小腸の一部
大腸の一部
腎臓細尿管
子宮の一部
鼠径部
下肢前面 |

|
※哲学的色彩を持った五行理論や陰陽理論と十二経絡を統合した混乱と誤り。
| |
手 |
|
足 |
|
|
陽明大腸経 |
――――→ |
陽明胃経 |
|
|
少陰心経 |
←―――― |
太陰脾経 |
|
|
太陽小腸経 |
――――→ |
太陽膀胱経 |
|
|
厥陰心包経 |
←―――― |
少陰腎経 |
|
|
少陽三焦経 |
――――→ |
少陽胆経 |
|
|
太陰肺経 |
←―――― |
厥陰肝経 |
|
|
|
厥陰と少陰
と太陰におけるは手と足の経絡は接続していない |
|
手 |
|
足 |
|
|
厥陰心包経 |
× |
厥陰肝経 |
|
| |
太陰肺経 |
× |
太陰脾経 |
|
|
少陰心経 |
× |
少陰腎経 |
|
※陰陽理論を参考にし上下経絡が接続しているとして治療方針を決定するのは本当の氣の循環が読めておらず頭で練った治療となっており、間違った考えとなっています。
※陰陽五行理論は、すべての物と現象を説明するのに、陰と陽の両面が存在するとし、その相互間には対立もあるが、それでいて同時に統一されているとする哲理を展開し、また自然界を陰陽の二元的な抽象概念よりさらに発展させ、木・火・土・金・水の五要素にわけて説明し、このような理論に経絡をもあてはめて考える理論を展開し、これらの理論を基礎とし治療形態をも作り上げてしまったのです。木(肝経/胆経)・火(心経/小腸経)・土(脾経/胃経)・金(肺経/大腸経)・水(腎経/膀胱経)等があります。
このような理論は身体の正しい氣の循環を無視した空論でしかなく、おまけにこの理論を基に処置を施す施術家が日本に多数いることに、一抹の寂しさを感じてしまう次第です。それは確固たる治療形態が確立されていないために起きている実情となっています。このような理論を拠り所とせさせるを得なかった施術者は氣を整える鍼術に於いて、理論に溺れる傾向が出てきます。「身体の氣の動きが解らないで治療をしています」ということを公言しているのと同じことになります。このような理論が脈々と生きている現状が東洋医学を曖昧なものにしていると言えるかも知れません。
身体の全身にて氣の動きを感じ取って見て下さい。そう難しくはありません。そうした時自己が執着していた理論より解放され、正しい身体の氣の動きを受け止め正しい現実に即した治療が行えるようになるのです。十二経絡の循環を素直に受け入れてほしいものです。脈診等はお遊びのように感じます。お腹立ちの先生がいらっしゃいましたら連絡を頂けたら幸です。新しい時代は真実を解き明かすことを要求しています。真実はシンプルなのです。

■薬と経絡の役割■
東洋医学を西洋医学的立場より受け入れる時、日本に於いてはほとんどの医師が経絡理論より漢方の投薬をその中心としている傾向が見受けられます。西洋医学の主たる治療が投薬にある関係上、各種症候に対する経験的に確認されている生薬への期待と考えられます。
基本的に人間の生体は元々全ての薬をその身体内に持っているはずですが、それが欠如すると西洋医学では処置として投薬で改善をはかろうとしたり、補ったり、生体の営みにマイナスを与える因子を攻撃したり、副作用が大きいマイナトランキライザーのようにリラックスさせるとは言え、生体の営みを押さえ込み、身体を鈍らせ自然治癒力を押さえ込みつつ自然治癒力に委ねる方法により改善されるのを待つ処置が行われています。ですが投薬は基本的に攻撃的内容を多く持っているので必要最小限とすべきでしょう。
薬を身体が必要とする環境では飲用することで全身の気の動きが円滑になり身体も楽になって行きます。ですが投薬で補ったり強制したりすると組織の営みに変化がおきて、気の循環も一変してしまうことがあります。特にホルモン剤の投与や間違った薬の処方を行ったりするとホルモン剤や薬の強制力により気の循環は混乱をきたし、自然な気の循環を取り戻せなくなったりします。当然組織の営みも低下したりしています。
