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■氣の送受信

東洋医学の本質は気を整える医学である。気を理解しない者は無明で手探りの治療の域を脱する事が出来ない。十二経絡循環としてある経絡循環は各経絡が独立したネットワークとして存在しており、各経絡に心を集中すると身体が楽になり解放する経絡であったり、そうでない変化が身体に伝わって来たりする。
ツボとは人間の身体にあって外界の波動情報を受信したりする受容体としての働きを持っているからである。この気を受信する能力は人間が本来備え持ちながら忘れている能力の一部であり、形の中に躍動する本質エネルギーを理解する唯一の窓口となっている。気を受信する行為は黃帝内径・素問霊枢の本質であり、生命循環の営みを見出し簡単な処置にて身体エネルギーを正常循環に戻すことを可能とする唯一の治療へと繋がっている。病理や検査データー等では解り得ない領域である。人類の未来に託されている真実を理解する眼力を理解し、人間の本質に目覚めて貰いたいものである。
気とは大宇宙における電気的性質を持ったエネルギーとして存在している。原子は電気的に均衡を保っている最小単位のエネルギーであり、鉱物エネルギー、生物エネルギー、光エネルギー、どれを取っても電気的性質を持った存在となっている。人間の意識も又原子を超えた質量を持たないが電気的性質を持った信号と解釈され、東洋医学ではこれらを総じて「気」と表現している。
形の中に躍動し変化して止まない存在を理解するには、在るべくして在る存在をあるがままに捉えることが必要であるが、その捉え方として、
西洋医学では組織を解剖することにより仕組みや働き、微細な分野の解明までも成し遂げてきた。そして、人々はその研究の恩恵を受けている。現在では遺伝子の操作によりクローンを作り出すことにも成功している。このような形ある存在を基礎として形の中にある変化して止まないエネルギーの本質にアプローチしてきた。
東洋医学では変化して止まない存在をそのまま解明する試みを行ってきた。気の受信である。だが変化するものを定義することは困難で、陰陽五行等の哲学的内容が加味される等の医術理論が作り上げられた。だが、こうした試みは在るがままにしてある生命の真実を説明するには的を射ないものであった。
東洋医学ではインドはチャクラ。中国は十二経絡循環。
身体内にネットワークとして存在する十二経絡循環。臍下丹田にある気海(腎)より始まり、衝脈を下り会陰(性腺)と合流。このエネルギーは脊椎に沿って上がり印堂(脳下垂体)へ至る。脳下垂体のエネルギーは百会(松果腺)と合流。前面を下り甲状腺と合流。さらに紫宮(胸腺)と合流し、太陽神経叢にある中脘穴(膵臓)へ至る。ここに臍下丹田より太陽神経叢へ至るチャクラの循環がある。大切なのはこれらのエネルギーを統合して中脘穴より人体の左右へと肺経・大腸経・胃経・脾経・心経・小腸経・膀胱経・腎経・心包経・三焦経・胆経・肝経、そして再度、肺経へとエネルギーを分配する十二経絡循環を行っていることである。つまり十二経絡循環は導管を持たない腺の循環経路であり、その媒体は支持組織と考えられ、各経絡は独立して存在し、身体を滋養し、異常を反映し、伝導する作用を担う。腺は幹細胞には影響せず、分化した体細胞に作用し、経絡のエネルギー循環に均衡を与えると、神経損傷以外の全ての痛みや各種違和感を瞬時に消失させ、体細胞を蘇生させる事が出来る。
インドのチャクラは内分泌腺の重要ポイントとなっています。 身体内における「気」の循環は導管を持たない腺(内分泌)のネットワークと考えられ、このネットワークの在り方はチャクラと称する、重要な内分泌腺を集合させ、そのエネルギーを身体の左右に分配して十二経絡循環の中に巡らせています。十二経絡循環内のエネルギーは組織細胞や臓腑の営みに比例して存在し、生体の変化を伝導する働きをも担っています。むしろ、腺が組織細胞や臓腑を滋養しているかのようにも感じられます。こうした営みを踏まえて「気」を整えることにより組織細胞臓腑に形成する力を呼び起こさせ、自らの力にて疾病を蘇生出来るようにするのが東洋医学における医術の本質と考えられるのです。
また、十二経絡循環は身体内で独立した支配領域を持っています。気の受信において、各経絡に意識を集中すると身体の営みや変化に見合った波動が伝達されて来たりします。負荷が取れて解放する感覚であったり、負荷がかかり苦しくなる変化であったり、変化が起きなかったりと感受されて来ます。
「過剰は抜き取り、不足は補う」と言うシンプルな論理があります。気の受信では、気の過不足を理解することが出来たりします。そして、過不足に見合った処置を施し、各経絡間のエネルギーに均衡を与えると瞬時にして各種違和感が消失してしまったり、内臓疾患に於ても自らの力で回復するように働き出したりします。これらは、経絡間のエネルギーバランスを整え、均衡を与えるだけなのです。
21世紀の人間にとってはテレパシー的要素が次第に重要視される時代となって行きます。人間は生まれながらにして持ち得ていた、外界や自己の内部に存在しているエネルギー波動を(感受)受信することが出来る自己の能力に初めて目覚めるでしょう。こうした能力(一種のテレパシー)を利用して自己の外界に存在している現象の変化を正しく受信することを学び、さらに近未来においては、僅かな身体内のアンバランスを未然に知覚し、疾病となるはるか以前に自己を管理していくことが可能となって行くでしょう。医学も基礎医学と、外科しか必要としなくなるかもしれません。