気を受信したりする必要性に目覚めるようになる新しい時代では、薬を手に持つだけでも飲んだと同じ変化を身体に感じ取るようになってきます。自己の身体に薬が必要かそうで無いかを識別出来るようになるのです。医師がデーターや理論に基づいて「この薬が合うだろう?」とする‘ためし’の投薬は恐ろしいことかも知れません。近い将来、昔は薬の処方に於いて身体が必要としているかどうかを感じ取り身体に適合するかしないかを確認することなく「めくら投薬が行われていた時代がありました」と言われるようになるでしょう。現在でも患者さんに一つずつ薬を持ってもらい、どのように感じるかを問うと的確に答える人に出会います。鈍すぎる現代人が越えなければならない試練のように思われます。
東洋医学では湯液が症候治療として利用されてきました。陰陽五行理論を投薬処方の判断する拠り所として。ですが陰陽五行理論は基本的に脈絡が無いと言えます。十二経絡理論は生体における気の循環に適合していますが、この十二経絡に冠している太陽・陽明・少陽・太陰・厥陰・少陰を考えてみますと太陽病・陽明病・少陽病は経絡循環と対比しても繋がりが確認できますが、太陰病・厥陰病・少陰病に於いては十二経絡理論に於ける気の循環に適合せず、全く脈絡が無いのです。薬の処方に於いて哲学的色彩を持つ理論を拠り所とするにはお寒い限りと言う他ありません。西洋医学の抽出薬学に対して東洋医学は混合薬学と言えるものです。悪戯に証をたてて投薬を決めるのでは無く、西洋医学のようにどの病態にはどの薬が効果在りとする理論で良いと考えられます。新薬に副作用が強い或いは効果が無い等の理由で漢方に飛びつく医師が見受けられますが処方にたいする基準については少し考える必要があるようです。
東洋医学には湯液理論の他に生体の営みを直接反映している気(エネルギー)の存在を重要視した経絡理論
があります。
ですが現在の科学では組織解剖学的には経絡の存在が証明されてはいません。それ故東洋医学の経絡理論が曖昧な存在としてしか認められていない傾向があるようです。しかしこの経絡のエネルギーを正しい循環に戻すことにより、人間が備え持つ全ての薬を蘇らせるほどの価値があることを西洋医学の多くの医師は気付く必要があります。中国の医書である黄帝内径・素問、霊枢では全編を通して気を整える治療操作が記されています。気を整える事により本来持っている蘇生能力を最大限に引き出すことが出来る治療操作についてがその内容です。ですが残念なことに「気」を操作する方法での鍼灸治療は本家の中国でも軽んじられ治療操作の基礎とはなっていません。気の循環を無視した症候治療に終始しています。「鍼術の要は気を操作することにある」となっているにもかかわらず。こうした根本理論を無視した傾向は気が理解できない若しくは理解しようとしない事が最大の要因となっているのかも知れません。文明成長における低迷期と言える段階です。仏法で正しい釈迦の教えが生かされていた正法時代に対比して求める指標が解らなくなり対象物を借りて自己に気付く像法時代なのかも知れません。目に見える対象物に心が振り回されて自己を忘れてしまった状態とも言えます。気を操作するには気を知らなければ操作できません。
鍼灸に携わっている人であれば臨床を通して経絡の存在を認めざるを得ない症例に遭遇された経験をお持ちの諸先生方がいらっしゃると思います。鍼による操作の一つ一つに法則性と再現性があることを。これらは気を受信すると明らかなものとなります。我々の治療においては一つ一つの操作とその結果を完全に説明できる内容となっています。
経絡は身体内に独立した支配領域を持ち、経絡内にエネルギーの過不足を生
じています。それは生体の営みに比例したエネルギーの過不足となっています。それ故この反映しているエネルギーに変化を与え調整する事により組織を正常な営みに戻させる
技術が鍼灸術の本質となっています。
東洋医学では氣を整えることで年齢相応に細胞の営みを取り戻させることが可能な世界があります。素門、霊枢なる古典の医書には氣を整えることが全編を通して説かれています。そして古典の世界では全ての病に対し氣を整えることで対処していたのです。現在の鍼灸等は刺激療法と化してしまい痛みを取る程度のレベルでしか利用されていない傾向があります。悲しいかなレベルが低すぎます。新しい時代はテレパシーの時代へと次第になっていきます。頭で考え、
理論を構築してさらにそれを修正弁証し、
また修正を行い、最後には最高の理論が作られるとする弁証法は20世紀に重宝がられた理論です。最初の基礎となる理論が間違っていたら全てが曖昧なものとなってしまいます。新しい時代は純粋直感の時代です。屁理屈を述べる時代は終わろうとしています。人間には自己の内部における氣の動きを感じとる力と外界の波動エネルギー(氣)を受信する能力を持っています。これからの時代はこうした能力に目覚めた者が現代科学や医学理論、薬の投与の可否についても、在るがままにして在る身体の営みを正しく受信し、正しい認識の元に新しい見解を述べる世界が到来します。薬等も手に持ってもらうだけで身体に有効かそうでないかが解る世界があるのですから。そして本来鍼術の世界も生体の営みが反映したエネルギー(氣)を整える世界であり、痛みを取る世界だけては東洋医学の本質が鳴きます。痛みは経絡間の電位差のバランスを取ってやると簡単に鎮痛してしまうのです。歴史上の頭の良い人間が頭でこね回した理論に踊らされているのが現在の東洋医学の一端と言えます。こうした現状の中で古典の本質を新しい時代に即した理論でなんとか伝えたいと考えています。

■経絡を循環する実体■
経絡中を循環する実体や媒体となるもの対し各種見解があります。末梢神経との関連説。血管・リンパ管との関連説。神経分節との関連説。中枢神経との関連説。自律神経関連説。神経、体液調節機能との関連説。生物電気説等。
私は経絡が内分泌腺と深く関係していると考えています。現在では内分泌腺のおもなものは脳下垂体、甲状腺、松果腺、胸腺、副甲状腺、副腎、腎臓、精巣、卵巣等で、外分泌腺と異なり、導管がなく、その分泌物(ホルモン)は通説では腺細胞から直接血液中に放出されていると考えられています。はたして導管を持たない腺の分泌物が血中だけに放出されるのでしょうか。血中以外に放出している可能性がないと言い切れるのでしょうか。
我々の臨床ではホルモン異常による月経不順等の疾患に対し
腎臓・副腎・脳下垂体・卵巣を支配している経絡のアンバランスを改善するだけで正常月径となった症例は沢山あります。更年期障害で心下部痛、胸部痛、目眩、不安感等の症状にたいし脳下垂体と関係が深い経絡に変化を与えるだけで簡単に治癒する臨床例も多数あります。男子の精子減少症等は特定の経絡を操作するだけで精子の増加を見ます。甲状腺の機能亢進にも特定の経絡の操作により改善します。さらに膠原病となっている疾病に対して脳下垂体と関連の深い経絡操作にて治癒へと導くことが出来ます。
本来内分泌腺はコンピューターのように制御(タイマーがセット)されていて、出産等の大きな転帰がないと変化しない領域のはずですが、経絡における氣の循環に変化を与えるだけで内分泌異常が正常化してしまう事実が存在しているのです。こうした臨床例を通して私は内分泌腺のホルモンが血液の中に放出されるより支持組織の中に放出されているのではと仮説を立てているのです。
そして腺は一定の支配領域を持つ経絡を循環しつつ血液以上に細胞組織を滋養する役割を担っているのではと考えています。つまり「経絡とは内分泌腺の循環経路であり、その媒体組織は支持組織の中に独立した支配領域を持っている
」と考えるに至っています。現代医学の基礎研究にゆだねたいと思います。
我々の臨床データーを総合的に解釈していくと、以下のように語った、眠れる予言者、エドガー・ケーシーのリーディングと一致する結論に達するのです。
<内分泌腺>「腺はビタミンやその他の栄養をとりいれて、身体のさまざまな器官に必要なエネルギーを供給している。足の爪の成長をささえている同じ腺が、胸や頭や顔にもエネルギーを供給しているなんて考えられただろうか。また皮膚は、心臓にエネルギーを供給しているのと同じ腺によって活動しているのだ。このように腺は、食べものから同化して作られた栄養を、身体のいろいろな器官に供給してこれらの成長や活動を調整している。」
<経絡の作用>上海中医学院・「経絡は気血を運行させ、身体を滋養し、生体の異常を反映し、侵入した病邪や鍼灸の刺激などを伝導する作用を持っている」

■経絡診断■
身体の営みによって経絡内には電気の変動が起きています。これらの変動は「身体の営み」=「経絡の変化」となっています。ですから経絡の支配領域を考慮して経絡内の変動を調べると、どの臓腑のどの位置に異常が発生しているかが推測出来るようになります。
経絡の変動を確認するには二つの方法があります。一つは変化している気の動きを身体で受信する方法と皮膚電気抵抗器による井穴における抵抗値の測定があります。