こうした外界のエネルギーを受信して感受する能力を利用することは東洋医学では本来当たり前のことだったのですが、歴史の一時期において人間の思考回路が先入観や理論や学説が先行するようになり、形在る物に執れ過ぎ、外界の現象に振り回され、自己の内面の変化に注意をはらわなくなってしまったようです。新しい時代に必要とされるのは外界のエネルギーを受信して感受する元々持ち得ていた自己に気付く事に他なりません。あたかも現代は、仏教の像法時代のように本質を心で感じ取るのではなく、物を見て本質に近づこうとしている方便の域を守り続けています。
子供達の多くは、こうした能力を使用できる状態でいます。例えば、薬を子供に持たせ確認します。「この薬を持ってどんな感じがする」と訪ねると「気持ち悪い」とか「気持ち良い」と返事が返ってきます。手に薬を持つだけで身体に影響する状態が解ってしまうのです。
人類はテレパシーという「言葉」を忘れてしまったのです。地球の歴史の僅か数千年間は人間の能力の一部である視覚に頼り過ぎた文化だったのかもしれません。ですが21世紀では自己の内面の観察が次第に重要視されて行きます。地球人類がテレパシーの能力に目覚めるのはゆっくりですが、確実にやって来ると考えられます。そして真実を正しく検証する為に必要なこれらの行為は、色々なエネルギー波動を正しく受信し感受することの必要性を社会が認める程度に応じて達成されて行くのです。
東洋医学の鍼治療等は現在では刺激療法と化してしまい、本来の意図した内容から外れてしまっています。本来「鍼術の要は氣を整えること」にあり、東洋医学はエネルギーバランスを整える医学だったのです。それは身体細胞の営みと氣の循環とが等しい関係にあることにより、氣の循環を整えれば、身体細胞の営みを正常に戻すことが出来るからに他なりません。ですから鍼治療の本質は人間の氣を整えることにあります。氣(電気的性質を持ったエネルギー)の過不足を正しく感じ取り、不足は補い、過剰は抜き取り身体内のエネルギーに均衡を与えることにより生命活動が円滑に営まれるようにする氣の調整なのです。そして氣を調整することにより組織や臓器などが機能低下していても、身体が自然な営みを取り戻し、身体を活性化し、自らの力で本来あるべき状態に回復させていくことが出来るようになるのです。将来においては古くさい鍼等というものは必要とされなくなって行くでしょう。なぜなら電気的性質を持った氣を動かす方法等は電気の性質が解ればいくらでも可能なのですから。繰り返し述べますが、東洋医学の本質は身体のエネルギーバランスを整える医学なのです。
気は電気的性質を持った意識エネルギーや肉体に躍動する電気エネルギーそのものです。人間の身体内においてこのエネルギーの一部は経絡と言う経路を循環し、血液よりさらに微細なエネルギーとして存在し、身体を滋養しています。内分泌と深く関連しているようです。また、この経絡内を循環するエネルギーには細胞や組織の営みが直接反映しています。それ故、細胞臓腑に異常が発生すると、異常に比例して経絡内にエネルギーの過不足を発生させます。そして、身体内の経絡間における過不足発生による緊張により、人は痛みや、各種違和感を自覚するようになります。
西洋医学において痛みなどは神経の炎症に起因しているとして、鎮痛させる為に神経への色々なアプローチが行われていますが、あまり良い結果が出ていません。それは形ある神経に問題があるのでは無く、多くは、身体内で独立した支配領域を持つ経絡間の緊張を神経が察知し、神経組織を媒体として脳に伝導され、各種違和感として脳が答えていると言えます。神経が損傷すればそれ自体に痛みを感じますが、神経が損傷していない状態での痛みや各種違和感が発生していることを知るべきです。
こうした痛みや各種の違和感の原因を神経が損傷していない環境では身体内を循環している経絡に求めることが出来ます。基本的には身体の左右に十二経絡がエネルギー循環を行っています。この各経絡は組織細胞の営みに比例したエネルギー循環を維持し、身体の一部に損傷が生じると、関連する経絡の支配領域と他の経絡間にエネルギーの差異を発生させます。つまり、経絡間に電位差が発生するわけです。身体内における経絡間に電位差が生じると、神経が経絡間の緊張を察知して脳に伝導して痛みや各種違和感を感じるようになると考えられます。
人間の体表は絶縁されている関係上、体内電位が問題になるはずなのに、体内の電位に関しては余り研究されていないようです。自然界に於ては物質の帯電現象はとても問題になります。ですが、人間の体内の帯電現象には注意が注がれず、せいぜい体表の静電気レベルが問題として取り上げられる程度です。また、心臓の検査では内臓体壁反射として反射部位の電位変化にて疾患を割り出したり出来ますが、組織細胞臓腑における疾病を割り出すのに現在の段階では血液検査や組織チェックの棫を出ていません。ですが、身体内に経絡の独立したネットワークが存在している事が認知されれば現代医療はさらに長足の進歩を約束されることになるでしょう。何故なら、経絡の相互間に存在している電荷の過不足を調整するだけで簡単に鎮痛させたり、各種違和感を解消したり、損傷している細胞組織を自然治癒力にて修復させる事が可能になるからに他なりません。
こうした経絡は神経と同一の存在ではありません。共に独自の支配領域を持っていますが、むしろ神経は経絡の中に包含されて存在している一パーツにしか過ぎないのです。こうした内容の検証は、21世紀において西洋医学が視点を変えて取り組まなければならない大きな命題と言えます。まだ人間は自然界のほんの一部を見つめているに過ぎないのですから。

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