我々が最も信頼しているのは気の動きを身体で受信する方法となります。気を受信するには対象となる身体内の気を動かす必要があります。身体内の気を動かすと変動の内容が受信しやすくなります。こうしたことに基づき試行錯誤の末、専門家用の天心システム・ポイントチェッカーを制作してみました。身体に流す電気は低周波ですが電子波を使用しています。電子波は普通の電気が連続波なのに対して途中が切れた状態で流れて行きます。いわゆる電子レベルとなっています。ですから身体内に帯電することなく作用して行きます。使用方法と併せて経絡の変動を法則性と再現性のある変化として説明してみます。
「実証経絡の気は操作により肩上がり側より肩下がりの足へ下降します」
「電子波のマイナス極は肩上がり、プラス極は肩下がりとなっています」
天心システム・ポイントチェッカーには上記の電子波が気を誘導する媒体となります。この電子波回路には金属棒と誘導棒があり、電源を入れて金属棒を左右の手に持って貰います。すると持ち方により気が上がってくる持ち方と気が下降する持ち方が出てきます。この違いは極性のマイナスとプラスをどちらに持つかで決定されます。それは身体内に過剰に蓄積された帯電エネルギーは肩上がり側から肩下がりの足の方へ移動しやすい傾向があり、気を整える為には過剰な気を下降させる必要があります。そして金属棒の操作において気が下降する持ち方はマイナス極を必ず肩上がりに持つと起きる現象となっています。逆に持つと気は上昇します。そしてこの確認は気を整える上でとても重要な作業の一つとなります。
「気は電子レベルでマイナス極よりプラス極へと移動します」
「実証経絡の気は誘導棒を手の井穴・足の井穴にあてても下降します」
「実証経絡は各手足に一経ずつ存在しています」
次に誘導棒を手では井穴にマイナス極をあてて体幹部寄りにプラス極をあてて各経絡の診断を行います。足の各経絡では井穴にプラス極をあてて体幹部寄りにはマイナス極をあてて気の下降の具合を調べます。すると実証経絡にあてた場合には気が下降する現象がおきます。手でも足でも実証経絡に誘導棒をあてると気が下降します。逆に実証経絡でない経絡にあてると気が上昇します。こうした現象を身体に受け止めてどの経絡が実証であるかを受信して割り出す経絡診断を行います。こうして割り出す実証経絡は各手足に必ず一経絡ずつ現れます。
例えば右肩上がりで右手が陽経の三焦経となれば左手は陰経の経絡となります。かりに心包経となれば足は自動的に右足が腎経となり左足は胆経となるのです。これらは十二経絡循環を基に割り出します。そして実証度を大きい順に並べると最大が肩上がりの右三焦経となり次に左右で表裏(陰陽)の関係にある左心包経がきて、三番目に実証度が大きいのは肩下がり側の足の胆経となり、四番目が右腎経となっているのです。このような法則により割り出せた実証経絡には再現性が認められます。こうして割り出された経絡には毫鍼や灸や低出力レーザーが有効となります。またこのように実証経絡が決定したら他の経絡への毫鍼や灸や低出力レーザーは体調を整える為にはマイナスとなってくるのです。
「経絡の代表測定点は末梢の井穴を取らなければならない」
次に皮膚電気抵抗器で井穴測定による虚実の割り出し方を述べることとします。経絡の代表測定点は手足の末梢にある井穴を取ります。電気は尖った所に集まる特質を持っているからです。先端が傷ついていたりして測定出来ないときは便宜上第二関節を測定点とします。両方測定しておく方が正確度を増します。末梢の井穴以外の部位での測定は不安定で代表測定点とするには適していません。身体の関節部等の氣の変動が大きいポイントや身体の途中での測定のことです。
「電気抵抗が低く電気が流れやすい経絡は虚証経絡となります」
経絡の変動を皮膚電気抵抗器にて測定する上で注意する点としては生体内の活動電流の存在や測定時の圧の関係により不安定な測定結果となったりしますが、これらは数回繰り返して測定していると、測定部位に活動電流がアースされ比較的安定したデーターを計測することが可能となります。測定数値は氣の流れが正常であれば一定した数値として計測されます。例えばほとんど50マイクロアンペア位なのに、一経のみ100マイクロアンペアという測定結果となった場合。100マイクロアンペアの経絡のみが異常経絡となります。このように一経のみの電気抵抗が低く電流が流れやすい経絡は「虚証」と判断し、その経絡の支配領域に病巣があったり、損傷電位があったり、内分泌の機能亢進があり、修復するためにエネルギーを必要としている状態と判断します。そして虚証の処置を施します。
虚証に対しては電気抵抗測定器による計測が診断するうえにおいてとても役にたつ方法となります。
良導絡治療に於いては新経絡治療とでは測定部位も異なり、経絡の代表測定点における電気抵抗が低く電気が流れやすい経絡を単純に興奮している「実証」と考え治療方針を決定しているようですが間違っています。
本来、実証経絡に対しては興奮を静める為に瀉す理論があります。ですが電気抵抗が低く電気が流れやすい経絡を「実証」と判断し興奮を静めるために瀉法の処置を行うと症状が悪化します。また経絡を循環するエネルギーは自律神経と強調しあって機能したり、自律神経に影響を与えたりしますが、自律神経は経絡ではありません。
新経絡治療では経絡の代表測定点における電気抵抗が高く電流が流れにくい経絡を「実証」と判断します。実証は充実している健全な状態から、組織の機能が活発でなく停滞している状態の広い範囲となります。測定部位のほとんどが100マイクロアンペアなのに一経若しくは数経が正常値より極端に電流が流れにくく計測されたりします。これらの電気抵抗が高い経絡を病的な異常経絡が生じている可能性があると仮定することが出来ます。このような経絡の実証領域では電気的エネルギーが帯電していることが多く氣が円滑に流れていません。そしてそれらは組織の働きに比例して発生しているのです。症例では脂肪肝の疾病等がそれにあたり、右大腸経や右三焦経と右肝経や右脾経に電気抵抗が高い実証反応が出ている傾向があります。さらに右脳梗塞左麻痺の場合、右三焦経と左心経、右肝経と左胆経に実証反応が出ています。脳梗塞では梗塞を起こして側の三焦経が実証となりますが、反体側の三焦経に虚証反応がある可能性があります。
但し、実証の測定結果は正常値より僅かしか電気抵抗値の差が無く、電気抵抗値にて簡単に診断するのは危険と言えます。虚証領域にもこれらが言えます。我々の診療では全身の氣を誘導する方法を試みて氣の流れ具合を身体にて受信し、受信が正しいかどうか、或いは虚証反応が出ているかを再確認する為の参考程度で測定器を利用していることを述べておきます。
興味のある方は
上記各種連絡より
ご連絡下さい |
天心システム
ポイントチェッカー
(専門家用)
 |

|
| 新経絡治療では
独自で制作した気代謝誘導装置・天心システム・ポイントチェッカーを証の決定に使用しています。この装置には皮膚電気抵抗を計測するための測定導子と握り導子
。氣を誘導する誘導棒と金属の握り棒。アース回路が付いています。新経絡治療(バランス鍼法)を勉強するためには必需品となっています。専門家用です。 |
使用方法
| ポイントチェッカーは足の第一趾と第二趾の左右、爪の生え際にアースする湿性綿花を固定し、誘導棒で手や足の井穴から気を誘導し実証領域を確定した後、最後に皮膚電気測定器で虚証領域を
確認して経絡間の気の過不足を判定して処置を行います。(マニュアルの添付あり) |
十二経絡の代表測定点
| 手 1肺経・2大腸経・3心包経・4三焦経・5心経・6小腸経
母指 示指 中指 環指 小指
小指 |
|
 |
|
 |
| 足 1脾経 ・2肝経 ・3胃経 ・4胆経 ・5腎経
・6膀胱経 |
1指 1指 2指 4指
5指 5指 |
治療に関しては
気の誘導ページの新経絡治療(バランス鍼法)
参照
■「経絡敏感人」中国■
以下の図は経穴を刺激すると、経絡敏感人において刺激の感覚が顕著に伝導し、体表部に反応帯が出現したデーターです。身体内部の支配領域については未だ解明されていません。古来より伝達されてきた経絡の走行の一例として小腸経を取り上げてみますと。体表上の反応帯は上肢しか記載されていません。ですが小腸経のセンターとも言うべきポイントは仙骨の処に小腸兪として存在しています。それは支配領域が体表部では上肢にしか出ていないが、身体内部に小腸経が支配している領域があり、手の小指尺側より仙骨にまで繋がっている支配領域が存在していることを示唆しています。
「十二経絡をクイックすると各経絡治療ポイントが出ます」

■三焦経と小腸経は教科書に間違いがある■
経絡敏感人は中国の研究グループが発表したもので、特定経穴に刺激を与えた時、経絡と類似する伝達感応帯が出現したものを整理したものです。この経絡敏感人は落雷を直接身体に受けた経験があります。この経絡敏感人の書籍は現在発刊停止となっています。ですが我々の研究では教科書と経絡敏感人における経絡走行を考慮して治療を行った結果、経絡敏感人の感応帯が実際の経絡の支配領域であることが確認されています。こうした理由により新経絡治療(バランス鍼法)では本治法による経絡操作で最大有効ポイントを割り出しその経絡だけに影響を与える経穴を特定します。その時小腸経に影響を及ぼす取穴を教科書では三焦経の経穴とされている天井穴を取穴しています。
以下は教科書と経絡敏感人での三焦経と小腸経における支配領域をしめしていますが三焦経と小腸経は肘より全く逆の支配領域となっています。陰陽五行理論が哲学的色彩を帯び、その理論に翻弄されて頭で構築された東洋医学の理論展開も真実により修正を余儀なくされる日が必ず来ます。最初の理論が間違っていれば弁証法も苦しい展開となります。経絡敏感人の発刊が停止された経緯が人為的計らいとすれば歴史の恥部の一つとなるでしょう。
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肘より小腸経と
入れ替わっている
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肘より三焦経と
入れ替わっている

新経絡治療(バランス鍼法)取穴 |
■膀胱経の支配領域■
「左大腸経と左肝経と膀胱経とが吻合している左大腸兪穴に円皮鍼を置鍼」等は教科書では理解しにくい内容てす。経絡を運行する気は独立した支配領域を持っていますが、要所では重なり合っている支配領域があります。それは、経脈が分岐する絡脈とも異なります。異なる経脈が混じり合うポイントなのです。経絡の測定と治療効果の相互関係を研究をしている時に解った法則性と再現性のある内容なのです。明確に確認出来たのは平成元年頃のように記憶しています。それ以後は測定データーが揃わないと処置を施すポイントとして使用できません。データーが揃うと一穴で瞬時に全身が変化する経過を確認することが出来ます。
では膀胱経の支配領域と吻合について治療パターンを通して述べることとします。この度は背部兪穴と二行線に付いて述べます。膀胱経には脊柱より外方1,5寸にある大腸兪、腎兪、肝兪等を通る一行線の兪穴と脊柱より外方
3寸にある腰眼、志室、陽綱等の穴が二行線にあり、さらに教科書では胆経とされているが実際は膀胱経の支配領域に属す京門穴を通る三行線(二行線の外方にあり頚部より京門穴を通り臀部へと接続している)とがあります。
説明として皮内円皮鍼(皮内鍼)の処置を行って効果が有るか無いかで判断していきます。なぜなら、皮内円皮鍼(皮内鍼)を施鍼出来るポイントが電気抵抗が低い電気が流れやすい経脈にしか効果がないからです。抵抗が高い経脈に施鍼すると必ず生体にマイナスが生じます。(測定部位は各経の井穴)
@ 以上を考慮の上判断しますと、膀胱経の兪穴に処置を施す場合はかなり慢性化した疾病があると判断しなければなりません。一症例を述べますと右五十肩もその一つですが左大腸経と左肝経に電気抵抗が高い実証反応が出ています。更に左心包経より左三焦経、左腎経より左膀胱経の電気抵抗が高い時に左大腸経の兪穴に、皮膚に一ミリ位刺入し揉んで効果が上がる円皮鍼を施鍼することが出来ます。左五十肩とは逆に虚証反応として左大腸経と左肝経、それに僅かに左三焦経と左膀胱経の電気抵抗が低く計測される場合にのみ左大腸経に皮内円皮鍼(皮内鍼)を施鍼し著効となります。左大腸経の電気抵抗が低いが左肝経の電気抵抗が高い正常値の場合には著効を見ることは出来ません。むしろ左大腸経の支配領域の経穴に皮内円皮鍼を施鍼した方が著効となります。 各兪穴を取穴する時は各兪穴を代表する経脈+肝経+三焦経+膀胱経が共に虚証か実証でないと兪穴より全身に変化を与えることが出来ないのです。
A 志室や腰眼等に虚実の反応が有る場合は胆経+膀胱経の変化を調べなければなりません。腰眼等は腰痛で反応がよく出ているポイントです、腰部横突起の周りが肥大していたりする先端あたりにあたります。仮に左腰眼あたりに気が帯電する実証反応がある腰痛の場合の各経絡上には右三焦経+左肺経+右肝経+左胆経の実証が認められます。こうした場合左胆経と左膀胱経の電気抵抗が高い場合、腰眼あたりの反応ポイントに揉む円皮鍼を施してやり揉んでいると急に腰痛が消失します。虚証の場合はこの逆で右三焦経+左肺経+右肝経+左胆経に電気抵抗が低い反応が出ます。左胆経に加えて左膀胱経が左腎経より僅かでも抵抗が低い場合は皮内円皮鍼で腰痛を瞬時のうちに電位を矯正し鎮痛させることが出来ます。虚証反応が無くなるまで置鍼しておきます。左胆経に虚実の反応が出ていない時に虚実それぞれの処置をおこなっても効果がありません。また胆経に反応が出ていても膀胱経に反応が出ていないと著効とはなりません。この場合は胆経の支配領域にある経穴に処置を行う方がよっぽど著効を得ることが出来ます。追試して頂ければ納得がいくはずです。
■第二胃経と第二大腸経の支配領域■
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第二大腸経
この経絡は教科書には無く、新経絡治療で発見した流注となっています。支配領域は小腸経に属し、小腸経に実証反応があれば第二大腸経も実証反応を確認することができます。上下の関係では第二胃経と接続しています。
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第二胃経
この経絡は教科書には無く、第二胃経と呼ばれています。支配領域は膀胱経に属し、膀胱経に実証反応があれば第二胃経にも実証反応を確認することができます。上下の関係では第二大腸経と接続しています。 |
■十二経絡と奇経との関係■
近藤です。華田雅子先生へ。
いやはやアメリカ在住の先生が天心メーリングリストに参加されていたとは知りませんでした。嬉しくなってきました。このような意見は大歓迎です。今後ともアドバイス宜しくお願い致します。
さて先生のご説明確かに上海中医学院の鍼灸学には先生が整理されたように記載されています。そこで拙い経験を元に奇経に付いて私が考えている内容を述べさせて頂きたいと考えました。あまりにも説明が不十分だったようなので。また経絡の三焦経と小腸経は教科書に記載されている内容と、実際の経絡の流注が三焦経と小腸経とでは肘より逆になっていることを経絡敏感人との対比で確認しています。そして教科書が間違っている結論に達しています。このようなことがあるかも知れないと言う軽い気持ちで読んで下さい。
華田雅子先生解説
「奇経は、12正経とは別の経絡であることから奇経八脈と称されているわけですが、奇経と呼ばれるのはそれらに12正経とは異なるところがあるからで、次のような特徴があげられます。
1)臓腑とは直接的なつながりはない。12経脈と各臓腑とが直接的な絡属関係にあることと比べると大きな特徴である。
2)経絡間の表裏関係がない。このことは12経脈と12臓腑とがそれぞれ6対の表裏関係を有していることと異なっている。
3)12経脈が順次に貫流し循環しているのに対し、奇経は環のように循環して 、また元に戻ることを繰り返すという流注法則はない。
4)五行による十干十二支に対する配当がない。これは、12経脈が五行の干支に関係させて配穴されることと異なっている。
5)12経脈には、すべて固有の経穴があるが、奇経8脈には任脈・督脈を除き、固有の経穴というものがなく、残りの6脈の経穴は、12経脈の各経固有の経穴が充当される。奇経8脈の生理機能は、主に、12経脈の気血運行に対し、過不足調整機能を果たしています。したがって、12経脈の気血が充溢している時は、奇経8脈に流れ出て蓄えられます。また、12経脈の気血が損なわれ不足する時には、奇経8脈がその気血を還流して12経脈に注ぎ、その不足を補うと考えられています。したがって、気功における日々の練功では、12正経の気の巡りをよくするだけでなく、これら奇経に気を蓄えることが大切だと考えられています。」
近藤
「まず奇経が論じられ出したのはいつ頃なのでしょうか。霊枢には出てきていないと思いますが、勉強が足りないのかも知れません。蔵本先生ご存じであれば教えて下さい。このように述べますのは、奇経と言われる経絡が臓腑とは直接的なつながりがないとは考えられないのと。経絡間の表裏関係がないという見解にも疑問を感じています。奇経は環のように循環して、また元に戻ることを繰り返すという流注法則がないという見解にも、一部疑問を感じています。
また基本的に五行理論は実際の気の循環を観察するとき間違った理論であるという結論に達しています。さらに奇経8脈には任脈・督脈を除き、固有の経穴というものがなく、残りの6脈の経穴は、12経脈の各経固有の経穴が充当される。奇経8脈の生理機能は、主に、12経脈の気血運行に対し、過不足調整機能を果たしているとする見解は本当なのでしょうか。
このように ”なぜなぜ”を連発するのは以下の理由によります。
まず奇経と言われる帯脈は、季肋に起こり、腹、腰の周りにたいし帯びをしめたように一周すると考えられていますが、この帯脈は季肋(副腎or腎)より起こり尾骨へ至り、督脈へ接続しているようです。衝脈は臍の下(副腎or腎)より起こり一つは腹部を上昇し胸中に入り散布し、喉から口唇を経て眼に至る流れと、もう一つは下降し尾骨を巡り脊椎を上昇する流れがあります。この両者は共に気の源で二つは尾骨あたりで合流し、督脈を上昇し脳の中枢(脳下垂体or松果腺)へ合流し、そのエネルギーはそこより下降し、太陽神経叢より十二経絡を通って全身へ循環されていくようです。最初は中より肺経へ循環し、列缺穴より別れ一つは肺経の井穴へ、一つは大腸経の井穴へ接続し、大腸経の流れは偏歴穴より一つは顔面部へ、一つは陰陽の肺経へ流れ下腹部をまといまた上昇して行きます。この一つは陰陽の肺経へ流れるとされる支配領域は大腸経の別行する正経となります。手では陽経において全て体幹部へと別行する正経が存在していますが、体表には出ていません。足に於いては陰経の絡脈より別行する正経が存在しています。腎経であれば太鐘穴より陰陽の膀胱経へ絡すことになりますが、腎経の別行する正経は膀胱経と同じ走行とはなりません、陽維脈が腎経の別行する正経ではないかと考えています。陽維脈は外果下方の金門に起こりとありますが、腎経の絡脈より分かれた別行する正経が金門あたりより下腿外側を上がり、肩を経て前額に上がり、風池付近を通りG門付近に至ると考えた方が正しいと考えられるのです。陰維脈は腎経の走行と同一となっています。都合良く陰U脈、陽U脈、陰維脈、陽維脈と整理されていますが、手の陽経における絡脈以下の別行する正経は体幹部の中にあり、外部より判断出来ませんが、足の陰経の絡脈より別行する正経は陽経へ絡して行きますので、体表に出てきます。ですから別行する正経を歴史上の研究者が間違い、奇経としたものだと考えています。そのうち明らかにされる時が来ると思います。あまり述べたくない内容だったのですが、新しい時代の為に仮説を述べて見ました。ですから衝脈、帯脈、任脈、督脈以外は全てが十二経絡の支配領域にあると考えています。」
華田雅子先生解説
「さて、この奇経8脈ですが、任脈は諸陰の経脈を調節し、督脈は諸陽の経脈を調節します。衝脈は、「12経の海」といわれ、12経脈の気血を蓄える作用をしています。帯脈は、諸経を束ねる働きを有しています。
陰維脈は6陰経と連絡して任脈と会合して全身の裏を主っています。
陽維脈は6陽経と連携して督脈と会合して全身の表を主っています。
したがって、これらは、それぞれ、6陰経と6陽経の経気を調節し、陰・陽経の間の協調と平衡を維持しています、また、陰U脈と陽U脈は、それぞれ足の踵の内外側に起こり、少陰・太陽にしたがって上行し、それぞれ目頭に公会して、これらは、共同して肢体の運動と目瞼の開閉機能を調節しています。これは、「鍼灸学」(上海中医学院編)という教科書に書かれているものをまとめてみたものです。」
近藤
「任脈は諸陰の経脈を調節し、督脈は諸陽の経脈を調節すると言われていますが。当方では任脈は腎経、督脈は膀胱経と深い関連性があることは確認が出来ていますが他経との関係では未だ関連性がある確認が取れていません。衝脈と帯脈は、全ては腎の気より始まるごとくエネルギーの発する源と解釈しています。また陰維脈は架空理論。陽維脈も腎経の別行する正経と考えています。東洋医学を伝達してくれた中国には感謝しています。しかし人体を流れる経絡は教科書と実際とでは多少違う所があります。全てが明らかにされる時が来ると信じています。理論の中より真実は生まれません。気を受信する本当の現実の中に新しい時代に必要とされる真実が隠されています。21世紀の為に本質を求めて行くつもりです。これから生まれてくる子供達の為にヒントを残しておきたいと思い書まきした。」

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